日本人観光客なんて、もっと減ることはあっても増えることはないだろう。

円安なんて全く関係ないよ。

　バカな猿どもは、まず目先の利益しか考えてないので、同じ量しかもらえないことを考えず、朝四つもらえることに喜んだというわけだ。

猿扱いされる韓国の国民

新型iPhoneの大画面、早期レビューは好評
韓国で11月に発売されたアップルの「iPhone 6」〔AFPBB News〕

　さて、最近韓国の民衆は猿でもないのに猿回し（政治家）たちによってこの故事にある猿のような扱いをされている。

　今年の10月1日から端末機流通構造改善法（略して「端通法」）が施行された。

　端通法とは、移動通信市場でマーケティング手段として使われていた補助金問題をより透明にすることで、利用者の権益を保護し、健全な産業発展を誘導するというものである（政府側の論理）。

　これまで韓国の通信キャリアは、日本と同じようにユーザーが他社キャリアからの乗り換える場合、多額の支援金を払って高価な端末をほとんどただで買えるようにしていた。

　それ以外にも、製造会社や購入時期などをうまく狙えば、安価に携帯電話を手に入れることができた。

　これによって、通信キャリア同士の競争が激しくなり、ユーザーの中では情報を知らなかった人たちだけが割高の携帯を買わされるというアンバランスが生じていた。

　そこで、政府はこの無秩序な支援金制度にメスを入れるため上述した端通法を施行し、市場に介入した。

　つまり、みんなが同じ値段で携帯を買えないのは公平じゃないし、会社側は支援金を出す代わりに通信料金を高く設定しているから、これらの弊害をなくすために端通法を施行したというわけだ。

　端通法により、通信キャリアは支援金を国が決めた上限内でしか支払えなくなったため、これまでのような格安の携帯電話はなくなった。つまり、公平にはなったが誰もが高い携帯を買わされることになった。

支援金がダメならリベートを使って安売り

　その結果、携帯の買い控えが始まった。

　しかし、上に政策あれば下に対策ありである。携帯の売れ行きがじり貧になってきた代理店では11月初め、アップルの「iPhone 6」（16GBモデルの出荷価格、78万9800ウォン）の初売りをきっかけに破格の値段（10万〜20万ウォン台）をユーザーに提示した。

　そして、その代理店には発売日の早朝から長い行列ができるという"珍風景"が見られることになった。

　どうしてこんなことができたのか。

　代理店の店主に聞いたところ、携帯1台につき60〜70万ウォンほど通信キャリアからのリベートがあるので、それをユーザーに多く提供した結果だという。

　つまり、通信キャリアは、ユーザーへの直接の支援金がダメなら代理店へのリベートを増やし代理店をそそのかして値引きさせようとしたわけだ。

　しかし、長い行列に並んでやっとiPhone 6を買った人たちは話題にはなったものの、すぐに政府が対処したため、破格の値段で買えた人はわずかだったという。

　面白いのは、代理店にリベートを渡した通信キャリアが、それを使って顧客に端末を安く販売した店にはこれから携帯電話機を支給しないと発表したことだ。そのため、一部の販売店では端末を回収するというハプニングもあった。

　こうした混乱もあって、とにかく韓国の携帯ユーザーたちは未来創造科学部（部は日本の省に当たる）が施行した「端末機流通改善法」にとても不満を持っているのだ。

料金を下げるはずの認可制廃止が裏目に？

　そうすると、今度は通信料金認可制度を廃止することを同部が考えているという。

　この通信料金認可制度とは、政府が業界1位のSKテレコムが新しい料金制度を出す前に事前に検討し認可する制度である。2位、3位の事業者はこれを参考にして料金制を決めるので競争にならないという面があった。

　認可制度をやめ競争を促して通信料金を下げようとの狙いだろうが、市場が思い通りに動くとは限らない。

　SKテレコムは韓国で断トツのマーケットシェアを誇っているので、SKテレコムの料金認可制をなくせば、かえって通信料金が上がるという懸念が巷から聞こえてきたのだ。

　すると、同部ではまたすぐ反応した。通信料金認可制度の廃止はまだ確定した事案ではないとお茶を濁す発表をしたのである。

　さらには、まだ施行されてから1か月しか経っていない端通法そのものに関しても、早くも改正案が出されるという。こうなると国民を猿扱いする朝三暮四ではなく、朝令暮改とも言えそうである。

（続く）
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42159