http://www.asyura2.com/14/asia15/msg/237.html
Tweet |
“共に生きる能力” 韓国の生徒は世界最低レベル…IEA調査
2013年05月31日 中央日報日本語版
http://japanese.joins.com/article/229/172229.html?servcode=400§code=400
韓国の生徒たちの“共に生きる能力”は世界最低レベルだ。人格や配慮について本から学ぶだけに過ぎず、直接実践する機会が少ないことが大きな理由のようだ。
国際教育協議会(IEA)は2009年、各国の生徒たちの市民意識を測定するため36カ国の中学生14万人にアンケート調査を行った。その結果、韓国の生徒たちの市民意識についての知識は、フィンランド・デンマークに続き3位であった。しかし「地域社会のために寄付・奉仕活動をするつもりがあるか」などを尋ねる関係指向性、社会的協力の領域では最低であった。ソウル教育研究情報院のファン・ソンジュン院長は「生徒たちが人格を頭ではよく理解しているけれども、生活の中で実践するのは積極的ではないという意」としながら「幼いころから人格を内面化して実践できるようにする教育が必要だ」と指摘した。
先進国ではこのため多様な人格体験プログラムを運営している。米国の小中高の教育機関である人格教育協会(CEP)は、生徒たちが国語・歴史の時間に偉人伝を読んでその人物の人生や信念について討論するよう誘導する。芸術教育もやはり欠かせない。音楽を聴いて自身の人生について考えるようにする授業が代表的だ。
----
ギ・ソルマン氏『韓国は情け容赦のない社会』
中央日報日本語版 2014年5月13日(火)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000039-cnippou-kr
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140513-00000040-cnippou-kr
ギ・ソルマン氏は世界的な公共知識人だ。政治社会学・経済学・比較文明学の分野で18言語に翻訳された約20冊の本を執筆した。最近、韓国語の翻訳本が出た『世の中を変える誠実なお金(Le coeur americain)』は、米国の寄付文化・博愛主義を扱ったという点で研究方向が新鮮だ。
ソルマン氏は韓国に対する関心と愛情が強い。寄付とは何であり、韓国に先進寄付文化をどう移植させることができるのかを探るため、ソルマン氏にインタビューした。ソルマン氏は「この本を書くまでは社会を見る自分の視点が近視眼的だった」と述べた。以下は先月3日のインタビューの要旨。
−−なぜ博愛なのか。
「政府・市場・博愛(philanthropy)は社会の3大柱だ。市場と政府はそれぞれ利潤と権威の領域だ。しかし善意(goodwill)を土台とする博愛も社会の中心だ。博愛は米国経済の10%を占める。時間やお金を寄付しない米国人は米国人でない。欧州の福祉国家は博愛部門を破壊した。福祉国家が破産した今、博愛を再発見して復元しなければいけない」
−−博愛が韓国にはどんな妥当性があるのか。
「韓国も福祉国家の失敗を繰り返さないために博愛が必要だ。韓国は政府・企業・博愛のうち政府・企業はよく発達した。博愛が弱い。韓国は大企業が博愛を主導しているが、広報戦略レベルの博愛は真の博愛ではない。個人が動かなければいけない。問題は政府が個人を信じないという点だ。博愛を発展させるには税制優遇も重要だが、政府が謙虚にならなければいけない。政府がすべての問題を解決できるという考えを捨てるべきだ。韓国は経済成長期、誰もが富の蓄積に没頭する中で『情け容赦のない(brutal)』国になった。社会が分裂した。社会的連帯(solidarity)がない。誰も疎外階層を本当に心配していない。韓国の文化、キリスト教と仏教には、博愛の土台である寛大(generosity)の伝統がある。韓国はもう博愛で社会的な連帯を復元し、社会問題を解決すべき段階に入った」
−−国家ができないことを博愛ができるのか。
「博愛の良い点は完全に個人の選択を基礎にすることだ。誰も干渉しない。例えば野生のガチョウを保護する活動をしたいならそうすればよい。今日の社会は誰も解決策を提示できない数多くの問題に直面している。試行錯誤を繰り返し、新しいものを試せるのは、博愛部門の非政府機構(NGO)団体だけだ。英首相チャーチルは『皆さんは失敗する権利がある』と述べた。しかし政府や企業は失敗する権利がない。成功する義務だけがある。麻薬中毒者のためのプログラムが失敗すれば、政府は失敗を認めることができない。せいぜい『予算が不足した』と弁解する。政府は解決策を出す想像力がない。企業も株主に『私たちは失敗した』と話せない。ジョージ・ソロスは『私は失敗しない。間違う場合はある』と言い張った」
−−博愛の問題が台頭する時、韓国ではフランス語の表現ノブレス・オブリージュがよく引用される。フランスでもそうか。
「そうだ。米国はやや違う。フランスの人が事業で成功すれば『私が最高なので成功した。博愛活動にお金を少し出さなければいけない』と考える。成功した米国人は『私は運が良かった。そうでない人たちを助けなければいけない』と考える」
−−こうした幸運観念の由来は。
「カルヴァン主義だ。博愛部門はカルヴァン主義の影響圏である米国と北部欧州で強い。カルヴァン主義文化では、ある人が成功したのはその人が優秀であるからではなく、神がそう決めたからだと考える」
−−カトリック社会でも慈善が重視されるが。
「慈善(charity)と博愛は違う。慈善は貧しい人に与えることだ。ベンジャミン・フランクリンによると、博愛の目的は社会システムを変えて貧困をなくすことだ。博愛は『社会には貧しい人がいるものだ』と信じない。フランスで慈善事業が退潮した理由は2つある。慈善は社会システムを変えることができなかった。また19世紀半ばから強まった社会主義は、慈善が問題を解決できなかったため、福祉国家が動くべきだと主張した」
−−魚を与えるのが慈善、魚の捕り方を教えるのが博愛なのか。
「全面的に同意する」
−−寄付に反対する人たちもいる。
「貧民を助ければ彼らが努力しないため、むしろ貧困から抜け出せないという主張が19世紀に広まった。間違った考えであることがいくつかの研究で明らかになった。貧困が好きで、自分の意志で貧しい人はいない。マーク・トウェインは金持ちが名声を得ようと寄付すると批判した。図書館・博物館に刻まれた寄付者の名前は“金持ちの落書き(the graffiti of the rich)”だ。アンドリュー・カーネギーは1800カ所の図書館を建設した。カーネギーは死去したが、彼が作った図書館はまだその場にある。施そうという心と虚栄心が共存するのが人だ。意図よりも結果が重要だ」
----
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。