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中国の外交的勝利(アセアン外相会議)
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2014年08月10日 NEVADAブログ
アセアン外相会議では中国の根回し(外交戦略)が成功し、共同声明では『南シナ海』問題について言及されることなく終わり、中国の王外相は会議後に堂々と『もはな南シナ海には緊張は存在せず』と述べ勝利宣言を出しています。
これはアメリカの戦略ミスも原因と言われており、ケリー国務長官が戦略なしにミャンマーのセイン大統領にミャンマーの人権問題を追及した為に議長国であるミャンマーが態度を硬化させ、中国よりの態度をとったと言われてもいるのです。
勿論、その前から中国は外交攻勢をかけて、ミャンマーには『求めるものならなんでもやる』と言われる位、大盤振る舞いした結果が今回の勝利に繋がった訳であり、中国の戦略的勝利と言えます。
この大盤振る舞い(外交攻勢)は何もミャンマーだけではなく、カンボジア、マレーシア、タイにも及び、これらの国が中国側についたり、中立的立場をとった為に、領有権問題を議題に上げて共同声明文に盛り込もうとしたフィリピン・ベトナムに賛同する国が無かったと言われているのです。
アセアンは10ケ国であり、ミャンマー、カンボジア、マレーシア、タイが中国側につけば半分をおさえたことになり、残りで韓国も中国に従わざるを得ない立場になっており、単純計算しましても中国側には6ヶ国つき残りは4ケ国であり、しかも議長国が中国寄りとなれば、残りの国が何を言いましても勝てません。
では日本はどう対応したのでしょうか?
一部の外交筋の話では、中国から南シナ海問題に首を突っ込まないのなら、中国とも韓国とも外相会談を開いてやってもよいと言われて、それに日本が乗ったとも言われており、日本は裏切り者だと言う代表団もいたようで、今後、中国が南シナ海で灯台を建設したり空港を建設したりすることに邁進し、一層ベトナム、フィリピンは追い詰められますが、日本は何も言えない状態に追い込まれます。
日本はアセアン各国からも蔑まれることになるかも知れませんが、ケリー国務長官を早く追放するのが一番かも知れません。
中東和平に一番必要なことはケリーを追放することだという声もあるようで、このような混乱期に一番長い夏休みをとるオバマ大統領ともどもワシントンに戻って来るな、という国務省関係者もいると言われています。
中国の高笑いが聞こえて来るようです。
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