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【韓国×北朝鮮 いざ戦えば】北の野砲&短距離ミサイルでソウルは火の海になる
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140513/frn1405131140001-n1.htm
2014.05.13 夕刊フジ
★陸の戦い(1)
韓国のK1戦車(AP)
再び朝鮮半島有事とならば、その主たる戦いは地上戦闘となるだろう。このため、朴槿恵(パク・クネ)大統領率いる韓国も、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記率いる北朝鮮も、陸上戦力の拡充に力を入れている。
韓国の陸上兵力は52万人で、その他に精強部隊である海兵隊約2万7000人を擁している。
一方、北朝鮮の陸上兵力は102万人。その数は、中国、インドに次いで世界第3位だ。さらに敵陣に侵入して情報収集や破壊工作を行う特殊部隊が20万人もいるといわれており、その数は世界一である。
北朝鮮は1996年、小型潜水艦で武装工作員21人を韓国に侵入させた。この掃討のため、韓国軍は述べ6万人もの兵士を投入せざるを得なかった。侵入攻撃が同時多発した場合、韓国軍は手の施しようがなくなる。
筆者の推測だが、韓国で先日発見された北朝鮮無人偵察機は、韓国内に潜伏する3万人ともいわれる北朝鮮工作員が操縦していた可能性がある。
次に、陸戦の王者「戦車」である。
韓国軍は、国産戦車「K1」など約2400両を保有し、最新鋭戦車「K2」の開発も進めている。だが、エンジンとトランスミッションの国産化に失敗するなど、トラブルが続いている。専門家によると、韓国の戦車の搭載機器は外国製品の寄せ集めで、無理やり国産化するため、さまざまな問題が生じるという。
北朝鮮による延坪島砲撃事件(2010年11月)での韓国軍の反撃でも、同国の兵器製造技術の脆弱さが露呈した。韓国軍は、国産の最新鋭155ミリ自走榴弾砲「K9」で応戦したが、6両のうち3両が故障で使えなかったうえ、K9が撃った砲弾がことごとく北朝鮮軍陣地後方の畑に着弾していたのだ。
では、北朝鮮軍の戦車はどうか。
北朝鮮は、約3500両の戦車を保有しているが、それらはみな「T62」や「T55」といった旧ソ連製の旧式戦車で、在韓米軍の「M1」や韓国軍の「K1」などのハイテク戦車の敵ではない。
ところが、北朝鮮の砲兵はわけが違う。
北朝鮮軍は「240ミリ多連装ロケット弾」や「170ミリ自走砲」など、旧式野砲やロケット砲を大量に保有しており、数千門もの長射程砲を38度線付近に配備している。
首都ソウルは南北国境からわずか40キロ。北朝鮮は、長射程砲の一斉射撃で、ソウルに砲弾の雨を降らせることができる。加えて、短距離弾道ミサイル「スカッドB」「スカッドC」を多数保有しており、300−500キロ離れた場所からソウルを狙うことができる。
かつて南北会談で北朝鮮代表が「ソウルを火の海にしてやる!」と恫喝したのは、野砲や短距離弾道ミサイルの威力を背景にしたものである。
果たして、韓国は「陸」で、北朝鮮と戦うことができるのか。
■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、東北大学大学院・非常勤講師。著書に「国防の真実」(双葉社)、今回の連載のもとになった「日本が戦ってくれて感謝しています−アジアが賞賛する日本とあの戦争」(産経新聞出版)など。
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