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ウクライナのクーデター政権はオデッサにネオナチを送り込んで虐殺、東部に軍隊を投入して死傷者
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201405100001/
2014.05.10 櫻井ジャーナル
アメリカ/NATO/IMFを後ろ盾にしたキエフのクーデター政権は武力でウクライナ東部を制圧するため、5月9日に戦車を連ねてドネツク州マリウポリ市に突入させた。銃撃で住民が死傷しているのだが、興味深いのは住民が逃げずに集まり、兵士に抗議していること。
このまま制圧作戦を続けるなら、アメリカがベトナム戦争でCIAと特殊部隊を使って実行した住民皆殺し作戦の「フェニックス・プログラム」、あるいはラテン・アメリカで手駒の軍人に「死の部隊」を編成させて行った住民殺戮を再現しなければならなくなる。
大統領選でアメリカ/NATOが当選させるつもりらしいユリア・ティモシェンコは、国家安全保障国防会議のネストル・シュフリチ元副議長に電話でロシア人を殺すと繰り返していた。これが現実になる可能性もあるということだ。
「西側」のメディアはアメリカ支配層にとって都合の悪い情報を封印、責任をロシアへ押しつけるため、事実に反する「報道」を続けている。明治維新以降、第2次世界大戦の前、戦争を煽り、アジア侵略を後押しした責任を日本のマスコミは全く感じていない。大戦後、自分たちの戦争責任が問われなかったことで、今度も大丈夫だろうと高を括っているのだろう。が、現在はインターネットの時代。怪しげな情報だけが流れているわけではない。こうしたルートで事実が伝えられ、人びとの彼らを見る目は厳しくなっている。
1945年5月8日にドイツが降伏してナチス体制が崩壊したことをソ連では祝ってきたのだが、ネオ・ナチを柱のひとつにするクーデター政権にとって、5月9日は「屈辱の日」にほかならない。マリウポリでも計画されていたナチスとの戦いを祝う催しを軍事力で潰した形だ。
日本では東電福島第一原発の事故後、被曝線量の基準、被曝限度量を政府は引き上げて「安全」を宣伝しているが、アメリカの場合、中身に変化がなくても自分たちの都合に合わせて「民主化勢力」、「自由の戦士」、「テロリスト」を使い分けてきた。アフガニスタン、イラク、リビア、シリア・・・そしてウクライナでもアメリカ/NATOは「テロリスト」を殺すのではなく、殺した人間が「テロリスト」だ。
ウクライナではすでにオデッサでネオ・ナチに反クーデター派の住民を虐殺させた。
http://ersieesist.livejournal.com/813.html
働組合会館へ避難していた多くの女性や子どもが殺されたようで、犠牲者数は約40名ということになっている。ただ実数は不明で、100名以上とも300名とも言われている。
本ブログでは何度も書いていることだが、ウクライナでは軍や治安機関/警察の内部で少なからぬ人びとがクーデター政権に反発、一部はすでに反クーデター軍を編成して戦い始めている。つまり、ロシア軍が介入する必要はない状況だ。マリウポリ市の状況を見ても「キエフ軍」は住民から敵と見なされている。
しかし、IMFから東部を制圧するように要求されているクーデター政権としては、制圧を無理だとは言えない。軍事制圧し、住民投票も止めさせたいのだろうが、難しいところだ。かなり追い詰められている。
ドニエストル沿岸共和国(モルドバからの独立を宣言している)で行われた戦勝記念日の式典に出席していたロシアの副首相を乗せた航空機がモスクワへ戻ろうとしたところ、ウクライナの戦闘機がスクランブルをかけ、ルーマニアも領空を通過させなかったという。(ウクライナは否定しているようだ。)副首相を閉じ込めようとしたのかもしれないが、何らかの手段を講じてモスクワへ戻ることはできた。また、重傷を負ったジャーナリストを治療するために飛んできたドイツの飛行機が着陸するのを拒否したともいう。これも余裕をなくしていることの結果だろう。
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