最後に、「プーチン大統領も嘘をつくが、欧米諸国もその点は同じだ。ブッシュ米政権は偽情報に基づきイラクに軍事侵入し、10万人以上のイラク人を殺害した。欧米、特に米国は『わが国の主張が正しい』と断言する資格はない」と述べている。

全面的に同意する。

誰が言っているんだ　？

右派セクターがCIAに利用されたという根拠が不明だが。　CIAくらい半角で書けば？
ロシアも「親ロシア派の武装蜂起そそのかし」という禁じ手を使ってしまった点では同じ。
どちらがより悪いかではない。どちらも相当に悪い。

ロシアに幻想を抱きたい気持ちは痛いほど分るから同情はするが、しょせんロシアという国は幻想でしかない。
自国の利益のためには武装蜂起まで扇動して民族間の分断を図ろうとする。その結果、多くの血が流れることになっても自らは被害者ずらして非難する。

ロシアのやっていることは、自分で問題を深刻化させ、火を点けておいてそのくせ反乱鎮圧を非難し、正義の味方ぶること。一方、米国はFBIとCIAがウクライナ軍に協力している。

「マッチポンプ」という言葉はロシアと米国にぴったり当てはまる。

この見解は私のそれとピッタリ一致するがそれゆえに
私はロシア正規軍投入はないと言い続けてきた
たぶん正しいだろう
世界の世論の大勢はロシアに道義を認めているよ
オデッサの虐殺くらいではプーチンは動かない
アドバンテージを握りしめているんだから当然だね

え、ロシアが幻想て何だ？たいした文学表現だな
で、扇動者がロシアで被害者づらだとして
結論が↓

＞「マッチポンプ」という言葉はロシアと米国にぴったり当てはまる。

何でいきなりアメ公を同列に加えるんだ？

さらには、国境を超えてロシアから大量の「コサック兵」がウクライナ東部に侵入している。これでますます「プーチンの狙い通りの全面対決」が避けられない状況となった。

プーチンはウクライナ東部を内戦状態とすることによって、実質的にロシア領となる「ドネツク共和国」を誕生させることにある。それは大量の血が流れることを前提としている。

右派セクターを撤去する必要は認めるが、その大部分はキエフの内務省治安部隊に編入されている。ロシア軍がウクライナ全土を占領することになると、ロシアと中国は国際社会から完全に孤立することになるが、そんなハチャメチャなことはいくらプーチンでも望んでいないだろう。

BRICS creating parallel Monetary Fund disillusioned with IMF and World Bank - http://voiceofrussia.com/news/2014_05_01/BRICS-creating-parallel-Monetary-Fund-disillusioned-with-IMF-and-World-Bank-expert-0502/
>>BRICSがIMFと世銀に代わる新たな金融機関を設立、７月から開始する

ダイナモには残念なお知らせだけど、世界の潮流はこうなってる

●●「ウクライナ」は、ウクライナ国家やウクライナ民族の概念がいつ頃から形成され始め、いつ頃から民衆に浸透したのか、またその地理的範囲も明確な定説（学門的共通認識）が無い複雑な歴史を持つ国家である。（定説が正しいとも限らないが）

●ウクライナと国境を接するベラルーシ、ロシア、ポーランドも同様であり、この地域のアイデンティティは未だに複雑に交錯して単純ではない。

●かつて存在していたウクライナ東部のコサックが、ウクライナ人としてのアイデンティティを持っていたかどうかという問題には定説がない。ウクライナのナショナリストは、東部のコサックと西部とを同一のアイデンティティのもとに置きたがるが、東部コサックの大義は「正教をカトリックから擁護」であり、西部は「東方典礼カトリック」が優勢だったので、東部と西部のアイデンティティは一致しない。

●したがって、現代のウクライナ国家を成立させている歴史観はファンタジーであり、無理がある。

●ウクライナ・ナショナリストには、ロシアが一方的にウクライナを虐げていたかのような歴史観があるが、ピョートル大帝時代は、ウクライナ人が重用されていたし、ロシア正教会の高位聖職者の過半数以上はウクライナ人だった。宗教規定もウクライナ人だったので、ロシア人の中には「ロマノフ朝に取り入ったウクライナ人によってロシア正教会は西欧化され、本来の伝統を失った」とする人間も居るほどである。

●ウクライナはポーランドからも侵略されて、教会もローマカトリックに編入された。ウクライナ人は、ロシアとポーランドから、ほぼ同程度虐げられたのだが、独立後の反ロシア＝親西欧教育・プロパガンダで、ウクライナの若い世代は反ロシア傾向が強く、世代間闘争のような悲劇が起きている。

●公式にはウクライナ人が多数派であるウクライナの２０１０年の大統領選挙では、まず、第一回目の選挙で、反ロシア派の前大統領ユシチェンコは５％で惨敗。一位３５％ヤヌコーヴィチと、単純な反ロシア派でもない二位２５％の女傑ユリヤ・ティモシェンコが決選投票で戦い、その結果、公式統計では、たかだか人口２０％しかないロシア人・ヤヌコーヴィチが勝った。

●このようになったのは、ヤヌコーヴィチも単純な親ロシア派ではなかったからであり、また、公式にはウクライナ人と分類されていても、母語がロシア語等で、帰属意識はロシアだったり、あるいは帰属意識が明確では無いウクライナ人も多いのが現実のウクライナ。公式にはウクライナ人とされている両親から生まれた兄弟でも、兄はロシアで独立後のウクライナ人化教育を受けた弟はウクライナと帰属意識が異なる場合もある。

●●唯物論は正しいが、一方で、この世には独立自存で不変の実体なるものも実在せず、全存在は一瞬の休みなく常に生成変化している。そもそも、概念は関係性を自覚化したものであり、全て関係概念であって実体概念ではない。だから、日本も実体的存在ではなく、関係的存在である。

●つまり、＜固有の領土＞、＜民族＞、＜国民＞、＜国家＞なるものは、せいぜい２〜３００年前に誕生した概念＝考え方であり、それらの関係性を自覚化した観念・幻想＝物象＝フェティッシュ＝であって、それらは不変の実在物＝独立自存体としては存在しない。

だから、尖閣問題のような領土争いが生じるし、民族や国民意識も曖昧な人がいるのである。

●このことは、つい最近、日本の＜固有領土＞が魔法のように急拡大したことからもわかる。大多数の日本人はつい最近、石原慎太郎により＜尖閣が日本の固有の領土＞であると知らされるまで、日本の＜固有領土＞が尖閣までも広いことを知らなかった（笑）

つい最近まで、大多数の日本人が、日本の＜固有の領土＞を知らなかったとは、極めて不思議な事態であるが（笑）、現在も国家や民族の概念は、現実の関係性の変化に対応して、生成変化しつつある。

★参考・・吉本隆明の「共同幻想論」

キエフ軍、ついに、マリウポリで非武装の住民に発砲。負傷者多数。

https://www.youtube.com/watch?v=kno4MEp9sPY