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朴槿恵大統領の支持率急落 韓国船沈没でやまぬ批判
http://www.asahi.com/articles/ASG5443SFG54UHBI007.html?iref=comtop_6_01
2014年5月4日20時34分 朝日新聞
韓国南西部・珍島(チンド)付近で起きた旅客船セウォル号の沈没事故の影響で、朴槿恵(パククネ)大統領の支持率が急落している。政府の事故対応への批判が続くなか、朴氏は4日、珍島を訪れて安否不明者の家族らに最善を尽くすことを誓った。だが、事態収拾のめどは立っておらず、政権にとって困難な局面が続きそうだ。
朴氏はこの日、珍島で捜索の結果を待ち続ける家族らに会い、「みなさんの心情を考えると胸が詰まる。事故の発生や対応に無限の責任を感じている」と発言。責任者を厳しく処罰するとともに、安全システムを立て直すと約束した。
朴氏の珍島訪問は事故翌日の4月17日に次いで2度目。潜水士らによる捜索現場も視察し「最善を尽くしてほしい」と訴えた。
訪問の背景には、朴氏や政府に対する厳しい世論への危機感がある。民間の世論調査機関「韓国ギャラップ」が4月28〜30日に実施した世論調査では、朴氏の支持率は48%で、2週間前の前回調査より11ポイントも急落。一方で不支持は40%と12ポイント上昇した。
不支持の理由は、沈没事故への対応が35%で最も多く、「指導力不足/責任回避」が17%で続いた。事故への政府の対応については82%が「適切でなかった」と答え、「適切だった」はわずか8%だった。
事故をめぐっては、生存者や安否不明者をめぐる政府の発表が二転三転したことに加え、海洋警察などの救助の不手際、官僚と船舶業界の癒着、安全システムの不備などが相次いで指摘され、政府は厳しい立場に立たされている。
責任を取る形で、先月27日に鄭烘原(チョンホンウォン)首相が辞意を表明。29日には朴氏が閣議で「国民に申し訳ない」と述べたが、公の場で直接、謝罪すべきだとの批判が上がった。朴氏は2日、再発防止策を発表する際に国民向けに謝罪する意向を示したが、野党は「すぐに謝るのが筋」と非難。2日にはソウルで地下鉄の追突事故も起きた。与党内では、6月4日の統一地方選への影響を懸念する声も高まっている。(ソウル=貝瀬秋彦)
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