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朴大統領率いる韓国では、花の消費額が減っている(AP)
【新・悪韓論】韓国人は心にゆとりがない? 国民所得上昇も花の消費は減少
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140619/frn1406191140001-n1.htm
2014.06.19 夕刊フジ
「心にゆとりがあると、人は自然に花を愛(め)でるのです。心にゆとりがないと自覚している人は、意識して花を見るようにするといいでしょう」
ビジネス系の昼食会にしては珍しい講師である精神科の教授から、こんな話を聞いたことを思い出した。年初来のたまった情報を整理していて、「韓国から花が消える」という見出しの記事が目に留まったからだ。
「東亜日報」の今年2月28日付「オピニオン」欄だ。この欄は社内外の論客が執筆していて、時に鋭い観察眼の記事が載る。
洪贊植(ホン・チャンシク)首席論説委員が書いた「韓国から花が消える」には、「花の消費は、国民所得に比例するというのが定説だが、韓国では通じない。花の消費が最も多かった2005年の国民所得は1万6500ドル(約168万円)、昨年は2万4000ドル(約244万円)と試算される。所得は45%伸びたが、花の消費は20%減った」とある。
韓国での花の年間売上高は一時1兆ウォン(約1000億円)を超えていたが、13年は8000億ウォン(約800億円)台へと下がった。国民1人当たりの花の消費額は、年間1万5400ウォン(約1540円)というのだ。
日本はどうなのだろうと思った。ネットで探すと、矢野経済研究所の資料に、11年の生花市場の売上高は1兆322億円とあった。国民1人当たり8000円ほどになる。
セウォル号の犠牲者のために設けられた合同焼香場には、各界からの弔花が届けられた。すると、犠牲者の家族なのか、紛れ込んでいた反政府活動家なのか、「朴槿恵(パク・クネ)」「李明博(イ・ミョンバク)」名義の弔花を会場の外に運び出した。
「そこまでするのか…」と、日本人の友人はびっくりしていたが、私は「ずいぶんと温和になったものだ」と思った。
05年のことだ。「国立4・19墓地」(李承晩=イ・スンマン=政権を倒したデモ隊の犠牲者の墓地)の記念日(4月19日)に、保守系野党ハンナラ党(現在のセヌリ党の前身)代表である朴槿恵氏が参拝し、生花を供えた。
その後に墓地を訪れたカトリック左派の神父は、「朴槿恵」名義の生花を見るや、足で踏みにじったのだ。
「政治圏と社会勢力との激しい対立、殺伐な世の中なども、もしや花が消える現象と関係があるのかもしれない。目と鼻の先まで来ている春に、花の復活を待ってみたいと思う」と、首席論説委員の「オピニオン」は結ばれていた。
「朝顔に釣瓶(つるべ)とられてもらい水」(加賀千代女)−。沈没事故から延々と続く政争の中、韓国人の何割が、この句の心を理解するだろうか。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
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