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中国の王毅外相(左)と握手する尹炳世外相。「反日、親中」を進める朴大統領のイエスマンだ(共同)
韓国外相の反日強硬外交に猛批判 地元メディア「尹炳世の壁があまりに頑固」
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140708/frn1407081810006-n1.htm
2014.07.08 夕刊フジ
韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相が、地元メディアから袋だたきに遭っている。強硬一辺倒の対日外交が全く効果を発揮していないとして、「このままではダメだ」(韓国紙・中央日報)というのだ。尹氏の外交方針は、朴槿恵(パク・クネ)大統領の顔色をうかがった産物との指摘もあるため、批判が朴氏に飛び火する可能性もある。
朴氏は6月の統一地方選後、内閣改造に着手した。首相候補は2人連続で辞退に追い込まれ、最終的には辞意表明していた鄭●(=火へんに共)原(チョン・ホンウォン)首相を留任させるドタバタ劇を演じたが、尹氏の留任は早々に決まった。この留任人事が波紋を呼んでいる。
「韓国と日本の間には高官級の対話チャンネルがない。『尹炳世の壁』があまりに頑固なのだ」
中央日報の金永煕(キム・ヨンヒ)国際問題論説委員は6月20日付のコラムでこう指摘し、「韓国の外相が就任後一度も駐韓日本大使に会っていないことを誰が納得するだろうか」と嘆いた。
朝鮮日報も同月26日の社説で「外交における戦略の不在は外交政策全体の動揺につながった」として、尹氏の外交スタイルを批判した。
尹氏は、強硬な「反日政策」を展開した革新系の盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で、国家安全保障会議(NSC)政策調整室長や外交次官補、青瓦台(大統領府)外交安保首席秘書官を歴任した元外交官。一部の外交関係者の間では「ウルトラマンに登場する怪獣ダダに似ている」と評判だ。
盧政権での働きが気に入られたのか、保守系の朴政権発足時に外相に起用されたが、外交手腕を疑問視する声は根強い。昨年7月、斎木昭隆外務事務次官と会談した際、尹氏が時計ばかりチラチラとみていた「時計事件」は、不誠実さを物語るエピソードとして語り継がれている。
韓国メディアが「対日外交」で関心を寄せるのは、(1)拉致問題を解決するための日朝協議(2)慰安婦募集の強制性を認めた1993年の河野洋平官房長官談話の検証(3)集団的自衛権の行使容認。
いずれも、韓国政府が懸念を示してきた問題だが、安倍晋三政権は着々と前進させている。日本の外務省内に「韓国や中国が嫌がる政策は、その国との外交関係が停滞しているときにこそ、ガンガンやるべきだ」(幹部)という考え方があるためで、課題解決の絶好機とみているのだ。
これには韓国メディアも焦りを隠せない。「安倍内閣が韓国の反発など意に介さないかのような態度を取っているのも、韓国外交の戦略不在と無関係ではない」(朝鮮日報)と、尹氏へのイラ立ちを募らせている。
どうして、尹氏が集中攻撃されるのか。
韓国事情に詳しいジャーナリストの室谷克実氏は「(完全に上司にイエスマンの)尹氏は外務省内でも評判が悪い」といい、こう続ける。
「朝鮮日報も中央日報も保守系メディアで、朴氏らセヌリ党を支持している。『支持率に陰りが見える朴氏を批判をすれば、次期大統領選で革新系の新政治民主連合の候補を利してしまう』という計算が働いているのではないか」
ただ、朴氏がいつまでも安全圏にいられるわけではない。
中央日報は「尹長官が強硬姿勢を変えなければ、朴大統領が彼に対話モードに姿勢を緩和するよう指示するほかない」と求めており、今後、朴氏の指導力が問われる場面もありそうだ。
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