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朴大統領、中国でまた日本批判 「共闘」主張の韓国紙、「中韓の温度差」指摘の日本紙
2014年7月3日 newsphere
http://newsphere.jp/world-report/20140703-5/
韓国の朴槿恵大統領は、2日に放映された中国国営中央テレビ(CCTV)のインタビューで、日本政府が6月20日に公表した河野談話の検証結果を非難した。朴大統領は「これは、犠牲者の心と両国の関係をさらに傷つけるものだ」など批判を繰り返した。
検証は、政府によって指名された但木敬一元検事総長ら有識者5人が行った。報告では、日韓政府が秘密裏に話し合いを持ち、両者の要求を満たすため談話の内容が調整されたとしている。
日本政府は検証について、謝罪を見直す趣旨ではないと説明している。外務省の佐藤地報道官は同日、朴大統領の発言は残念だと述べた。
【検証結果の影響】
検証によって、談話は歴史的事実を反映していないと訴える日本の保守派政治家たちが、安倍晋三首相に謝罪取り消しを求める圧力を強めるのではという不安を、韓国が募らせている、とウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。また談話の検証は、長年もめている慰安婦への賠償問題も悪化させるだろうとしている。
日本は、検証結果に関係なく、談話の内容を支持する姿勢は変えないとしている。しかし、韓国外交部は反発。今回の調査は、「事実を捻じ曲げたもので、河野談話の信用性を損なう内容を含んでいる」(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)と非難した。
朴大統領は、「日本は最近、河野談話作成の過程を検証することで、その価値を貶めようとしている」「犠牲者を深く傷つけるもので、両国の信頼関係を裏切り、国際的社会の厳格な意見を無視しようとしているのではないか」(聯合ニュース)と強い懸念を示した。
同メディアは、発表により謝罪発言の信頼性が損なわれるだろとの見方を報じている。
【中韓首脳会談で日本への対応を話し合い】
朴大統領の中国メディア出演は、3日の習近平国家主席の韓国訪問に先立つものだ。両国首脳は会談で、安倍首相のもとで日本が国家主義に傾くことへの不安を表明するとみられる(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)。
中国外務省の劉振民次官は1日、中韓首脳は日本についても話し合うと述べた。「中国と韓国は共に戦時中の日本軍侵略による犠牲者だ。そのため中国と韓国はこの問題に関して等しい懸念を共有している」(聯合ニュース)「日本の一部の右翼勢力が歴史を改ざんしようと企んでいる状況で、両国が日本(の歴史問題)について言及しないというのはむしろ不自然だ」(朝鮮日報)と述べた。
【中国と韓国には温度差か?】
ただ劉氏は、「今回の訪韓は日本を意識したものではない」とも説明し、「日本に関連する措置や声明、会談の内容などを発表することはないと思う」(朝鮮日報)と述べている。
また聯合ニュースは、3日の会談で話し合われる予定の最重要課題は、北朝鮮の核兵器開発の問題だろう、と報じている。
中国のテレビに出演しているにもかかわらず、日本批判を繰り返した朴大統領に対し、北京の改革派知識人から「もっと中韓関係のことや朝鮮半島の非核化問題に関する考えを知りたかった」との感想が聞かれた、と産経新聞は報じている。
同紙は、中国政府が5月から日本の訪中団を積極的に受け入れるなど、対日強硬姿勢を緩和する動きを取り上げた。そして中国政府の朴政権との温度差を指摘する向きがあるとしている。
外部サイト参考記事
South Korea’s Park Slams Japan Apology Review
(2nd LD) Park raps Japan over wartime sex slaves ahead of Xi’s Seoul visit
習主席来韓:「日本の歴史問題、自然な形で話をする」
朴大統領、中国のテレビで日本批判 歴史共闘を呼びかけ 3日に中韓首脳会談
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「中国はパートナー」韓国で過去最高水準に=世論調査
By JONATHAN CHENG
2014 年 7 月 3 日 ウォール・ストリート・ジャーナル
http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304174304580006510633174970
韓国では中国に親しみを感じる人が増えており、国賓として3日に訪韓した中国の習近平国家主席にとって、非常に心地よい滞在になりそうだ。
ソウルのシンクタンク、峨山政策研究院の最新調査によると、中国を「協力すべきパートナー」と見ている韓国人の割合が61%となり、「競争相手」と答えた33%を大きく上回った。同研究院は2013年1月から毎月、韓国人1000人を対象に調査を実施してきたが、今回は中国をパートナーと見なす割合が過去最高水準に近づいたという。
また、ここ数カ月の調査から、中国をパートナーと見なす韓国人の割合が安定的にピーク水準に近づいていることが確認できる。
韓国と中国との間には目立った領有権争いがないばかりか、両国には日本と歴史問題を抱えるという共通点がある。
韓国人は、中国が長年の友好国だった北朝鮮からゆっくりと距離を置き始めていると感じている。一方、戦争が起こった場合に中国が北朝鮮を助けるかについては、意見が真っ二つに割れている。
中国が北朝鮮を支援するだろうと答えた韓国人の割合は35%にとどまり、2012年の76%から大きく低下した。統計手法の違いはあるものの、習政権が成立した2012年11月以後、核実験を強行した北朝鮮に中国が厳しい姿勢を示しているという見方が数字に反映されたと、峨山政策研究院はみている。
もちろん、韓国人が完全に中国を信頼しているわけではない。中国の台頭は直接的には韓国の脅威とならないが、中国の急速な軍拡が北東アジアの緊張を高めるとの意見がある。既存の紛争を一段と悪化させ、米国との競争をあおり、地域の軍拡競争の引き金になるという懸念だ。
経済面でも、中国にポジティブな見方ばかりではない。中国企業は競争力を高めており、韓国企業のライバルになるか韓国企業を追い越す恐れさえあるからだ。
峨山政策研究院の調査では、中国が経済的脅威になると答えた韓国人が72%と、2年前の53%から上昇した。
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