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12日、韓国の光州広域市で来月美術展が開催予定だが、朴槿恵大統領を風刺した作品の展示が拒否され、物議を醸している。11日には、同美術展に出展予定だった芸術家2人が作品の展示を取りやめ、主催側に抗議している。資料写真。
朴大統領は“カカシ”、「風刺画」のため展示を拒否の主催側に抗議の声=絵には安倍首相も―韓国メディア
http://www.recordchina.co.jp/a92502.html
2014年8月12日 12時14分
2014年8月12日、韓国の光州広域市で来月美術展が開催予定だが、朴槿恵(パク・クネ)大統領を風刺した作品の展示が拒否され、物議を醸している。11日には、同美術展に出展予定だった芸術家2人が作品の展示を取りやめ、主催側に抗議している。韓国の報道を引用し環球時報(電子版)が伝えた。
韓国・聯合ニュースは11日、「韓国の画家は、美術展にセウォル号を題材とした絵の展示を計画していた。この絵は、朴大統領をカカシに見立て、韓国軍と金淇春(キム・ギチュン)大統領秘書室長が背後から操っているという構図。ところが、主催側は絵が朴大統領を風刺していると判断し、展示を拒否。これに一部の芸術家が不満を漏らしている」と報じた。
作品の展示を取りやめる予定の芸術家は、「大統領の風刺というだけで展示ができないのは、芸術が政治の影に覆い隠されたことを意味する。主催側の決定は恥だ」と抗議。さらに、光州の複数の市民団体は11日、「主催側の決定は“国民の芸術の自由を侵害”している」との声明を発表し、主催側に画家への謝罪を求めている。
一方で、光州広域市の市長は「画家の創作の自由は尊重すべきだが、光州広域市の美術展が政治的な物議を醸すことは望んでいない」と発言。さらに一部の韓国保守団体は、展示を拒否された画家の作品は「名誉毀損(きそん)」だと主張している。
このほか、韓国日報は「展示拒否の作品では、安倍首相や韓国の首相に指名され辞退した文昌克(ムン・チャングク)元中央日報主筆、李明博(イ・ミョンバク)元大統領なども描かれていた。韓国政府は大統領の印象を重視しており、今月3日に日本の産経新聞が『セウォル号事故当日、朴大統領は男性と密会』と報道したことに対して厳しく抗議している」と伝えている。(翻訳・編集/内山)
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