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アメリカがそろそろ次の大戦争を仕掛けても不思議ではない
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2014年5月1日 Darkness - ダークネス
アメリカには数多くの軍需産業がある。ロッキード、ボーイング、レイセオン、ノースロップ・グラマン、ゼネラル・ダイナミックス、ハネウェル、ロックウェル等々……。
そのどれもが超巨大企業であり、それぞれが十数万人もの社員を抱え、さらにはそのグループ会社、子会社、孫会社が存在する。その上に、アメリカ政府もまた約150万人もの兵士を抱えている。
軍需産業は戦争をするために存在している。世の中が完全に平和になって兵士を抱える意味がなくなれば、一瞬にしてアメリカは失業者の群れで覆い尽くされる。
アメリカは軍需産業を養うために、戦争をしなければならない国家である。
ところが、オバマ大統領は戦争をまったくする気がなく、世界中から弱腰だと罵られ、ロシアと中国が周辺国に向かってやりたい放題の浸食をしている。
しかし、軍需産業が武器弾薬を積み上げたまま、何年も寝かせるわけがない。オバマ大統領が戦争をしないのであれば、オバマの次の大統領は戦争を仕掛けるはずだ。
■アメリカは平和主義になったわけではない
アメリカは第二次世界大戦の終結後もずっと戦争をしてきた。
1950年 朝鮮戦争
1961年 ベトナム戦争
1991年 湾岸戦争
2001年 アフガニスタン侵攻
2003年 イラク戦争
これらの大きな戦争の合間に、ニカラグア空爆から、パナマ侵攻から、イラク空爆、コソボ空爆と、小さな紛争を無数に繰り返して、常に世界に軍事介入してきた。
アフガニスタンとイラクを大破壊したあと、アメリカは大きな戦争をしていないが、だからと言って平和主義になったわけではない。
軍需産業がそのままそっくり残っている。アメリカ軍兵士もまた待機している。
10年単位で大きな戦争をしているアメリカは、そろそろ次の「大戦争」を仕掛けても不思議ではない時期に来ていると言うこともできる。
戦争はひとりではできない。必ず、相手が必要だ。その相手はアメリカの軍需産業が積み上げた武器弾薬を全部払拭できるくらいのスケールの大きな相手でなければならない。
3日、4日で終わるような戦争では駄目だ。
だらだらと続いて、大量の弾薬が消費できるくらいの相手でないとならない。今、世界を見回して、そんな相手がいるだろうか。アメリカに取って代わろうとする傲慢な大国はあるのだろうか。
最近、アジアにそんな国が出現した。中国である。
■自分たちが育て上げ、最後に叩きつぶす
アメリカは2003年にサダム・フセインを叩きつぶしたが、このサダム・フセインは、かつてアメリカの子飼いだったことはよく知られている。
サダム・フセインという独裁者を育て上げたのは、アメリカだったのである。そして、イラクがほどほどの大きくなったところでつぶしに行った。
自分たちが育て上げ、最後に叩きつぶす。
アルカイダやビンラディンも元はと言えばアメリカの子飼いだったが、ほどほどの勢力になったところで敵だと認定して、つぶしに行った。
やはり自分たちが育て上げ、最後には容赦なく叩きつぶしていったのである。
では、現在の中国に資金提供し、経済発展を促していたのは誰か。言うまでもなくアメリカだった。
中国の四大銀行のすべては、ついこないだまでアメリカの投資銀行の資金が入っていた。
中国の石油企業も、それが巨大産業になるようにアメリカの石油会社は、わざわざアフリカ市場を「譲って」いる。
中国の製品は粗悪品の毒まみれだが、それでもアメリカは中国にアメリカ市場を開放し続けてきた。安売りのダンピングで伸びていっても、好きにさせていた。
中国はモンゴル・チベット・新疆ウイグルでは凄絶な民族浄化や大弾圧を行っている。そんなことは、世界中の誰もが知っている。しかし、人権国家アメリカは、まったくそれに触れようともしない。
さらに、アメリカは中国に資金と技術を移植して、「これからはアジアの時代だ」とおだてている。
■軍需産業の「ルーチンワーク」
その結果、中国は「自分たちこそが次の覇権国家だ」と叫ぶようになり、今や何の遠慮もなく危険な拡張主義を取るようになっている。
台湾・日本・フィリピン・ベトナムと次々に領土問題を引き起こしているが、アメリカは曖昧な態度に終始して、中国の好きにさせている。
中国が世界の軍事的脅威になっているにも関わらず、アメリカはまったく動かない。オバマ大統領は、むしろ中国に迎合しているかのようにも見える。
しかし、サダム・フセインやオサマ・ビンラディンのやりたい放題をずっと放置してきて、彼らが引けないところにまで来たとき、一気に叩きつぶしに行ったのは私たちは忘れていない。
9.11が本当にアルカイダがやったのか、イラクが関わっていたのか、そんなことは誰も分からない。9.11はアメリカの壮大な自作自演であるとも言われている。
いずれにせよ、アメリカはこの9.11を大義名分にしてアフガニスタンやイラクに怒濤の進撃をしていった。
もし、「敵を育てて、最後につぶす」という軍需産業の「ルーチンワーク」が、今まさに中国という国家に対して行われているのだとすると、これから何が起きるのかおおよそ分かってくる。
中国は最後に破壊される運命なのだ。
オバマは戦争する気がなく、中国を好きなだけ暴れさせているが、中国はアメリカを甘く見ているのかもしれない。時期が来れば、アメリカは今まで育ててきた「中国」を叩きつぶす方向に動く可能性がある。
仮にそうなったら、日本も、フィリピンも、台湾も、ベトナムも、喜んでアメリカに付いて中国の破壊に荷担するだろう。
中国共産党など、跡形もなく歴史の藻屑となって消え去っていくはずだ。
そうなったとき、習近平も穴の中に隠れ、フセインのように引きずり出されるのだろうか。それとも、リビアのカダフィのように、民衆に引きずり回されて、「撃たないでくれ」と命乞いしながら死んでいくだろうか。
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