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10日の朝鮮労働党の創建記念日を迎え、平壌市中心部の「万寿台の丘」を訪れた軍人たち。この日も金正恩第1書記の動静は伝えられなかった(共同)
正恩氏に何が起きている? 異例の動静空白、「クーデター兆候」の仰天情報も
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20141011/frn1410111529003-n1.htm
2014.10.11 夕刊フジ
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の動静が1カ月以上も途絶えている。動静報道の空白は2011年末に最高指導者となって以降最長で、「太り過ぎによる関節障害」や「糖尿病」などの健康不安説が取り沙汰されているほか、「北朝鮮にクーデターの兆候がある」との仰天情報まで飛び交っている。北のトップに何が起きているのか。
「(正恩氏は)現在も党、政府、軍を掌握して精力的に指導している。非常に健康だ」
約8年ぶりの訪朝を終えた朝鮮総連の許宗萬(ホ・ジョンマン)議長は7日、羽田空港で記者団にこう述べ、正恩氏の健康不安説を否定した。
しかし、今回の動静空白はあまりに異例だ。
正恩氏は9月3日に李雪主(リ・ソルジュ)夫人と女性音楽グループ「牡丹峰(モランボン)楽団」の公演を観覧したのを最後に公の場に姿を見せていない。同月25日の最高人民会議(国会)も欠席し、10月10日の朝鮮労働党創建記念日にも動静報道はなかった。
朝鮮中央テレビは9月25日放送の記録映画で、正恩氏が足を引きずって現地指導する7月の映像を流し、「不自由な体なのに人民のための指導の道を炎のように歩み続けるわが元帥」と伝えた。
韓国メディアは、韓国日報が「太り過ぎによる関節障害か、糖尿病の合併症」とする韓国政府当局者の話を紹介。朝鮮日報は「両足首にひびが入る負傷をし、9月中旬に手術を受け入院している」と指摘した。米誌フォーリン・ポリシーは「平壌北東部の江東(カンドン)にある家族用別荘で療養中の可能性がある」と報じている。
元韓国海軍少佐で拓殖大学国際開発研究所の高永●(=吉を2つヨコに並べる)(コウ・ヨンチョル)研究員は「正恩氏は、自ら排泄(はいせつ)ができないほど病状が悪化しているという情報がある。日本人拉致被害者の問題をめぐる日朝交渉が膠着(こうちゃく)したのは、トップ不在によって北朝鮮が意思決定できない状態にあるからだ」と推測する。
さらに、高氏は「北朝鮮で戒厳令が発令されている」との未確認情報が出回っているといい、「イランが北朝鮮に派遣している政府職員が帰国したという話もある。国内で混乱が起きている可能性がある。軍部や労働党の幹部にも現体制に不満を持つ者はいる。体調不良をきっかけに政情が不安定化し、クーデターという形で爆発してもおかしくない」と語った。
これに対し、朝鮮半島情勢に精通する元公安調査庁調査第2部長の菅沼光弘氏は「正恩氏が敷いた『スポーツを強化して国威を発揚する』という方向性は揺らいでいない。クーデターなどが起きる可能性はない。過去にも北朝鮮の要人が長く表に姿を見せず、失脚が取り沙汰されたが、実際は骨折の治療をしていたことがある。正恩氏も療養しているだけではないか」との見方を示した。
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