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【新・悪韓論】韓国に蔓延する「滅公奉私」の精神とケンチャナヨ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140515/frn1405151130002-n1.htm
2014.05.15 夕刊フジ
「韓国人は会社の物品をひどくぞんざいに扱うが、私物はとても大事にする」
韓国にある日韓合弁企業に勤務した経験のある日本人の懇親会で出た1つの結論だった。つまり「滅公奉私」の精神だ。
その席で、技術系の人が、こんな経験談を語ってくれた。
「日本の工場と、韓国の工場と、日本製の工作機械を同時に設置して使い始めた。すると、韓国工場の機械はしょっちゅう故障し、その度に能率が落ち、3年でアウトになった。日本に戻ったら、同じ機械がフル稼働していた。それどころか、ウチの社員が独自の改良を加えた結果、性能がアップしていた。もう8年目だが、何ともない」
実は、設置の時から違いがあった。日本側は、工作機メーカーから来た専門チームが設置・初期設定・試験をした。
ところが韓国側は「そんなことは、われわれでもできる」と始めた。日本人技術者が「いや、そうは言っても…」と異論を唱えるや、「韓国人をバカにするのか」から「あいつは、工作機メーカーから、いくらかもらうことになっているのだろう」。それで、マニュアル無視(すなわちケンチャナヨ=大丈夫)の設置・設定になった。
問題はメンテナンスだ。手が汚れ、面倒くさい仕事は、一番の新米に回される。
その新米も慣れたころには辞めてしまった。何しろ韓国のブルーカラーの3分の1は、入社から半年で退社するのだから。
そこで人員補充がないと、誰も日常のメンテナンスをしないのだ。
私は、ある取材のため、東京の大田・江戸川・葛飾区などの中小零細工場をよく回る。すると、その工場に30年以上勤務しているようなベテランが、主力機械を「私物」でもないのに、自分の子供であるかのように慈(いつく)しむ姿をよく見かける。
韓国の工場では工作機械に、事務系の職場ならオフィス機械に、ケンチャナヨ精神に基づく「独自の修理」を施す姿をしばしば見た。
だから、工作機械の場合は、日本の半分の期間ももたずに完全ダウンしてしまうことが少なくない。完全にダウンすると、韓国の経営者は“お決まり”のように始めるのだ。
「日本の工場には良い機械を設置し、韓国には劣った機械を送ってきたに違いない」と。
韓国の船員も「私物」ではない船内の装置や備品を、ぞんざいに扱ってきたのではなかろうか。
韓国検察と警察は、沈没した旅客船「セウォル号」の僚船で、やはり日本から買った中古の旅客船「オハマナ号」への立ち入り検査を行った。韓国紙はこの結果について「救命ボート40隻は足で何度か蹴り上げハンマーでたたいても海に落下しないことが分かった。非常時に乗客が海に脱出する際に使用する脱出用シューターも作動しなかった」(朝鮮日報4月28日)と伝えている。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。主な著書に「韓国人の経済学」(ダイヤモンド社)、「日韓がタブーにする半島の歴史」(新潮新書)、「悪韓論」(同)などがある。
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