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ロシア、編入応ぜず ドネツクの親ロ派の要請に  朝日新聞
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/858.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 5 月 14 日 08:11:23: mY9T/8MdR98ug
 

 ウクライナ東部で親ロシア派が設立したとしている「ドネツク人民共和国」の暫定政府代表を名乗るデニス・プシーリン氏は12日、「共和国」のロシアへの編入を検討するようロシアに要請した。しかし、ロシア側は当面応じない構えだ。

 ロシア政府は13日の時点で、プシーリン氏の要請に対して、何のコメントも発表していない。

 ロシアのプーチン大統領は12日、欧州安保協力機構(OSCE)議長国スイスのブルカルテール大統領と電話で意見交換。ロシア側によると、OSCEの仲介で現政府とウクライナ東部の住民代表の直接対話を進めることが重要だという見解で一致した。

 ロシア大統領府は11日にドネツク、ルガンスク両州の親ロシア派が事実上の独立を求めて行った住民投票の結果を「尊重する」とする一方で、その実現は「平和裏に」進めるべきだと指摘した。現時点でウクライナ東部を編入する利点は乏しいと考えているようだ。

 3月にウクライナ南部クリミア半島で住民投票が行われた際には、2日後にロシアが併合を宣言した。しかし、ウクライナ東部はクリミアとは異なる。

 クリミアには元々ロシアの軍事拠点がある。ロシアにとって失うことができない戦略的拠点だ。住民投票を前に、ロシアの武装部隊がほぼ全域を掌握していた。一方、ウクライナ東部では、ウクライナの治安部隊による親ロシア派の制圧作戦が続いている。

 ロシアはクリミアには選挙監視団を派遣し、住民投票を支援したが、ウクライナ東部の住民投票は、プーチン氏が延期を求めるなど距離を置いてきた。(モスクワ=駒木明義、ドネツク=松尾一郎)


http://www.asahi.com/articles/DA3S11133656.html  

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コメント
 
01. 2014年5月14日 10:10:27 : nJF6kGWndY

下手に刺激しなければ、自然に連邦制に移行する可能性は高い

まずは合理的な対応だな


02. 2014年5月14日 11:54:16 : oABz9KL5yM
というかヤヌコビッチ政権以前からロシアはウクライナの連邦制を提案してきた。
歴代政権は親露のヤヌコビッチも受け入れなかった。
こうなることはオレンジ革命とやらを巡る大統領選の顛末で分りきっていたことだ。
何度もいうが、こんな風にしてしまったのはアメリカ、それも国務省とヌーランドに代表されるネオコンだ。
アラブの春からずっとこんな大茶番をやり続けている。
ドネツクとルガンスクの独立を巡る選挙を茶番だと揶揄するマヌケが懲りずに工作に励んでいるが、ネオコンの買弁をやっていることに気づく脳も持ち合わせていないうえにロシアが東南部の親露独立派をけしかけロシアに組み入れるための工作をしていると勝手に思い込み、応じないとわかったら今度は一転して梯子を外されたとロシアが西側の経済制裁が響き始めて戦略を変えたと批判しはしゃいでいる始末。
本当に手に負えないバカぶりだ。



03. 2014年5月14日 12:19:57 : RTWWw8j8P6

ロシアが編入しないとキエフの政権はウクライナ軍を動員して東部ウクライナを鎮

圧しなければならない。

ロシアを後背地とした東部ウクライナは鉄壁防御地域、クリミアを失ったウクライ

ナ軍は主力の多くを同方面に拘束される。

ウクライナ東部はウクライナ軍の墓場になるのは目に見えている(笑)

それはキエフ政権の終わりでもある。そもそも最初から無理な勝負なのだ。

プーチンは核戦争まで含めた選択肢を持っている。将棋は最初から詰んでいる。


04. 2014年5月14日 12:45:45 : nJF6kGWndY
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/40672 
JBpress>海外>The Economist [The Economist]
ロシアとウクライナ:プーチンの戦術
2014年05月14日(Wed) The Economist
(英エコノミスト誌 2014年5月10日号)
ウクライナ問題を巡るロシア大統領の予想外の譲歩は、大統領がウクライナで欲しいと思っていたものの大半を既に手に入れたという事実を反映している。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は既に、望んでいたものをほぼ手に入れた〔AFPBB News〕
 サスペンススリラーでは、タイミングがすべてだ。緊張感が高まり、音楽がどんどん大きくなり、最悪の事態が迫り来る――そして突然、緊張から解放される。
 5月7日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、そんな瞬間を演出した。対立を煽り、極限まで緊張を高め、侵攻すると脅した末に、潔く譲歩したのだ。
 ウクライナ東部地域の独立を問う非合法な住民投票は延期されるかもしれないし*1、5月25日に予定されている大統領選挙は実施されるかもしれない。そしてロシアは、ウクライナとの国境近くに配備していた軍隊を撤収することになるだろう。
情報戦争に勝ちつつあるプーチン大統領
 プーチン氏は、望んだものをほとんど手にした。クリミア併合は受け入れられ、厳しい経済制裁を免れ、支持率は急上昇。ウクライナに混乱をもたらしておきながら、その仲裁役を演じている。そしてプーチン氏は大した譲歩をしなかった。住民投票はどのみち、物理的、組織的に不可能だった。
 しかし、プーチン氏の申し出はキエフの中央政府に、ウクライナ東部、南部の自称「分離主義者」との対話を迫るだろう。3月に拘束されたドネツクの「人民の州知事」、パーベル・グバレフ氏が交渉によって釈放されたことは、住民投票など行うことなく反政府派に正当性を与える。
 脅迫しておいて、結局後に脅しを撤回する行動は、ロシアが国内外で展開し、特にドイツで勝利を収めているように見える情報戦争の最新エピソードだ。政治アナリストのキリル・ロゴフ氏いわく、クレムリンとの対決を嫌う西側諸国は、プーチン氏の譲歩を弱々しく受け入れざるを得なかったという。
 この3カ月間、ロシアのプロパガンダは、クリミア併合を正当化し、現実の状況を形作るために仮想現実を作り出した。
 その筋書きは一貫しており、大雑把で、不誠実だった。いわく、西側が後ろ盾になっているファシストの軍事政権がキエフで権力を握り、ロシア語を話す人々を脅した。素早い介入によってクリミアは救われたが、ウクライナの東部と南部は内戦に突入した。その結果、オデッサでの衝突と火災で40人が死亡した。ロシアはこの一件をウクライナのファシズムの一例と呼んでいる。
*1=この記事が出た後の11日、東部3州のうちハリコフは住民投票を見送ったが、ドネツクとルガンスクは予定通り実施し、分離主義者たちが勝利宣言した
 「情報戦争の目的は、誰かに何かを納得させるということではなく、人々を戦いに引っ張り込むことだ」とロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の研究者、グレゴリー・アスモロフ氏は指摘する。情報戦争は憎しみを煽り、体制側への支持を強固にする。
 ベテランのリベラル派政治家、ボリス・ネムツォフ氏はブログでこう書いている。
 「モスクワで一般市民の憎悪がこんな水準に達したことは記憶にない。1991年8月のクーデターの後も、1993年に(ボリス・)エリツィンが議会と対立した後も、こんなことはなかった。敵意はテレビに煽られている・・・クレムリンは、人間が持つ最低の本能を助長して褒美を与え、憎しみと争いを煽っている」
今のロシアのプロパガンダは単調なソ連版より巧妙

 ロシアの情報戦争は、プーチン氏の体制がメディア統制と政争排除に頼っている様子を反映している。
 2000年に大統領に就任した当初に主要テレビ局を管理下に置いたプーチン氏は、今度は最近まで比較的自由だったインターネットを取り締まっている。
 5月5日、かつてインターネットのことを「米中央情報局(CIA)のプロジェクト」と呼んだプーチン氏は、3000人以上のフォロワーを持つ人気ブロガー、評論家に対し、報道機関として登録することを義務付ける新法に署名した。
 これに先駆けてクレムリンは、いくつかの独立系ウェブサイトを閉鎖または掌握し、でっち上げの容疑で長期の禁固刑を申し渡され、自宅軟禁されている反体制派の政治家、アレクセイ・ナワルニー氏の人気ブログを禁止した。
 ソ連反体制派だったアンドレイ・サハロフ氏が主張したように、責任を負うことのない抑圧的な体制は、その国の国民だけでなく、国際安全保障にとっても脅威になる。1980年1月のサハロフ氏の国内追放(流刑)は、ソ連によるアフガニスタン侵攻に続いて起き、大々的なプロパガンダ作戦を伴った。
 しかし、ソ連のプロパガンダの唯一の救いは、それが成功しなかったことだ。ソ連のプロパガンダの反米主義は経済政策の失敗によって損なわれた。ソ連の食糧不足は、欧米の優位をまざまざと見せつけた。
 対照的に、今日のロシアのプロパガンダはうまくいっている。単調なソ連版のプロパガンダよりも巧妙で魅力があり、聴衆がそれを受け入れる意欲も大きい。ロシアの世論財団(POF)が行った調査によると、大半のロシア人は国営メディアを信用しており、時折情報を歪めることに問題はないと考えている。
ロシア国民が抱くソ連崩壊のトラウマ
 反米主義と失地回復主義は、ソ連崩壊が残したトラウマをうまく利用している。ロシアのプロパガンダでは、ソ連崩壊は市民による解放運動ではなく、西側諸国によってロシアに押し付けられた敗北と表現されている。
 ロシアの世論調査機関レバダセンターのレフ・グドコフ所長は、このトラウマはどんな人も想像し得た以上に深刻だったと指摘する。ロシアによるクリミア併合は、偉大なるロシア国家の復活のしるしであり、欧米に対する報復だと広く考えられている。クリミア併合に反対しているのはロシア国民のわずか3%、ロシアの行動を後ろめたく思っているのは1%に満たない。
 また、プーチン氏は欧米に堂々と対抗することで、ロシア国民をなかなか消えなかった劣等感から解放した。ロシアは、欧米より道徳的に優れており、誰に対しても自己を正当化する必要のない比類ない文明だとプーチン氏は断言している。
 プーチン氏の行動を支持するもう1つの理由は、経済的なものだ。ソ連崩壊後に経済改革を推進したエゴール・ガイダル氏がかつて指摘した通り、ロシアの帝政後のノスタルジアは、経済が困窮した時期ではなく主に原油価格上昇の結果として数年間にわたり所得が増加した後に盛り上がった。
 しかし、プーチン氏が2012年に3期目となる大統領職に返り咲くと、ロシアのモデルの限界が明らかになった。都市部の中間層による街頭デモの嵐により、国の近代化を求める声が表面化したからだ。
 ロシアによるクリミア併合とウクライナ東部への介入は、事実上、近代化に代わる措置だった。ペテン師と泥棒の政党として知られるようになった与党・統一ロシアは今や帝国を築く政党であり、プーチン氏はロシア領土の併合者だ。数年前まで主要テーマだった汚職は、後背に退いていった。
プーチン大統領の計算
 ウクライナ侵攻は西側との対立という大きな構図の一環であり、体制を支え、レントシーキング型の温情主義的なロシアのシステムを強化する必要性が主な原動力となっていると、ロゴフ氏は論じている。プーチン氏は石油収益から恩恵を受けている人々の支持を固めた。つまり、ロシアの労働人口の3分の1近くを占める、何百万人もの国の従業員のことだ。
 このことは、比較的学歴の高い官僚階級でクレムリンの行動に対する支持が最も強い理由を説明するかもしれない。「彼らは基本的に、自分たちはさほど努力せずに給与が上がり続けるこのシステムの継続を願っている」とロゴフ氏は語る。
 またそれは、ほとんどのロシア人がウクライナでの戦争の人的、金銭的代償を負う用意がなかった理由も説明している。
 プーチン氏が今回の譲歩案を示す前、一般国民は本格的な流血の惨事と、いよいよ厳しくなる西側の制裁による経済的な痛みの可能性について心配するようになっていた。深刻な衝突は、ロシアの軍事的関与と、ただでさえ弱っている経済にダメージを与える制裁につながったはずだ。
 プーチン氏はいかなる民主的なプロセスもほとんど尊重しなかったが、自身の支持率には常に注意を払ってきた。
それでも続く長編サスペンス
 こうした状況はどれも、ウクライナのサスペンス長編が終わったことを意味してはいない。プーチン氏は、ウクライナを不安定にし、欧米を立ち入り禁止にしておくための道具をたくさん持っている。特に問題を抱える東部と南部地域では、5月25日の大統領選挙が順調に実施される保証はない。
 また、プーチン氏が煽っている挑戦的ムードも簡単に終わらせることはできない。むしろ、こうしたムードはロシア国内の「裏切り者」と「第5列*2」に向けられる可能性もあるだろう。緊張感が解かれた後に、さらなる緊張が続くのが、サスペンスのロジックなのだ。
*2=自国内に存在する敵国や仮想敵国の勢力のこと

05. 2014年5月14日 13:59:32 : oABz9KL5yM
まあ、エコノミストは精一杯皮肉を言うだけしか手がないからなw

06. 2014年5月14日 15:07:49 : 1geRdsjJSg
自治が実現しロシアの影響下に入れば事実上の併合で、とくに領有することはない。
日本はウクライナや西欧よりロシアに立場が近いが理解できていない。
ロシアが日本、ウクライナが韓国、西欧が中国、そしてクリミアを竹島と擬すれば理解できよう。ドネツクは済州島あたりだな。

07. 2014年5月14日 19:23:47 : uafB7mJsQQ
プーチンは 火中の栗に 手は出さぬ
じっとこらえて 挑発かわす

08. 母系社会 2014年5月15日 02:12:53 : Xfgr7Fh//h.LU : Zu7rIifdyo

★★欧米では、プーチンは旧ソ連の復活を目論んでいるとプロパガンダされ
ているが誤り。

★★ロシア人が旧ソ連を解体した理由は様々だが、その一つには、ウクライナ
などの諸国民を、ロシアが背負い続けられなくなったからである。

●ロシア国民は、血みどろのチェチェイン内戦で厭戦気分が強い。しかし、
ロシア系住民が大量に犠牲者を出すようになれば、流石に世論が沸騰して、
プーチンも軍事援助→航空支援→コサック等の義勇軍投入などの段階を
経て、介入せざるを得なくなる。

しかし、プーチンも、本音では地上軍投入は避けたいはずである。欧米の
本格的な経済制裁を引き起こすリスクもあるが、何より、公式統計では
人口約3800万人ものウクライナ人が激しく反発したら、欧米からの武器
援助が見込めるので、ロシアの正規軍でも手に負えなくなる。(米軍は
アフガンで、人口わずか1000万のパシュトン人さえ制圧できない)

しかも、ウクライナやポーランド、ロシア、ベラルーシなどの国の国民には、
自己の帰属意識=アイデンティティが曖昧な人が多く、ウクライナでも、公式
にはウクライナ民族と分類されている人でも、母語がロシア語とか、親戚に
ロシア人が多い等で、ロシアかウクライナか、帰属意識が明確ではない人々
がかなり存在する。

そのような人々は、親ロシア系候補にも投票するので、公式には20%の
ロシア人候補が大統領選で、多少の不正はあれ、ウクライナ人候補に勝つ
というような事態が起こるのである。しかし、ロシア軍が無暗に介入すると、
彼らまでも反発し、ウクライナ人としての帰属意識を覚醒させてしまい、
親ロシア系候補は永遠に勝つことが不可能な国にしてしまう可能性が高い。

だから、親ロシア派に多数の犠牲者が出て、その結果、少なからぬウクラ
イナ人自身も、また、欧米諸国も「仕方ない」と認める「人道的介入」
としてのロシア軍投入しか、したくないのがプーチンの本音のはず。

●現在、ロシア人一人あたりの国民所得は、ウクライナよりも2倍以上も
多いが、ロシアがウクライナなどを切り離したから、ロシア人は豊かに
なった面もある。ウクライナを併合したら、併合した人数分、ロシアは
再び貧しくなるのである。

だからロシアには、欧米が主張するようなウクライナ併合の意図など全く無い
だろう。わざわざ高い授業料を払って、旧ソ連を解体した意味が半分ぐらい
無くなるからである。

ロシアにとって、特殊な歴史的経緯があり、100万ものロシア兵の血がしみ
込んだクリミアと東部は異なる。ロシアはウクライナを、現状程度の援助で、
欧米との緩衝地域のままにして置きたいのが本音だろう。

●東欧随一と評されていた旧東ドイツの工業地帯も、東西ドイツの統合に
よる欧米化で壊滅し、失業者が溢れた。低レベルのロシア向け製品しか
生産できない東部の輸出先の90%がロシアであり、しかも部品・半製品
が多いので、ロシア以外への輸出も困難。だから、ウクライナの欧米化は
自滅的選択になる可能性が高い。

オレンジ革命後ロシアは、ウクライナが欧米側となり、東部の製品が入手
できなくなる事態も見越して、既にある程度の準備はできているというの
だが、東部には航空・宇宙・軍事産業などのロシアにとっても重要な産業
もあり、欧米化はロシアにとっても痛手であり、ウクライナもNATOに
参加したら、軍事的にも脅威となる。

★★だから、そもそもプーチンは親ロシア派にはウクライナに留まり、
欧米化を防ぐ役割を期待しているのである。 それで、プーチンは「連邦制」
支持であり、「独立ー併合」は望んでいないので、住民投票も延期を提案
したし、親ロシア派に大統領選挙も受け入れろと要求している。

★★親ロシア派は、プーチンの傀儡ではない。


09. 2014年5月15日 07:46:47 : Fs820IFiwU
ウクラアイナの連邦制は良い案だ。アメリカやEUはウクライナを勢力圏にしようとして、ウクライナで暴力デモで政権を奪取した「ネオナチ」や「フアシスト」や「過激民族主義者」ら極右セクター勢力を支援しているなら、それは破滅したナチス、ヒツトラーの〈東方政策」と同じ路線だと思う。

10. 2014年5月15日 19:12:40 : PiwcprACFA
これからが正念場?!

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