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6月9日、格付機関ムーディーズは、韓国経済が今後5年間「群を抜いた」成長率を維持し、購買力平価調整後の国民1人当たり所得で日本やフランスを上回る可能性があるとの見方を示した。ソウルで4月撮影(2014年 ロイター/Kim Hong-Ji)
韓国、2018年に1人当たり所得で日仏超えも=ムーディーズ
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPKBN0EK0LN20140609
2014年 06月 9日 18:01 JST
[ソウル 9日 ロイター] - 韓国経済は、海外市場の混乱に対して極めて高い抵抗力を持つことを示してきたし、今後5年間「群を抜いた」成長率を維持し、購買力平価調整後の国民1人当たり所得で日本やフランスを上回る可能性がある。格付機関ムーディーズ・インベスターズ・サービスは9日このようなレポートを公表した。
「第二次世界大戦後の世界で、(韓国ほど)持続的な高度経済成長と繁栄を実現した国はまれだ」とレポートは同国経済を分析、「過去10年間で政府部門と家計部門の負債が増加しており、目先リスクがないわけではない」と指摘しつつも、「政府は着実に問題に対処している」としている。
同報告は「住宅ローン市場の構造変革、堅実な財政政策、競争力を高め技術革新を次々と生み出す企業部門、こうした要素を考えると韓国経済は今後も『群を抜いた』成長ペースを維持しそうだ」と指摘した。
ムーディーズによると、過去5年間の韓国経済の成長率は、購買力平価調整後一人当たり所得が3万ドル以上の32カ国の平均値を上回り、今年から来年もその状況に変わりそうにはない。
さらに購買力平価調整後の一人当たり所得は、2012年の3万1950ドルから2018年には3万8451ドルに達し、日本(2018年予想、3万7826ドル)やフランス(同、3万7647ドル)を上回ることになりそうだとしている。
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