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緊急アンケート 意外な結果にビックリ!「中国と韓国と日本」世界の人たちが好きなのはこの国だった
2014年05月07日 現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39050
中韓両国は、世界中で「日本の右傾化」を非難している。だが実際、世界の人たちはこの3国にどんなイメージを持っているのか。25ヵ国100人以上の声を拾ってわかった「驚くべき結果」とは……。
イメージが重要です
最近の韓国政府による「反日工作」は目に余るものがある。
米国の州議会で日本海と東海を併記させようとしたり、慰安婦像を建立して日本の軍国主義的イメージを植え付けようとしたり、常軌を逸した反日外交戦略を繰り広げてきた。
一方、中国による日本叩きも負けず劣らずだ。3月末、ドイツを訪問した習近平は「第二次世界大戦中に日本軍が南京で30万人以上中国人を虐殺した」という説を持ち出して、暗に日本軍とナチスを重ね合わせるなど、積極的な反日工作を行った。
こうした中国・韓国の反日キャンペーンに対し、日本でも嫌中・嫌韓の声が喧しいが、はたして世界に目を向けたとき、中国と韓国と日本はそれぞれどんな国に映っているのだろうか。
そこで本誌は、この3国を除く世界25ヵ国の103人に、中国・韓国・日本に対するイメージ調査を行った。調査の公平性を期すために、日中韓からの移民はもとより、3国と特別な関係を持つ人(妻が日本人など)は除外し、できるだけ世界各国の普通の人が、どのようなイメージを持っているかが明らかになるように配慮した。
アンケートの結果は、驚くべきものだった。
右の図にあるように、「日中韓3ヵ国のなかで、最もイメージの良い国は?」という質問に対して、日本と答えた人の数が9割を超えたのだ。一方で、「悪いイメージの国」という設問では、中国を挙げた人が圧倒的多数だった。
この結果を見れば、中国人や韓国人を除く世界の大半の人々は、日本という国や日本人に対して好意的なイメージを抱いていることは明らかだろう。
「日本人は働き者で、非常に礼儀正しいというイメージです。和紙や陶磁器などの素晴らしい伝統工芸と、コンピュータなどのハイテク技術の両方を持ち合わせた国というのは、世界中見渡してもなかなかありません」(トビーさん、35歳、デザイナー、米国人男性)
このように日本に対し「伝統と先端技術が融合した国」というイメージを抱いている人は多い。
「日本人に直接会ったことはありませんが、日本ブランドの品質は絶対に信頼できます。トヨタにホンダ、ヤマハにコマツ……。日本企業には、もっとアフリカに投資して進出してほしいですね」(ジュリアスさん、37歳、エンジニア、ケニア人男性)
日本に対して抱くイメージは、トヨタなどの日本製品へのイメージとそのまま重なっていることがよくわかる。一方で、アニメや漫画、映画といった日本のカルチャーが作り上げているイメージも見過ごせない。
「北野武や大島渚の映画が大好きです。他にも井上雄彦や高橋留美子のマンガ、宮崎駿のアニメは、フランスでとても人気があります。フランスの印象派の画家たちが浮世絵の影響を受けたように、日本とフランスの文化は親和性が高いのです」(ジャックさん、53歳、教師、フランス人男性)
「折り紙の繊細さと、空手のような武道のワイルドさが同居している国。Xジャパンやラルク・アン・シエルのようなビジュアル系バンドもかっこいい」(ステファノさん、27歳、IT業、イタリア人女性)
「いちばん好きな俳優は木村拓哉。あと、ハローキティのグッズも最高ね」(チャンティさん、23歳、学生、インドネシア人女性)
嫌われるには訳がある
世界における日本文化の広がりに詳しく、著書に『中韓以外、みーんな親日』(ワニブックス)のある金沢学院大学准教授・酒井亨氏は、次のように語る。
「英国の公共放送BBCが毎年行っている、『世界に良い・悪い影響を与える国』という調査では、日本は毎回首位を争う評価の高さです('12年度は首位。'13年度は4位)。他にも『世界平和度指数』『民主主義指数』『国家ブランド指数』などにおいても、日本は常にトップクラス。世界を旅するときでも、日本のパスポートは信頼性が抜群に高い。海外に出てみて、初めて自国の素晴らしさを認識する日本人は多いですね」
実際、アンケート調査では、こそばゆく感じるほど日本への賛辞が連なっていた。
「独自の文化と伝統を持ちながら、近代化にも成功した日本は、素晴らしいロールモデルで、イラン人は皆、尊敬している。日本文化には伝統と厳格さがあるため、ヤクザやゲイシャといった、他の国では非道徳的とみなされる仕事においても、一種の美学が感じられる」(アッバスさん、48歳、飲食店経営、イラン人男性)
「日本人は非常に礼儀正しく、大地震のときでも暴動が起きなかったことには驚愕しました。欧米人よりずっと道徳的だと思います」(ラシードさん、58歳、公務員、レバノン人男性)
「日本のNGOによる人道支援は素晴らしい。すぐに見返りを求める中国人とは大違い」(ウマルさん、44歳、医師、ナイジェリア人男性)
では、世界中の9割近くの人に悪印象を持たれる中国人は、なぜそんなに嫌われているのだろう?
「あんなにひどい環境破壊をする国には、絶対行きたくない。人権意識も低く、民主的な国とは言えないですね。経済大国になった自信の表れかもしれませんが、外交も高圧的すぎます」(トーマスさん、54歳、エンジニア、米国人男性)
欧米各国では、一党独裁、環境汚染、少数民族への迫害、そして報道規制といった点が、「非民主的で、野蛮な国」というイメージを作り上げているようだ。
存在感が薄く、関心がない
一方、中国の近隣諸国では、実際に様々なトラブルを抱えているだけに、反発も大きい。
「1962年に中国軍がインドに侵攻した中印紛争以来、インド人は中国人のことを信用していません。あの国で評価できるのは、中華料理くらいですよ」(サチンさん、62歳、元公務員、インド人男性)
「ウラジオストクの農場には、中国資本が入ってきています。ロシア人は皆、中国人が嫌いですが、カネ払いがいいので、しかたなく彼らの農場で働いているのです」(セルゲイさん、50歳、記者、ロシア人男性)
中国資本の進出が著しいアフリカにおいても、中国の評判は散々だ。
「中国はセネガルの森林に目をつけて、次々と買収しています。彼らは中国から人を連れてくるので、仕事を奪うばかりで、セネガルは経済的な恩恵を受けられません。歴史も豊かな文化もあるけれど、経済政策は下劣で、ビジネスマナーも最悪だと思います」(アブドゥライさん、48歳、建設業、セネガル人男性)
「中国製品は本当に質が悪い。持っているだけで恥ずかしいので、できるだけ買わないようにしています」(コフィさん、36歳、銀行員、ガーナ人男性)
中国は急激な経済成長と、強引な外交戦略で存在感を増しつつあるが、その分、比較にならないほど大きい軋轢を生んでいるようだ。
次に、サムスンや現代自動車などの工業製品が世界進出を果たしつつある韓国だが、こちらの国はびっくりするくらい存在感が薄い。
「サムスンなどのブランドはよく見ますが、韓国という国についてほとんど知りませんし、知りたいとも思いません」(アナさん、29歳、学生、スペイン人女性)
「エジプトにも現代の自動車はたくさん走っています。でもトヨタのほうが品質もいいし、好きです」(ムハンマドさん、41歳、警察官、エジプト人男性)
「いちばんイメージの悪い国は、韓国です。嫌いというよりも、印象がない。キムチ以外に何も知らない」(マリアさん、38歳、主婦、ブラジル人女性)
日本企業の欧州進出を支援するコンサルティング会社アルフェリス代表の佐藤大輔氏は語る。
「テレビや車などの製品が、そのまま国のイメージに直結するのはよくあることです。身近なところに韓国製品は溢れているものの、高品質だが価格も高く手に入りにくい日本製品の『代用品』として考えられているので、韓国のイメージはあくまで『日本の二番煎じ』というもの。一言でいえば影が薄いのです」
最近では、アジア諸国を中心に映画やドラマ、音楽など、韓国カルチャーの進出も著しい。
「K-POPの歌手たちはセクシーで、感情表現が豊か。韓国には美人が多いと思うよ」(ソムチャイさん、23歳、学生、タイ人男性)
ただし、「K-POPなどの韓国カルチャーは、日本で言われているほど世界を席巻しているわけではない」と、前出の酒井氏は語る。
「日本のコンテンツ産業が、韓国カルチャーに押されているというような報道をときどき目にしますが、まったくの間違いです。韓国カルチャーは所得が低いBOP市場(ピラミッドの底辺のマス市場)をターゲットにしています。一方、日本のカルチャーは高度な文化的コンテクスト(文脈)が理解できないと受容されにくい。そもそもターゲット層が違うのです。アジア諸国が経済発展していくにつれて、日本の洗練された文化を欲する階層も拡大するでしょう」
以上のように、世界の人々の約9割は、日本に良いイメージ、中国に悪いイメージを抱き、韓国には関心がないというのが現実だ。
だが、もちろん日本に対する批判的な声も聞こえてこないわけではない。
「最近は街で、ソニーや東芝といった日本のブランドをすっかり見なくなった。サムスンの勢いにやられて、元気のない印象がある」(ケビンさん、50歳、コンサルタント、シンガポール人男性)
「私が働く事務所に、何人か日本人がいます。彼らはいつも残業していますが、仕事量はたいしたことなく、能率が悪いですね。日本人同士でつるんでいて、腹の底で何を考えているのかわからない。そのくせ酒を飲むと必要以上にオープンになるところもいかがなものでしょうか……」(ケントさん、39歳、弁護士、英国人男性)
多少なりともこのようなマイナスイメージはあるものの、日本に対して決定的な悪印象を持っている人はほとんど見当たらなかった。
では、このところ非難の応酬ばかりが目立つ日中韓の外交関係について、世界の人はどのような気持ちで見守っているのだろうか。
「詳しいことはよくわかりませんが、中国がいうように日本が右傾化しているとはとても思えない」(イングマルさん、25歳、教師、スウェーデン人男性)
「戦争で亡くなった方のために靖国神社に行くのは自然なことだと思いますが、戦争被害国への配慮も必要だと思う」(アタンさん、44歳、ショップ店員、ベトナム人女性)
「戦争は70年も前のことですし、中国と韓国は若い世代のためにもっと建設的な議論をするべきだと思います。むやみに領海を広げようとする中国のやり方は、いつか頓挫しますよ」(デビッドさん、39歳、エンジニア、オーストラリア人男性)
ケンカをやめて……
日本と同じ敗戦国でありながら、現在はEUの一員としてフランスなどとも良好な関係を保っているドイツ人は、日本の現状をどのように見ているのだろうか。
「天皇制が続いている日本と違って、ドイツはすべての責任をヒトラーとナチスに押し付けることができました。近年のドイツはフランスと共通の歴史教科書をつくるなど、隣国との敵対関係はほとんどありません。とはいえ、今でもドイツ人といえばナチスというイメージで見られることもあり、正直、辟易させられます。EU諸国にも、ドイツ人とは結婚するなという親も多いんですよ。
日本の隣人はEU諸国のように民主的でないから、ドイツよりずっと面倒な状況ですね。人権意識も低く、ときに攻撃的な外交も辞さない中国はひどい国だと思いますが、日本には忍耐をもって平和主義を貫いてほしい」(ヨアヒムさん、39歳、医師、ドイツ人男性)
このように世界の良識ある人々は、日本人が平和を大切にしていることをよく理解している。中国や韓国のペースに乗せられて、売り言葉に買い言葉で好戦的なメッセージを発してしまい、日本が右傾化したようなイメージを持たれることは、避けるべきだろう。
フランス紙「ロピニオン」のアジア部長クロード・ルブラン氏は語る。
「昨年11月、中国が防空識別圏を勝手に設定し直したことは、あらためてこの大国が危険な存在であるという印象を残しました。しかし、年末の安倍首相による靖国参拝で、日本が右傾化しつつあるというイメージも生まれてしまった。
フランス南部の街アングレームの国際漫画祭で、韓国人が慰安婦をテーマにした漫画を展示したときも同様でした。そもそも誰も慰安婦問題に関心など持っていないのに、日本人が騒ぎだし、NHKの籾井勝人会長や安倍首相の側近たちの失言もあいまって、各国のメディアが関心を持ち始めたのです。
日中・日韓関係をサッカーに例えるなら、日本は前半3対0でリードしていたのに、後半に入ってファウルを重ねてしまい、試合終了直前に同点にされてしまったというような状況でしょうか。この結果に満足しているのは、日本と引き分けられるとは思っていなかった中国・韓国であることは間違いないでしょうね」
中国と韓国は対日批判において手を結んで、日本のイメージに泥を塗ることに躍起になっている。
だが、日本がこのような戦略にいちいち目くじらを立てる必要はない。「世界の嫌われ者」と「影の薄い国」が何を企んでいたとしても、余裕をもった態度で平然としていればいい。日本は世界中で愛されている「人気者」なのだから。
「週刊現代」2014年4月26日号より
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