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「日本の岸田外相がベトナムに軍艦6隻を供与する」（BBC、IRIBラジオ日本語、ロシアの声、ベトナムの声放送局）
(Japan gives Vietnam six navy ships amid regional tension: BBC NEWS ASIA)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-28599397
2014年8月1日 最終更新12:44
地域の緊張の最中、日本はベトナムに6隻の軍艦を供与
日本側の話では同国はベトナムに、南シナ海警備のために6隻の軍艦を供与する予定だ。この海は中国と海上の主権をめぐる主張がかち合い、地域的な緊張の最中にある。
5億円（290万ポンド、500万ドル）相当のこの申し出は、岸田文雄・日本外相のハノイ訪問中に発表された。
5月、中国は油田掘削装置を係争中の水域に移動させてベトナムを怒らせ、ベトナム国内で非常に激しい抗議行動が発生した。
日本・中国の双方は、釣魚または尖閣として知られる島々の主権を主張している。
この6隻の艦艇は中古船だが、沿岸警備と漁業調査を支援するための装備が施され、訓練も併せて行われると、岸田氏は記者たちに語った。
彼はまた、越日両国は地域の海における「平和と安定の維持」について、また、紛争は「国際法に準拠して」解決しなければならないと合意したと語った。
中国の安全保障政策の専門家ユン・スン氏は、中国は、日本からの贈り物をベトナムと「協調する態勢」の表れと見なし「敵対的と認識する」かも知れないと述べていると、ベトナムのタイン・ニエン・ニュースは伝えている。
これに先立ち、同様に領土紛争で中国と四つに組んでいるフィリピンが、国内の米軍部隊のプレゼンスを強化するために、4月に米国と軍事協定を結んだ。この動きは中国を怒らせた。
中国は、同国は地域の安定を優先し「平和的開発」を望んでいると、繰り返し協調している。
しかし、中国のプレゼンスがこの数年で急速に確立されたことを考え、近隣諸国はこうした主張に対して慎重な姿勢を崩していない。
5月、海洋石油981掘削装置が、ベトナム沖にある係争中のパラセル諸島に移動したことが切っ掛けとなり、中越関係が最悪の状況を迎えた。
ベトナムで反中暴動が発生し、その間、怒った労働者たちが一部の地区で外資系工場を襲撃した。その結果、少なくとも2人が死亡し、数十人が負傷した。いくつもの工場が全焼などの被害を受けた。
中越両国政府の船が掘削装置の近くで度々衝突し、体当たりや放水砲の応酬を繰り広げた。
結局7月、中国は計画よりひと月早く掘削装置を撤去した。
最近は、東シナ海の釣魚または尖閣諸島で進行中の紛争のために中日関係も悪化しており、両国の船が互いににらみ合うことが恒常化している。
日本は同諸島にある5つの無人島に名前を付けた。諸通信社によれば、政府は金曜日にこれらの名前を発表した際、この措置の意図は、島々が日本に属することを一般国民によりよく知って貰うことにあると語った。
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（IRIBラジオ日本語）
http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/47263-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%A4%96%E7%9B%B8%E3%81%AE%E3%83%99%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%A0%E8%A8%AA%E5%95%8F
2014/08/02(土曜) 20:26
ホセイニー解説員
日本の岸田外務大臣が、ベトナムとの協力を深める2日間の会議に出席するため、同国を訪問しています。岸田大臣は1日金曜、「日本はまもなく6隻の船舶をベトナム軍に無償で供与し、南シナ海におけるベトナムの駐留を強化する」と語りました。さらに、「5億円と見積もられるこれらの船舶に加えて、日本はまもなくベトナムの沿岸警備隊を装備させ、彼らに訓練を行う」としました。岸田大臣は、「この装備が、南シナ海における沿岸の治安確保におけるベトナムの能力を強化することを期待している」としました。
岸田外務大臣のベトナム訪問と6隻の船舶の供与について、政治問題の専門家は、これを南シナ海で中国をけん制するための日本政府の新たな措置だと見ています。岸田大臣はハノイでの記者会見で、ベトナムへの船舶の供与を地域の安定を促すものだと説明し、「南シナ海と東シナ海の安定抜きに、繁栄と福祉は存在しない」と述べましたが、政治問題の専門家は、中国とベトナムなどの一部の国との対立に注目することでこの種の動きを挑発的で、地域の緊張を激化させるものだとしています。というのも、これ以前にも、南シナ海の領有権をめぐる中国とフィリピンの対立の高まりを受け、アメリカはフィリピンを支持するために自国の艦艇を派遣しただけでなく、フィリピン軍に新型の兵器を供与することで、中国とフィリピンの対立を煽ろうとしました。これにより、政治評論家は、右寄りの安倍政権は、アメリカの政策に同調し、中国をけん制する政策にベトナムを巻き込もうとしていると見ています。
アメリカは中国をけん制するための地域における新たな戦略の中で、対中国前線を作ろうとしており、この前線にはアメリカの同盟国に加えて、中国と領土問題を抱える国々が含まれています。ベトナムは、中国と同様、共産党によって運営されています。しかしながら、中国とベトナムの領土問題の高まりは、現在、中国のけん制に向けて、アメリカと日本をベトナムとの幅広い協力に向かわせています。
とはいえ、日本政府はこうした目的を実現するために、軍事分野でベトナムに経済支援を提示すると共に、同国との関係を拡大しようとしています。現在、日本はベトナムの主な貿易相手国とされていますが、安倍政権による憲法の新解釈と防衛政策の変更は、両国の軍事協力に向けた下地を整えています。
日本がベトナムに船舶6隻を供与し、ベトナム海軍の強化を強調していることは、これまで政治や産業の分野での協力に限られていた日本とベトナムの協力が今後は拡大され、それに両国の軍事協力を含む、ということを示しています。実際、日本はこの措置により、日本製の兵器輸出に向けた地域での新たな市場の獲得に加えて、南シナ海の治安問題に介入しようとしていると言うべきでしょう。しかしながら日本政府は、国内や地域レベルでの反対を回避するため、この進出を、南シナ海で貿易の安全を確保するためのものだと正当化しようとしています。
中国政府は、東シナ海と南シナ海を、中国の領海の一部とみなし、その領有権を交渉不可能な問題だとしていますが、日本と東南アジア諸国の一部は、中国とこれらの海域の領有権をめぐって対立しています。この対立は現状において、この地域諸国が互いに距離をとり、アメリカがこれを利用する要因となっているのです。
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（ロシアの声）
http://japanese.ruvr.ru/news/2014_08_01/nihon-betonamu/
8月 1 , 10:40
日本、ベトナムの領海警備のため船6隻を提供
日本はベトナムに対し、海上安全保障強化の目的で、領海警備の船6隻を提供する。岸田外相が訪問先のハノイで、ベトナム副首相ファム・ビン・ミン氏との会談の後、述べた。
共同通信によれば、6隻のうち4隻が商用漁業船で、残り2隻が農林水産省に贈られる。排水量は600トンから800トン。
イタル・タス
日本関連, ベトナム, 政治
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（ベトナムの声放送局）
http://vovworld.vn/ja-JP/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%82%BA%E3%83%B3%E9%A6%96%E7%9B%B8%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E4%BC%9A%E8%A6%8B/259797.vov
ズン首相、日本外相と会見
2014年8月1日 - 21:52:49
写真：VGP/Nhat Bac
8月1日、ハノイで、グェン・タン・ズン首相はベトナムを訪問中の岸田・文雄外相と会見しました。席上、ズン首相は両国の友好協力関係を深化させるとの希望を表明したほか、今後、両国は政治、外交、経済、通商、文化、教育、化学技術、観光、草の根外交、国防の各分野で協力を更に強化するよう要請しました。
また、ズン首相は日本に対し、対ベトナムODA供与を継続し、日本企業にベトナムへの投資を激励し、日本に派遣されるベトナム人労働者や看護婦に有利な条件を作り出すよう希望を表明しました。
更にズン首相は日本側と連携して、越日大学を設立すると明らかにしました。
8月1日、ハノイで、グェン・タン・ズン首相はベトナムを訪問中の岸田・文雄外相と会見しました。席上、ズン首相は両国の友好協力関係を深化させるとの希望を表明したほか、今後、両国は政治、外交、経済、通商、文化、教育、化学技術、観光、草の根外交、国防の各分野で協力を更に強化するよう要請しました。
また、ズン首相は日本に対し、対ベトナムODA供与を継続し、日本企業にベトナムへの投資を激励し、日本に派遣されるベトナム人労働者や看護婦に有利な条件を作り出すよう希望を表明しました。
更にズン首相は日本側と連携して、越日大学を設立すると明らかにしました。
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（ベトナムの声放送局）
http://vovworld.vn/ja-JP/%E6%97%A5%E8%B6%8A%E9%96%A2%E4%BF%82/%E3%82%B5%E3%83%B3%E4%B8%BB%E5%B8%AD%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%96%E7%9B%B8%E3%81%A8%E4%BC%9A%E8%A6%8B/259904.vov
サン主席、日本外相と会見
2014年8月2日 - 16:26:11
8月1日午後、チュオン・タン・サン国家主席はベトナムを訪問中の日本の岸田 文雄外相と会見しました。
席上、サン主席は日本がベトナム経済発展事業を支援してきたことに感謝の意を表明した上で、「ベトナムは、アジア太平洋地域の平和、安定、発展のために取り組んでいる日本を支持している」と明らかにしました。
また、サン主席は「両国は高級レベルの相互訪問を維持する必要がある」と訴えました。経済協力に関して、サン主席は「ベトナムの各機関は日本企業に有利な条件を作り出し、困難解決策を取っている」と明らかにしました。
これに対し、岸田外相は「日本はエネルギー分野でベトナムと協力したい」と強調しました。一方、地域と世界情勢に関して、岸田 外相は1982年国連海洋法条約に沿って平和対話を通じて海上問題を解決するというベトナムの立場に支持を表明しました。
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（投稿者より）
BBC、IRIBラジオ日本語、ロシアの声、ベトナムの声放送局の各サイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
BBCは事態の経緯を淡々と述べています。イランの反米基調もいつもの通りです。
ロシアはベトナムに潜水艦を売っていますが、ロシアの声の記事はあっさりしています。ベトナムの声は中国との紛争の際は一大キャンペーンを張っていたのですが、船舶供与の件は一言も書いていません。何か期する所があるのでしょうか？
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