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タクシン一族に出頭命令、反政府派は拘束 プラユット司令官が首相職に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140523-00000531-san-asia
産経新聞 5月23日(金)11時17分配信
【シンガポール=吉村英輝、ワシントン=加納宏幸】タイで22日に起きた軍のクーデターで、全権掌握を宣言した「国家治安維持評議会」は同日深夜、評議会議長のプラユット陸軍司令官に首相権限を付与したと発表した。これに対し、ケリー米国務長官は22日の声明で、「クーデターに正統性はない」として、民政回復を求めるとともに、タイへの米軍事支援を見直す考えを表明した。
事実上の戒厳司令部である評議会は、さらに23日未明のテレビ放送で、インラック前首相やソムチャイ元首相ら、海外逃亡中のタクシン元首相の関係者23人に対し、同日午前10時(日本時間同正午)までに評議会への出頭を命じた。
ニワットタムロン首相代行ら、現内閣の閣僚18人には、すでに出頭命令が出ている。軍との22日の会合に出席していた現職閣僚や、反政府デモ隊の「人民民主改革委員会(PDRC)」を率いるステープ元副首相、タクシン元首相を支持する「反独裁民主統一戦線」(UDD、通称・赤シャツ)の幹部らは、そのまま拘束された。
軍当局は23日未明まで、首都バンコクや周辺でUDDや反政府デモ隊双方の抗議活動拠点で参加者を解散させた。これまで大きな衝突は伝えられていない。
タイでは23日、全土の公私立校で休校措置がとられた。現地の日本大使館は、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。テレビ各局は通常の番組放送を停止するなど、情報管制が続いている。
一方、ケリー米国務長官は、声明でタイの国軍による決定に「失望」を表明し、拘束した与野党関係者らの即時解放を求めた。
- タイ、インラック前首相が出頭 タクシン派主要メンバーも あっしら 2014/5/23 17:50:56
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