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2014年08月15日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆ローマ法王フランシスコ1世が8月14日、韓国のソウルに到着した。ローマ法王の韓国訪問は25年ぶりという。朝鮮半島は、「朝鮮戦争が休戦状態」のままであり、「核戦争の戦場の1つ」に数え上げられている。そのなかで、世界のロイヤルファミリーが、「中国4分割・東北部(旧満州)にユダヤ国家=ネオ・マンチュリア建国」「北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)による大高句麗建国」を2020年ごろまでに実現しようとしており、フランシスコ1世も、賛同していると言われている。それは、「第3次世界大戦」を回避させたい一心からだ。
フランシスコ1世は、18日まで5日間の日程で韓国に滞在し、青瓦台で朴槿恵大統領と会談する。このなかで、「第2次朝鮮戦争」が勃発して、「第3次世界大戦」を誘発させないよう朴槿恵大統領に諭す。これに対して、朴槿恵大統領は、フランシスコ1世に懺悔するとともに、「戦争回避に向けて全力を上げる」と約束する。朴槿恵大統領は2014年1月、北朝鮮の朴宜春外相(当時)との間で、朝鮮半島統一に合意しているので、「統一の仕方」などについて、腐心している。
◆だが、国連軍として派遣されている韓国駐留の米軍は2015年12月末に「戦時作戦統制権」を韓国軍に移管することにしている。だが、国連と韓国との相互防衛条約が消滅してしまうと、韓国の安全保障が保てなくなり、朝鮮半島の軍事情勢が、途端に不安定になってしまい、不測の事態が起きないとは限らない。そこで、韓国は、「戦時作戦統制権」を韓国軍に移管する時期の「延長」を米国側に要請している。
KBSニュースは8月8日午前6時、「【米韓】「戦時作戦統制権」の韓国への移管、2020年以降で調整か!」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
「2015年12月に予定されている戦時作戦統制権の韓国への移管について、韓国とアメリカは、移管時期を2020年以降に延期する方向で調整しているもようです。韓国の柳済昇(リュ・ジェスン)国防部国防政策室長とアメリカのヘルビー国防次官補代理は6日、アメリカ国防総省で、戦時作戦統制権の韓国への移管問題について協議し、移管の時期をはじめ、北韓の核・ミサイルによる脅威に対する韓国軍の対応能力など、移管の条件について、集中的に話しあったものとみられています。これについて、ワシントンの消息筋は、「2020年以降、北韓の脅威に対する韓国軍の対応能力が整った時点で、戦時作戦統制権を移管する方向で調整が行われている」との見方を示しました。両国は、来月、ソウルで韓米統合国防協議会を開くことにしていて、移管の時期や条件を確定たうえで、10月にワシントンで開かれる韓米安保協議会で最終的な結論を発表することにしています」
◆フランシスコ1世は2014年5月にパレスチナ自治区とイスラエルを訪問したのに続き、東アジアを訪問先とした。これは、第3次世界大戦を勃発させようとしている勢力が、「イスラエル、パレスチナ、イラク、イラン、パキスタン、インド、中国、朝鮮半島」のラインに「核戦争の戦場」(イスラエルとイランの核戦争、パキスタンとインドの核戦争、インドと中国の核戦争、朝鮮半島の核戦争)を設定しているからである。イスラエルと朝鮮半島が、直結しているのだ。
これらの核戦争を何が何でも回避させなくてはならないのに、ベネディクト16世(在位:2005年4月19日〜2013年2月28日)は、「悪魔のささやき」に負けて、バチカンをマネーロンダリングや児童の性的虐待など腐敗や醜聞塗れにしたうえに、第3次世界大戦を食い止める努力を怠った責任を取り、1415年のグレゴリオ12世以来、ほぼ600年ぶりに生前退位を余儀なくされた。
フランシスコ1世は2014年5月26日、ヘリコプターで直接イスラエルのベングリオン空港に着陸し、イスラエル訪問を開始、空港では、シモン・ペレス大統領、ネタニヤフ首相が出迎えた。フランシスコ1世は、東エルサレムの神殿の丘(岩のドーム、アル・アクサ・モスク及びユダヤ教の聖地である嘆きの壁)を訪問した。「嘆きの壁」に額を当てて、懺悔するとともに祈りを捧げた後、ペレス大統領、ユダヤ教のアシュケナージ首席ラビ/ダヴィド・ラウ師とセファルディ首席ラビ/イツハク・ヨセフ師、イスラム教スンナ派(スンニ派)エルサレムの大ムフティー/ムハンマド・アフマド・フセイン師と会見している。
【参考引用】CNNが8月14日午前11時12分、「ローマ法王、25年ぶり韓国訪問」という見出しをつけて、次のように配信した。
「(CNN)ローマ法王フランシスコが14日、韓国のソウルに到着した。ローマ法王の韓国訪問は25年ぶり。南米やアフリカ、アジアでカトリック信者が増えている現実を反映した象徴的な訪問となる。フランシスコ法王は18日まで5日間の日程で韓国に滞在し、青瓦台で朴槿恵(パククネ)大統領と会談するほか、旅客船セウォル号の沈没事故の犠牲者の遺族らのためにミサを開く。このミサには、第2次世界大戦中に旧日本軍によって強制的に従軍慰安婦にされた女性たちの遺族なども出席する。また、『アジア青年の日』の記念ミサでアジアの若い信者たちと交流するほか、1791〜1888年にかけて殺害された韓国人殉教者ら124人を福者に列する。最終日の18日にはソウル市内の教会で『平和と和解のミサ』を開き、南北関係の平和などを願って祈りをささげる。韓国のカトリック信者は2005年の520万人から13年には540万人へと増えた。ただ人口に占める割合は10.4%にとどまり、仏教徒やプロテスタント信者が多数を占めている」
朝日新聞DIGITALが8月13日午後11時29分、「韓国、ローマ法王訪問控え歓迎ムード 平和の訴え発信へ」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王が14日に韓国を訪れる。世界11億の信徒のトップである法王の東アジア訪問は25年ぶり。領土問題などで日本を含む各国の対立が続くなかで、終戦記念日をまたぐ時期を選び、平和を訴えるメッセージを発信する。『アジアは政治経済で重要度が増している。法王は訪問先の韓国だけでなく、大陸全体に向けてメッセージを送る。対話を通してのみ、問題は解決できると』。バチカンのパロリン国務長官は12日、今回の訪問の意義を語った。昨年就任したフランシスコ法王は『人々の懸け橋』を信条とする。今年5月にパレスチナ自治区とイスラエルを訪問したのに続き、東アジアを訪問先とした。16世紀に日本に布教したフランシスコ・ザビエル、中国に布教したマテオ・リッチと同じイエズス会で活動し、若い頃に日本での布教を希望したこともある。訪韓準備委員会の委員長を務める姜禹一(カンウイル)司教は『冷戦が終わっていない朝鮮半島、領土問題で各国の緊張が高まる東アジアを訪れ、平和に貢献したいという思いの表れだ』と語る。(ソウル=石田博士、東岡徹)」
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