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金日成・金正日父子はなぜ「飛行機嫌い」だったのか[朝鮮日報]
「1982年に目の前で専用機が空中爆発したため」
北朝鮮の故・金日成(キム・イルソン)主席と故・金正日(キム・ジョンイル)総書記が親子共に飛行機嫌いだったのは、1982年に起こった専用機爆発事故のせいであることが25日、分かった。
北朝鮮軍の動向に詳しい研究機関の関係者は「北朝鮮は1982年、金日成主席の専用機にする目的でソ連からIL-62旅客機5機を購入、護衛部傘下の飛行連隊に配備した。その後、金日成・金正日親子が見守る中、飛行場で試験飛行をした。ところが、専用機は事故で空中爆発してしまった」と語った。飛行連隊長が自ら操縦したこの専用機には、飛行連隊所属の飛行士17人が搭乗していたが、全員死亡したといわれている。この関係者は「爆発の光景を見ていた金日成・金正日親子は大きな衝撃を受け、北朝鮮の飛行士が操縦する飛行機には二度と乗らなかった。1984年に金日成主席がソ連と東欧諸国を2カ月間にわたり訪れた際には、飛行機ではなく列車に乗って移動した」と話した。また、金日成主席は86年にゴルバチョフ書記長=当時=に急きょ呼び出され、やむを得ず飛行機でモスクワに行くことになったが、その時もソ連の飛行機に乗ったという。金正日総書記も生涯、飛行機ではなく列車を利用した。
しかし、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記はこのほど護衛司令部飛行連隊を復活させ、旧型飛行機3機を専用機として使用しているといわれている。
政治部=キム・ミョンソン記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/05/26/2014052600808.html
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