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記事入力 : 2014/09/20 10:44
北朝鮮、中国との敵対的関係に危機意識[朝鮮日報]
労働新聞「中朝関係を同盟に変えなければ危険」
金正恩第1書記訪中の必要性を強調か
北朝鮮・朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』は18日「白頭山の偉人の信念がこもった赤い旗」と題する記事で、1933年に金日成(キム・イルソン)氏が中国の軍閥出身の救国軍と同盟を実現させたエピソードを紹介し「救国軍との関係を敵対的関係から同盟関係へと転換させることが、朝鮮の革命家に、革命を継続するかしないかという運命的問題として提示された」と記した。
北朝鮮の指導部が、かつての事例を引き合いに出して、敵対的な関係に変わりつつある中朝関係を同盟関係へと転換しなければ北朝鮮の存立そのものが危うい、という危機意識をほのめかしたものとみられている。
また同紙は「(金日成氏が)救国軍の呉義成司令と繰り広げた羅子溝談判は、命を懸けた冒険だった。首領様自らの統率の下、隊伍の先頭で赤い旗が翻った」と書いた。また、金正日(キム・ジョンイル)総書記の執務室に掲げられていた風景画は、金日成遊撃隊の指揮所があった腰営溝の絵で「首領様はここから、粛班(粛清工作班の略。1930年代の満州では、中国人の共産党指導部が、遊撃隊をはじめとする朝鮮人数千人を『日本のスパイ』だとして追及・粛清した)提唱者らとの対決の場である大荒威へと勇んで旅立たれ、朝鮮革命をお救いになった」と記した。
これは、北朝鮮が現在の中朝関係を1930年代の共産遊撃隊と中国救国軍の敵対的関係と同じだと認識しており、中国との関係を解決するためには金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の訪中が必要、という点を強調する意図があると解釈されている。
北朝鮮の事情に詳しい消息筋は「中国との関係を改善するため、北朝鮮はいかなる形式であれ、金正恩第1書記の訪中を推し進めるとみられる」と語った。
キム・ミョンソン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/09/20/2014092000976.html
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