http://www.asyura2.com/14/asia15/msg/145.html
Tweet |
米軍、再びフィリピン駐留 首脳会談で協定署名 中国抑止の狙い
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140428/asi14042822190007-n1.htm
2014.4.28 産経ニュース
【マニラ=吉村英輝】アジア4カ国を歴訪中のオバマ米大統領は28日、最後の訪問国となるフィリピンに到着、アキノ大統領と会談した。両国は会談に先立ってフィリピンでの米軍派遣拡大を可能にする新軍事協定に署名した。会談では、南シナ海への進出を強める中国を念頭に、安全保障でのさらなる協力を確認した。
新協定で米軍は、フィリピン軍の基地内に独自の施設を建設できるようになり、航空機や艦船の巡回を拡大できる。一方、外国軍の駐留を禁じたフィリピンの憲法を考慮し、施設は恒久化しない。協定の有効期間は10年間で、更新も可能。核の持ち込みは禁じられる。
米軍の施設建設候補地には、米海軍がかつて拠点としたスービック地区などが想定され、派遣部隊の規模などとあわせ今後両国で協議する。冷戦終結後の1992年にフィリピンから完全撤退した米軍の22年ぶりの回帰といえる。
首都マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で行われた共同会見でアキノ氏は新協定を「地域の平和と安定を推進させる」と歓迎。オバマ氏は「安保協定と同盟関係を更新していく」と述べた。
会談ではオバマ氏が推進する環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)も議題となり、アキノ氏は「フィリピンが交渉に参加できるか検討している」とした。
南シナ海では先月、フィリピンが実効支配するアユンギン礁への補給船を中国の公船が妨害するなど、中国は「実力行使」を伴う領有権の主張を展開している。
新協定により、フィリピンは中国への抑止力を強め、米国も南シナ海での存在感を高めることになるが、オバマ氏は会見で「中国の封じ込めが目的ではない」とし、国際法などルールに基づく紛争解決を主張した。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。