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1ドル1000ウォン割れ寸前、韓国で輸出非常事態
第2の経済危機となるか
2014年06月13日
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20140612/266761/?n_cid=nbpnbo_bv_ru
元知識経済部(部は省)長官や韓国銀行(中央銀行)総裁が韓国のウォン高を懸念する発言を繰り返している。今のようなウォン高を政府が黙認すると、企業の利益が減少し、1997年とは比べものにならないほど深刻な経済危機になると主張している。
ウォン高が続くと韓国経済にどのような影響を与えるのか。全国経済人連合(日本の経団連のような団体)は、ウォンが10%高くなると製造業の営業利益は0.8%減少すると分析した。ドル対ウォンのレートを見ると、2013年6月に1ドル=1163.5ウォンだったのが、2013年12月には1ドル=1095ウォンに。そして、2014年5月には1ドル1020ウォンにまでウォン高ドル安になった。この5カ月だけでもウォンはドルに対して約6%値上がりしているので、既に製造業は打撃を受けている。専門家らはさらにウォン高が進む可能性もあると見ている。
通貨価値が上がったり下がったりするのはよくあることだが、問題は韓国ウォンの価値だけが急変していることだ。JPモルガンの新興国通貨指数を見ると、2014年4月から5月にかけて新興国通貨はドルに対して平均1.1%上昇した。この時ウォンは3.7%上昇している。ここ1カ月で他の新興国に比べ3倍も通貨価値が上がった。
その理由についてウリ金融経営研究所は、「韓国ウォンの価値が上がっているのは韓国の経常収支が黒字だからだ。大規模な経常収支黒字はドルの供給を増やすので、ウォン高ドル安の要因になる。また、最もリスクが低い新興国通貨として外国人がウォンに投資を続けているのもウォン高が続く理由だ」と分析する。
先進国のけん制もウォン高を煽った。ハナ金融経営研究所は、「米財務省とIMF(国際通貨基金)が韓国政府の為替市場介入を強く批判したことがあり、韓国政府は市場介入をためらっている」と説明する。
絶対優位の技術力があるわけではない
韓国製品は値段が安く、ある程度技術力もあるのが売り。絶対優位の技術力を持っているわけではない。そのためウォン高になると製品の値段が上がり、売れなくなる。そうなると企業の利益は落ちる。しかしウォン高になっても、注文を受けてから実際に輸出するまで2〜3年の時差があるのですぐ輸出に影響が出るわけではない。そのせいで韓国政府はウォン高の深刻さに気付づいていないのかもしれない。
ウォン高に加えて中国の景気が低迷すれば、韓国の輸出はさらに減り、経済危機の再来となる可能性がある。(訳者注:産業通商資源部(部は省)のデータによると、2013年の対中国輸出額は韓国の総輸出額の26.1%を占めた)
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