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株式日記と経済展望
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中東の民主化も旧ソ連圏の民主化もすべて失敗、アメリカは中東から、東欧から
撤退。つまりアメリカと言う犬が尻尾を巻いて逃げのがオバマ大統領の務めである。
2014年4月25日 金曜日
◆日米首脳会談 2月24日 増田俊男
http://www.chokugen.com/opinion/backnumber/h26/jiji140424_904.html
日米首脳会談の声明文に安倍首相は、「尖閣諸島は日本の施政権下にあり、不測の事態に際しては日米安保により米軍は安全保障行動を執る」と明記してもらいたいところだが、TPP交渉で豚肉その他の関税率で大筋の決着がつかなければ、ケリー現国務長官やヘーゲル国防長官の発言を大統領の口から言ってもらうにとどまるだろう。オバマ大統領は中国に対しては一貫して「弱腰」で通してきた。ヒラリー前長官に代わって力を背景にした外交を好まぬケリー長官を任命、さらに中東戦争を仕切ったパネッタ国防長官に代わって、核廃絶を主張しベトナム戦争に反対してきたヘーゲル氏を新長官に任命した。さらに親中国派でG2(中国とアメリカでアジアの安全と秩序を仕切る)を掲げる国連大使スーザン・ライスを安全保障担当大統領補佐官に抜擢。共和党タカ派に「対中弱腰、腰抜け外交」と言われるように対中「気使い過ぎ」の外交指針である。
今回の私の「小冊子」(Vol.56)で、「オバマ大統領の役目」という項で詳しく述べるが、対中、対ロのオバマ弱腰政策には「深い意味」がある。
安倍首相が望むオバマ大統領の対中「強気メッセージ」は「故あって」オバマ大統領が望むところではない。日米TPP交渉が決着出来なければオバマ大統領にとっては「きつい言葉」を中国に発しなくて済むから幸いである。
オバマ大統領の本来の務めは習近平中国国家主席をより増長させて尖閣諸島に攻勢を掛けさせることであり、ロシアのプーチン大統領に対しては、ウクライナから始まって他の旧ソ連衛星国へ積極的に進出させることである。
中東の民主化も旧ソ連圏の民主化もすべて失敗、アメリカは中東から、東欧から撤退。つまりアメリカと言う犬が尻尾を巻いて逃げている姿を中国とロシアに見せるのがオバマ大統領の本来の務めである。オバマ大統領は今のところ見事に役目をはたしている。やがて日本の利益にもつながることだから、本当は、ここは安倍首相は、あまりオバマ大統領に無理な頼みはしない方がいいのである。ミスター弱腰のケリー国務長官や、まるでべ平連並のヘーゲル国防長官が尖閣諸島については何度も談話を繰り返しているのだから、その踏襲と言うことにした方がいいのだが、、、。
日本は、「待てば海路の日和かな、、」ということもある。
(私のコメント)
ゴールデンウィークが明日から始まりますが、平和な日本は行楽客で日本中の観光地は人であふれる事でしょう。高速道路や新幹線や海外旅行客などをテレビでは放送し続けますが、数としては家でゴロゴロと言った人が一番多いようです。私も家でゴロゴロ派ですが、最近は金を使いすぎて金欠で身動きが出来ません。
8%の消費税の増税で鉄道の運賃も上がり、タクシーの運賃も上がりました。今回の消費税の増税は便乗値上げが多いようです。失業率も3%台で完全雇用に近い状態であり、人手不足が表面化して賃金の上昇も近いうちにあるでしょう。確かに円安は輸入物価を押し上げてきますが、円安株高や人件費の相対的な低下は国内的には好景気をもたらします。
アメリカはドル安株高政策で90年代から続けてきましたが、リーマンショックでドル安株高は何時までも続けていられないだろう。湾岸戦争からイラク戦争やアフガニスタン戦争まで戦争で何とか景気を持たせてきましたが、ゲリラ相手の戦争は景気対策にならず、国内には厭戦気分だけが広まります。
リーマンショックと厭戦気分の中で大統領に選ばれたのがオバマ大統領であり、ベトナム戦後におけるカーター大統領とよく似ています。カーター大統領はイランとの人質外交にしくじって、その後のレーガン大統領の誕生に貢献しましたが、オバマ大統領も同じようにクリミアや南シナ海で中露に融和的な対応をすることが求められているようだ。
アメリカはハト派の民主党政権とタカ派の共和党政権を交代させながら来ましたが、民主党が二期続けば次は共和党政権が二期続くように大統領が選ばれている。だからオバマの次はだれか分かりませんが共和党の大統領が選ばれるのだろう。オバマ政権は揃いも揃って親中派の高官が選ばれていますが、中国をその気にさせるには罠を仕掛けなければ中国は乗ってこない。
安倍総理は、尖閣を守ると息巻いていますが、中国を罠にかけるには日本もアメリカのように弱腰と見られた方がかかりやすい。次の火種は朝鮮半島になるか尖閣諸島になるか台湾になるか分かりませんが、日本周辺が大変にきな臭くなるだろう。集団的自衛権も課題ですが、ロシアがクリミアを乗っ取りに来たように、中国も尖閣か韓国か台湾を取りに来させるように仕向けなければなりません。
アメリカは10年おきに戦争をしなければ持たない国であり、それもミサイルや戦闘機や軍艦がドンパチやるような戦争でないとアメリカの軍需産業は儲からない。日本の真珠湾攻撃も日本を罠にかけて引っかかった結果ですが、アメリカは戦争に消極的だと思わせないと、相手国は罠に嵌らない。
オバマ大統領の「世界の警察官を降りる」発言は曲者であり、ロシアのクリミア半島奪取もアメリカは動かないと思わせるための仕掛けだ。これでロシアや中国の強硬派が勢いづいて手を出してくるだろう。それが何処になるかまだ分かりませんが、アメリカは巡航ミサイルや爆弾や砲弾を作り続けて、年数が経てば処分しなければなりません。
オバマ大統領の役割は、プーチンや習近平を増長させて罠にかける事ですが、ロシア周辺や中国周辺地域はきな臭くなってくるだろう。日本も集団的自衛権を行使できるようになって戦争に駆り出されるかもしれない。
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