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(回答先: 北朝鮮が最高レベルの声明を発して和解を叫ぶ、韓国側は「いまだかつてない」―中国紙 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 09 日 01:25:45)
朝鮮民主主義人民共和国政府声明(全文)
【平壌7月7日発朝鮮中央通信】不世出の愛国者である金日成主席が、祖国統一に関する歴史的な書類に生涯の最後の親筆を残した時から20年になる。
主席は、国が分裂された初期から民族の分裂について誰よりも胸を痛め、わが民族に統一された祖国を与えようと一生涯、労苦と心血を注いで自主統一の強固な土台をもたらした。
金正日総書記は、主席が打ち出した自主的な統一路線と方案を祖国統一の3大憲章に定立し、二度の北南首脳の対面をもたらしてわが民族同士の理念の下で前進する自主統一の新時代、6・15統一時代を開いてくれた。
金日成大元帥と金正日大元帥が提示した祖国統一の路線と政策、方案と方途は最も正確で公明正大なものであるため、今日も全同胞の支持を受けており、統一の前途を明るく照らしている。
金正恩元帥は、大元帥たちの高志を体して祖国統一の歴史的偉業を成し遂げるためのわが人民と全民族のたたかいを精力的に導いている。
大元帥たちの統一遺訓の貫徹を最大の崇高な使命とする元帥の指導に従って、北南関係の改善と祖国統一の新たな転換の時代を切り開こうとするのはわが共和国政府の確固たる意志である。
こんにち、わが民族の祖国統一偉業は内外の反統一勢力の悪らつな挑戦と妨害策動によって、大きな難関と試練をなめている。
南朝鮮に保守「政権」が発足した以降、6・15時代のすべての成果が無残に蹂躙(じゅうりん)され、北南関係は最悪の破局状態に瀕し、朝鮮半島で核戦争の危険が日を追って高まっている。
米国の覇権主義的な対アジア戦略によって新たな冷戦構図が形成されている北東アジア地域の情勢は複雑多端である。
列強の先鋭な葛藤と覇権争いが朝鮮半島を巡って激化されているこんにち、この地の主人である北と南が百害あって一利もない対決を続けるなら、統一はおろか民族の運命は外部勢力に翻弄されるであろう。
今こそ、北と南が民族の尊厳と名誉をかけて同胞の運命と未来に責任を持って開拓していくべき重大な時期である。
朝鮮民主主義人民共和国政府は、現時期、民族の前に横たわっている難局を打開して北南関係を改善し、自主統一の新たな転換的局面を切り開こうとする愛国・愛族の一念から次のように闡(せん)明する。
1.北と南は、無謀な敵対と対決の状態に終止符を打ち、和解と団結の道を開かなければならない。
今、朝鮮半島には敵対と対決が極度に達し、いささかの言行や些細な摩擦も危険な衝突と民族的破滅へつながりうる重大な情勢が持続している。
民族共同の偉業のために全同胞が力と知恵を合わせなければならない重大な時期に、同族同士で消耗的な政争で民族の惨禍を呼び寄せる悲劇的事態をこれ以上放置してはならない。
北と南は、民族の運命のために新たな観点、新たな立場から関係改善の道を開かなければならない。
思想と制度が異なれば無鉄砲に敵視していた冷戦時代の観念から断じて脱する時になった。
相異なる思想と制度を持つ民族と国が互いに協力し、共存するこんにちの世界で、思想と制度の差が互いに敵視し、たたかわなければならないいかなる理由にもならない。
南朝鮮当局は時代錯誤の敵対観念を捨て、同族対決政策を連北和解政策に替える大勇断を下さなければならない。
同族に対する敵視政策の集中的所産である外部勢力と結託した各種の北侵戦争演習を全面中止しなければならない。
統一のための全同胞の献身と闘争の貴重な実である北南合意を尊重し、履行するのは、
和解と団結のための基本要求である。
南朝鮮で「政権」が代わるたびに、民族共同の合意が否定されて対決に悪用される不正常な慣行は必ず終息されるべきである。
南朝鮮当局が心から北南関係を改善する意思があるならば、北南首脳によってもたらされた6・15、10・4の両宣言をはじめ北南共同の合意を尊重し、履行する道に出なければならない。
2.北と南は、外部勢力依存に反対し、すべての問題をわが民族同士で解決していかなければならない。
千年、万年が経っても、外部勢力はわが民族の念願と利益を代弁することができない。
これは、事大で亡国を強いられたわが民族の過去史と、こんにち外部勢力の介入によって内戦と混乱に陥った諸国の残酷な現実が見せる深刻な教訓である。
北と南は、いかなる場合にもわが国の分裂を通じて漁夫の利を得ようとする外部勢力のいけにえになってはならない。
北と南は、民族優先、民族重視、民族団結の立場に立ってすべての問題を民族共同の利益に即してわが民族同士で解決していかなければならない。
民族内部問題を外部へ持ち出して「支持」を請託し、同族を謀略にかけて害する「制裁」と「共助」を哀願するのは、民族の運命を外部勢力の玩弄物に委ねる恥ずべき事大・売国行為である。
われわれの核は統一の障害でも、北南関係改善の歯止めでもなく、共和国の核武力は外部勢力の侵略野望を抑止し、自主統一と民族万代の平和と安全、繁栄のための確固たる保証である。
南朝鮮当局は、われわれの核問題にかこつけて外部へ出て「共助」を請託する無謀な行為を取り止めなければならない。
北と南は、民族内部問題に干渉しようとする外部勢力の不当な行為を一切許してはならず、それに共同で立ち向かっていかなければならない。
わが民族が志を集め、力を合わせればいかなる問題も解決できないことがない。
われわれは、北南関係、国の統一問題を民族の志向と念願に即して解決していこうとする立場に立つなら、南朝鮮当局を含む誰とでも手を取って進むであろう。
3.北と南は、全同胞が支持し、民族の共同繁栄を裏付ける合理的な統一方案を志向していかなければならない。
相異なる思想と制度が存在するわが国の現実で、連邦制方式によって統一を成し遂げるべきだという同胞の志向と要求は日増しに高まっている。
南朝鮮の保守勢力が「信頼プロセス」だの、「ドレスデン宣言」だのというベールをかぶって「制度統一」「吸収統一」を追求しているのは、時代に逆行する反民族的行為である。
北と南にほぼ70年間も相異なる思想と制度が存在し、互いに自分の体制を固守している状況で、体制統一はすなわち戦争の道を意味する。
同族が長久の期間分かれて生きてきたことだけでも胸が張り裂けそうなことだが、北と南が自分の制度だけを固執して戦争の災いを呼び寄せるなら、それほど恥ずべき自滅行為はないであろう。
北と南は、6・15共同宣言で北側の低い段階の連邦制案と南側の連合制案が互いに共通性があると認め、今後その方向で統一を志向させていくことで合意した。
北と南は、連邦・連合制方式の統一方案を具体化し、実現するために努力することによって、共存、共栄、共利を積極的に図っていかなければならない。
4.北と南は、関係改善に有利な雰囲気をつくっていかなければならない。
現時期、和解と団結の有利な雰囲気を積極的につくっていくのは、極度に悪化した北南関係を改善していくための必須の前提である。
同族間に誤解と不信を助長するあらゆる誹謗・中傷から終息させなければならない。
北南間の血縁的きずなと同胞愛の情を遮っている法律的・制度的措置を解除し、接触と往来、協力と対話の道を開かなければならない。
南朝鮮で「従北剔抉」騒動によって各階層の統一熱望が蹂躙(じゅうりん)され、反共和国敵対意識が鼓吹される不正常な事態が一日も早く中止されなければならない。
われわれは差し当たり、北南関係を改善して民族団結の雰囲気をもたらすために、南朝鮮の仁川で行われる第17回アジア競技大会にわれわれの選手団と共に応援団を派遣することにした。
われわれの今回の誠意ある措置は、冷却した北南関係を民族的和解の熱気で溶かし、全朝鮮民族の統一意志を内外に誇示することになるであろう。
上記のようなわれわれの原則的な立場と善意の措置が実現されるならば、悪化した北南関係を正常化して朝鮮半島情勢を緩和し、民族的和解と団結を成し遂げるうえで転換的契機がもたらされることになるであろう。
われわれは、北南関係と自主統一の新しい活路を開こうとする崇高な責任感から出発した共和国政府の原則的な立場を全同胞が積極的に支持し、南朝鮮当局がそれに呼応するとの期待を表明する。
チュチェ103(2014)年7月7日
平 壌
http://www.kcna.kp/kcna.user.article.retrieveNewsViewInfoList.kcmsf;jsessionid=E3A276E23E71EB85D5699175AB8851D5
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