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北朝鮮制裁の解除 韓米との事前協議なし=日朝合意[聯合ニュース]
2014/05/30 19:50
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮と日本が29日発表した日本人拉致問題の再調査合意と調査開始後の日本による独自制裁の一部解除について、日本が制裁解除の具体的な内容について韓米両国と事前に協議していなかったことが分かった。
韓国政府消息筋は30日、「拉致問題は日本では国内的にとても重要な問題だが、日本も北への制裁以外には交渉レバレッジ(交渉の相対的優位性)がないので、今回の合意に制裁解除の内容が含まれたことは驚くことではない」とした上で、「だがどのような制裁をどのように解除するかについて、韓米両国と事前に協議したものではない」と説明した。
また北朝鮮への制裁の面では韓米と十分に協議をしていない状態だったのは事実だが、韓米日の対北朝鮮協調に問題があったと判断するにはまだ早いとコメントした。
その理由について同消息筋は、今回の合意が象徴的な効果しかないのか、実際にどのようにどの程度制裁を解くのか、はっきりしない部分があると指摘。「調査を開始すれば日本が制裁を解除すると言われているが、そのように単純なことなのか、日本から説明を聞いてみなければならない」と述べた。
韓国政府は29日、安倍晋三首相が北朝鮮との合意内容を発表する直前に日本から合意発表文を受け取っていたことが分かった。米国も韓国と同じ時間に発表内容を通知されたという。だが中国は、北朝鮮と日本のどちらからも発表の内容について事前通知を受け取っていないと伝えられた。
韓国政府は30日午後、日本から同合意に関する具体的な説明を聞き、政府の立場を伝えた。その際政府は日本に対し、透明な日朝協議を行うよう、繰り返し強調したと分かった。
これは韓米日の対北朝鮮協調に基づき、日本が今回の合意により、独自に制裁緩和をしてはならないとの意思表示と分析される。
これに関して政府当局者は、「これから極めて難しい交渉が日朝間で始まるが、重要なのは協議の過程で日本がどのような意図を持ち、どのような交渉戦略の下、協議を進めるのか。またその過程で韓国と米国と緊密に協議すること」と強調した。
同当局者は日本が韓国と緊密に協議するかを判断する基準について、「長い流れの中で判断するのが適切」と答えた。また安倍首相の北朝鮮訪問の可能性については現段階で予想するのは不適切と答えた。
日朝合意が韓日関係に及ぼす影響については、「拉致問題は人道的問題であり、現段階で韓日関係の次元で解釈するのは適切でない」と述べた。
yugiri@yna.co.kr
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2014/05/30/0200000000AJP20140530002700882.HTML
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