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「河野談話」継承すると言ったのに“おとしめる検証”…安倍首相、水面下の総監督(1)
2014年06月23日 中央日報日本語版
http://japanese.joins.com/article/817/186817.html servcode=A00§code=A10&cloc=jp|article|related
20日、日本政府が公表したいわゆる「河野談話の検証報告書」は、慰安婦動員の強制性を認めた談話の意味を「韓日両国間の政治的妥協の産物」として価値をおとしめた。報告書が発表されるまで重要な節目のたびに安倍晋三首相の役割が決定的となっていた。全世界、特に米国から多く出ている「歴史修正主義者」批判が怖くて本人は「河野談話を修正しない」と隠れたが、水面下では熱心に作業を促して主導した。
まず右翼勢力の単純な希望事項に過ぎなかった「河野談話の検証」を、政府レベルの課題として推進したのが安倍首相だった。2月20日、右翼言論の談話検証論を右翼政党の日本維新の会の山田宏議員が国会で取り上げた。彼は過去、河野談話の発表過程に参加した石原信雄・元官房副長官を衆議院予算委員会に呼んで「談話作成過程で韓国側と折衝があったと推定される」との答弁を誘導した。引き続き菅義偉・官房長官に「政府内チームを作って検証すべき」と圧迫した。
答弁に出た菅義偉官房長官は「歴史学者に任せるべき問題」だとして原則的な答弁を繰り返した。こうした菅官房長官の態度を変えたのがまさに安倍首相であった。21日付の朝日新聞によれば当時、閣僚席に一緒に座っていた安倍首相が菅官房長官に「はっきり話したらどうか」という趣旨で口出し、結局、菅官房長官の口から「検証を検討する」との返事が出てきたということだ。
このように「野党議員の圧迫に勝てず、仕方なく検証を受け入れる」姿を演出した安倍首相だが、もともと舞台裏では野党議員を促していた。2月25日の予算委の終了後、安倍首相は山田議員にわざわざ話しかけて「マスコミの報道を見ると世論調査で河野談話を検証すべきだという意見が60%を超えた。あなたの質問のおかげだ」とほめた。これに対し山田は「政府と国会で役割を分担しよう」と応えた。河野談話の無力化のために首相と野党議員が意気投合した場面だ。
それならば、検証を名分に談話の発表当時の両国間の協議内容を公開することで安倍首相が狙ったものは何か。朝日新聞は「慰安婦に対して誠意ある措置を取れと要求する朴槿恵(パク・クネ)大統領に向かって『それは(談話発表で)全て終わった話を再び取り出すこと』というメッセージを送ろうとするもの」だと分析した。「談話発表の前日、金泳三(キム・ヨンサム)大統領が談話の文案を(高く)評価した」という内容が報告書に含まれたことにも、こうした意図が隠れているという。
「河野談話」継承すると言ったのに“おとしめる検証”…安倍首相、水面下の総監督(2)
2014年06月23日 中央日報日本語版
http://japanese.joins.com/article/818/186818.html?servcode=A00§code=A10
朝日新聞によれば、河野談話の検証チームが検証結果の公表を迷っていると、公表するよう誘導したのも安倍首相だったという。こうした過程を経て報告書が公表された後、談話発表の当事者である河野洋平・元官房長官を国会に呼び出すべきだという主張が相次いでいる。山田議員は「河野・元官房長官を参考人として国会に呼ぶべきだ」と主張した。これに対し安倍首相の最側近である萩生田光一・自民党総裁特別補佐官は22日、テレビに出演して「本人が発言したい考えがあるなら、国会に出てきて説明するように願う」と話した。萩生田氏は「慰安婦像を設置しようとする動きがある国には(検証報告書の)英文版を作って事実を説明すれば良いだろう」とも言った。
一方、河野・元官房長官は21日、ある講演会で「(慰安婦の募集が)強制的に行われたと見るのが当然だ」と話した。彼は「さまざまな(慰安婦の)募集形態があったが、施設(慰安所)に入れば軍の命令で仕事をし、戻ろうとしても戻れなかった」としてこのように明らかにした。
◆河野談話=1993年8月に当時の河野洋平・官房長官が日本軍による慰安婦の強制動員を認めた談話。「慰安婦の募集は軍の要請を受けた業者が主に引き受けたが、その場合にも甘言・強圧によるなど本人の意思に反して募集された事例が多く、さらに官憲などが直接これに対し加担したとことは明白だった」と明らかにした。また慰安所は軍当局の要請によって設置され、慰安所管理と慰安婦移送に日本軍が関与したとして、慰安婦被害者に謝罪と反省の気持ちを申し上げると述べた。
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