http://www.asyura2.com/14/asia15/msg/207.html
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中国・ベトナム船衝突、なりふり構わぬ強気姿勢
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2196743.html
また中国の行動が国際社会の反発を招いています。ベトナムの巡視船と中国の船との激突、日本にとっても他人事ではありません。中国は南シナ海の大部分で管轄権を主張していて、その形から「中国の赤い舌」とも呼ばれています。激突の瞬間映像からは、中国側のなりふり構わぬ強気な姿勢が垣間見えます。
「来たぞ、来たぞ」(ベトナム船の乗組員)
南シナ海の西沙諸島付近の海域を航行するベトナム艦船から撮影した映像。乗組員の声が上がる中、一隻の船が急接近してきます。船には「中国海警」の文字。そして・・・
「ぶつかったよ」(ベトナム船の乗組員)
「ここはベトナムの領海です。あなた方は今、ベトナムの領海の主権を侵害している」(ベトナム船)
中国の船がベトナムの艦船に激突しました。この衝突で、ベトナム側の乗組員6人がけがをしたということです。
衝突があった南シナ海・西沙諸島近くの海域は、ベトナムが主張する排他的経済水域の内側です。なぜ、中国の船がこの海域にいたのでしょうか。実は、中国側は「9段線」という国際法にはない独自の管轄権を主張しています。それを根拠に、今月3日、ベトナム沖で中国国営の石油会社が石油の掘削作業を行うと表明。その後、掘削装置の設置に乗り出したことから、ベトナム側は作業を阻止しようと艦船などを派遣しました。そこで、中国側は、石油会社を守る中国当局の艦船などがベトナム側の艦船に対し、放水や衝突を激しく繰り返しているということです。
「我々は我慢を続けてきた。忍耐には限界がある。中国側がこうした行動を続けるなら、自衛手段を取らなければならない」(ベトナム沿岸警備副司令官 7日)
ベトナムは7日夜、海上警察の幹部のほか、国営石油会社総裁ら5人が列席するという異例の態勢で緊急に会見。衝突映像を公開するとともに、「忍耐には限界がある」と中国側に警告しました。
「西沙諸島近海での中国企業の活動は、完全に中国の主権内でのことだ。ベトナムには何ら関係のない話だ」(中国 華春瑩報道官 7日)
一方、7日、外務省の会見で強硬姿勢を崩さなかった中国。それ以降、今回の出来事について、目立った反応が一切ありません。
「領有権を争っている海域で掘削作業に着手するという中国の一方的な決断は、挑発的で地域の平和維持に役立つものではない」(アメリカ サキ報道官)
こうした中、アメリカ国務省のサキ報道官は、今回の事態を受け、中国側の「危険で威圧的な行動を強く懸念する」とけん制しました。
尖閣諸島をめぐって中国と対峙する日本。菅官房長官は・・・
「境界未確定の現場海域において、中国による一方的な掘削活動の着手によって地域の緊張が高まっていることを深く憂慮しています」(菅義偉官房長官)
菅長官は中国の対応を批判したうえで、「ベトナム側、および国際社会に対して、自らの活動の根拠やその詳細について明確に説明するべきだ」と語り、中国側に自制的に行動することを強く求めていく方針を示しています。(08日16:18)
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100隻以上がにらみ合い(中国・ベトナム)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4672865.html
2014年05月08日 NEVADAブログ
パラセル(西沙)諸島付近では、中国の船舶(公船)80隻とベトナムの艦船29隻がにらみ合いを続けていると報じられており、一触即発の状態になっています。
どちらかが一発でも撃てば大規模な軍事衝突が起こることになります。
ベトナム海上警察のトゥー副長官は、現場は「きわめて緊迫している」と報道機関に述べており、CNNでも中国の艦船がベトナム艦船に体当たりしている映像を流しており、状況は中国不利となりつつあります。
このような状況を打開するために、中国が軍事衝突を引き起こし、海上警察レベルではなく、海軍が全面に出てきた場合、双方にかなりの死者が出ることになるでしょうが、国連安保理で協議がされましても、中国・ロシアが拒否権を持っている以上、何もできません。
大規模な軍事衝突が起これば、シーレーンにも影響を与えます。
アメリカはどう介入することになるのか、オバマ政権のピポット政策が試されることになります。
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中国が艦船80隻を動員、ベトナムとにらみ合い
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140508-OYT1T50125.html
2014年05月08日 14時01分 読売新聞
【バンコク=永田和男】中国とベトナムの船舶が衝突した南シナ海のパラセル(西沙)諸島付近では8日も、両国の船舶がにらみ合いを続けている模様だ。
両国間の緊張は高まっており、10日からミャンマーで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議でもこの南シナ海問題への対応が最大の焦点になる見通しだ。
中国側は7日までに、この海域に80隻の艦船を動員。AP通信によると、ベトナム側も計29隻の船舶を派遣している。ベトナム政府高官は7日、内外記者団向けに開いた緊急会見で、中国船舶が2日以降、ベトナム船に衝突や放水を繰り返している状況をビデオ映像などを使って説明。現場の状況は「きわめて緊迫している」(海上警察のトゥー副長官)と強調していた。
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南シナ海緊張、中越が掘削で対立 比は中国漁船拿捕
http://www.cnn.co.jp/world/35047613.html
2014.05.08 Thu posted at 19:37 JST
香港(CNN) ベトナムの国家国境委員会幹部は8日までに、同国と中国が領有権を争う南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島近くで中国の国営企業が石油の掘削作業を開始し、周辺海域に軍用船を含む60隻の船舶を集結させてベトナムの巡視船らに故意に衝突するなどの威嚇行動に出ていると発表した。
一方、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島近くでは6日、絶滅危惧種のウミガメを大量に捕獲していたとして、フィリピン当局が11人乗りの中国漁船を拿捕(だほ)した。比当局は主権保持のための行動としている。
国営企業の中国海洋石油(CNOOC)は今月2日、パラセル諸島近くで海上掘削施設による作業を開始。中国当局はこれより前、同施設周辺に約4.8キロにわたる排他的海域の設定を宣言し、軍用船による監視活動を始めていた。
ベトナムの国家国境委員会副委員長によると、中国船舶による威嚇行動は4日以降に始まり、放水砲なども用いた。ベトナム側に人的な被害が出たとしている。
中国外務省報道官は掘削作業は中国領内の合法的な行動と主張。ベトナム側の嫌がらせ行為は中国の主権侵害であるとも述べた。船舶同士の衝突については確認しなかった。
CNOOCは、スプラトリー諸島の海底には中国の原油やガス資源の3分の1が埋蔵されていると主張している。南シナ海の領有権論争には中国、ベトナム、フィリピンの他、台湾、マレーシアやブルネイも絡んでいる。中国は同海全域での主権を求めている。
米国務省のサキ報道官は、パラセル諸島近くでの中国による掘削作業を非難。「一方的な行為は争いのある主権論争で自らの主張を強める中国の行動様式の一環とみられる。この種の行為は地域の平和と安定を損ねる」と批判した。
これに対し中国外務省の報道官は、掘削作業はベトナムとは無関係な行動であり、米国も同様であると反論した。
比警察によると、同国当局による中国漁船の拿捕(だほ)はスプラトリー諸島にあるハーフムーン礁近くで発生した。ウミガメ350匹を捕獲していたという。中国当局は漁船拿捕を受け、比側にさらなる挑発行為の中止を求めた。
南シナ海問題などに詳しい米マサチューセッツ州工科大学の学者は、今回のパラセル諸島近くでの衝突を受け、全面戦争ではないが軍事衝突が起きる可能性があると指摘。中国とベトナム間の問題は中比間の問題より深刻との見方を示した。
中国は1950年代以降、パラセル諸島の北半分を実効支配下に置き、南半分については74年以降、実質的に管理している。
また、フィリピンが今回、中国漁船の拿捕に踏み切った背景要因として、オバマ米大統領が最近訪比して結んだ新たな軍事協力協定に鼓舞された側面があると分析した。
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