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セウォル号追慕の「沈黙デモ」に警察が乱入、追慕もできない社会
民主労総主催のデモ行進に警察が乱入して連行、1日に大規模な「追慕沈黙デモ行進」
4月26日に行われたセウォル号惨事を追慕するための都心沈黙デモ行進に警察が乱入する事件が発生し、非難が広がっている。
警察は4月23日にも市民団体によるセウォル号追慕デモ行進を許可せず、
政府がセウォル号追慕と政府糾弾の世論を押さえつけようとしているのではないかという疑惑も提起されている。
沈黙デモ行進を主催した民主労総は、法律的対応などをする方針だ。
民主労総は「世界労災死亡労働者追慕の日」の二日前の4月26日、ソウル駅広場で「セウォル号惨事犠牲者および労災死亡労働者追慕祭」を開いた。
毎年、労災の日に合わせて行われるイベントだが、今年はセウォル号惨事が発生したため「犠牲者追慕」を強調した。
集会の後には約600人の集会参加者がソウル駅から明洞、ソウル中央郵便局まで都心デモ行進を行った。
今回の都心デモ行進では、通常の集会とは違って一切のスローガンもパフォーマンスもなく、セウォル号の犠牲者を追慕する沈黙デモ行進の方式で進められた。
だがこの過程で警察が「横断幕が車線からはみ出した」として追慕行列に乱入する事件が発生した。
民主労総は「デモ行進は申告された車道を遵守して合法的に進行中だった」とし
「それでも警察は横断幕一枚が車線から50センチ程はみ出したと言って兵力を投入し、横断幕を奪おうとした」と説明した。
横断幕はすでに申告されたデモ行進物品だったことが分かった。
結局、警察はこれに抗議する民主労総組合員1人を連行し、デモ隊の解散を要求した。
民主労総は「これまでのデモ行進統制の事例を見ても、前例がない過剰対応」とし
「こうした警察の過剰対応は、セウォル号沈没の後で政府に対する国民の糾弾の声が強まったため、公権力を使って国民の追慕の声まで黙らせようとする政府の意図」と強く非難した。
警察は4月23日にも市民団体によるセウォル号追慕デモ行進を認めず、議論の火種を大きくした。
当時、全国女性連帯などは、セウォル号追慕のための光化門歩道デモ行進を申告したが、鍾路警察署は「デモ・コースが幹線道路」とし、これを認めなかった。
だが裁判所は「歩道行進を禁じる理由はない」とし、市民社会による仮処分申請を受け入れた。
なお民主労総は5月1日、ソウル駅で「2014世界メーデー大会」を開き、セウォル号の犠牲者を追慕し、また、たった1人の失踪者も救助できない朴槿恵政権の総体的無能と無責任を糾弾する計画だ。
この日、民主労総はソウル駅から市庁広場まで、またセウォル号追慕のための沈黙デモ行進を行う。
民主労総は「今回の事件はもちろん、今後も警察が公権力を投入して追悼行事を妨害することを座視しない」とし
「民主労総は法律的対応を含み、あらゆる強力な対応をする」と明らかにした。
翻訳/文責:安田(ゆ)
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以上は http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2014/1398688387041Staff から転載。
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