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韓国人に言う!中韓接近は韓国の得にはならない
http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogasawaraseiji/20140705-00037108/
2014年7月5日 11時13分 小笠原 誠治 | 経済コラムニスト
中国と韓国が接近しています。
何故それが分かるのか?
何故ならば、一つには、中国の首脳が就任後韓国や北朝鮮を訪れる際には、従来、必ず北朝鮮を先に訪問していたのが、今回は韓国を先に訪問しているからなのです。
それに、韓国と中国は最近タッグを組んで、歴史問題を材料にして日本を攻撃する作戦に出ているからです。
ということで、日本人からすれば、中韓が接近していると聞けば心穏やかでいる訳にはいかなくなるのです。
貴方もそうお感じになりますか?
えっ、何も感じない? だって、もう中韓には愛想が尽きているから?
まあ、私も似たような感情を禁じ得ませんが...ただ、その一方で、我々は同じアジアの人間だろうという思いもするのです。つまり、韓国が悪く言われたり、中国が悪く言われることは決してアジア全体としてはプラスになることではないのです。だから、私は敢えて韓国に一言言いたいのです。
いずれにしても、何故中韓は接近しているのか? それによって何か得になるのか?
先ず中国の立場から考えてみましょう。
中国は米国に対して、太平洋は中国と米国で山分けにしようと言っている国です。つまり、中国が太平洋に進出するには日本の存在が邪魔なのです。
ですから、なんとしても日本をおとなしくさせ、中国の言い分を通そうとする、と。例えば尖閣の領有権にしても、過去、日本がやってきたことを悪く言うことによって自分たちの主張を通そうとしているのです。
そして、日本が過去やってきたことを批判するのは、中国一国で行うよりも韓国と一緒になった方がより効果があると考えているのでしょう。だから、中国は韓国とともにタッグを組んで日本を非難する、と。
では、韓国にとっては中国とタッグを組むことにはどんなメリットがあるのでしょう。
先ず、中国は今世界一高い経済成長率を誇っている国であり、しかも人口が13億人にも達する大変大きな市場であるわけです。そのような国と経済的なつながりを強化することが自国の経済にとってプラスにならない筈がない、と。
まあ、そのようなことは韓国のみならず欧米、そして日本も考えることですから、そう間違ったこととは言えないでしょう。
でも、幾ら中国との関係を強化する必要があるとは言っても、だからと言って中国とタッグを組んで日本の悪口を言う必要は必ずしもないのです。現に、中国との関係強化を図っている欧州をみても、別にだからといって欧州が日本を悪く言っているのではないのです。
では、何故韓国は中国とタッグを組んで日本の悪口を言いたがるのか?
それは、日本を悪く言うことによって韓国民の不平不満のはけ口ができるということなのです。何かあってもすべては過去日本が行ったことが悪いと言って、自分たちを慰める、と。そしてまた、そうして韓国人の連帯感を高めることができる、と。そのようにして日本批判のリーダー役を務め、国民の人気を勝ち取ることができれば政治家としての寿命も延びるのです。
では、韓国にとっては中韓が接近することは得になることばかりなのでしょうか? マイナス面は考えられないのでしょうか?
問題はそこなのです。
韓国は、第二次大戦後、どのようにして経済発展を遂げてきたのか?
それは、日本が欧米のやってきたことを真似して経済発展を遂げたように、韓国も海外、特に日本の真似をしてきたから経済が発展したと言っていいでしょう。もちろん、韓国が独自に開発したやり方で発展した面もないではないでしょうが、戦後の日韓の歴史に詳しい人から言わせれば、韓国が日本のやり方をコピーをしたことは明らかなのです。
では、その日本も少子高齢化で今後ますます潜在成長力が低下するという見方が一般的なので、もう用済みと韓国が考え、中国に接近しているのでしょうか?
でも、もし、韓国人がそのように考えるのであれば、私は言いたい!
あなた方は中国から何を学ぼうと言うのか、と。
人権が保障されているとは言えない中国。環境問題の悪化で国民の健康被害が深刻になっている中国。一党独裁体制が長く続いているせいで権力が腐敗している中国。それに、対外的には、近隣諸国と衝突ばかりして少しも妥協というものを知らない中国。
そのような中国と仲良くなったからと言って、韓国は何を得るのか?
結局、日本の悪口を言うだけではないですか。
韓国は日本の真似をして経済発展を遂げたということは、韓国の中高年層であれば、誰も知らない人はいないのです。言ってみれば、一方では恩になりながら、一方ではその恩人の悪口を言わないと気が済まない、と。
でも、それでは自分たちは一体なんなのかという疑問が湧きませんか?
別に今の日本のリーダーが個人的に気に入らないとしても、だからと言って外国に行きさえすれば、日本の過去の行為をいつまでも話題にするのは止めたらいかがなものでしょうか。
そんなことをいつまでも続けていて何がいいことがあるのですか?
そうでした、それが選挙対策になるということですよね。
しかし、それがそうだとしたら、韓国の大統領にとっては、韓国の人々のことよりも己の選挙の方が大切なのかと言いたい!
それに、韓国が中国に近づけば近づくほど、今度は米国から睨まれてしまうのです。過去の大統領のなかには、米国との関係を軽視したが故に長く大統領のポストに留まれなかった人もいたではないですか。
私が、このようなことを言うのは何も中韓接近にジェラシーを感じているからではないのです。それに、中国も韓国ももっとまともな国になった上で接近するというのであれば、これまた何も私がいう必要はないのです。
でも、今、韓国が中国と接近するということは、今世界から疎まれている中国を韓国が支持するということになるのです。
明らかに韓国は国際的流れに逆行しているとしか言えないのです。
以上
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