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ウクライナ東部ドネツク州南部のマリウポリ。16日夜、親ロシア派の武装集団が襲撃した内務省軍施設を17日、記者が訪れた。火炎瓶の油のにおいが辺りに立ち込め、地面に残る血痕と無数の薬莢(やっきょう)。銃撃戦のすさまじさを物語っていた。
軍施設は市中心部に近い住宅地の中にあり、銃を構えた兵士らが緊張した表情で警備に当たっていた。昨夜の襲撃で、施設入り口の建物や軍車両の窓ガラスはすべて破壊。真っ黒に焼け焦げた地面には、銃弾の薬莢や火炎瓶の破片がいくつも転がっている。
よく見ると、血痕が点々と残されていた。住民の1人が案内してくれた、200メートルほど離れた学校裏に行くと、血だまりと帽子があった。犠牲者のものとみられる。
軍や住民の話を総合すると、親ロシア派の数百人が軍施設に詰めかけたのは16日午後8時すぎ。初めは武器の引き渡しなどを求める「平和的な集会」(軍幹部)だったが、約20分後、目出し帽に迷彩服の武装集団が加わり、軍施設に押し入ろうとしたという。兵士が空に向けて発砲し警告したが、武装集団は火炎瓶を投げ始め、まもなく銃撃戦に発展したという。
住民のドミトリーさんは「武装集団に銃を頭に突きつけられ、『すぐ立ち去れ』と脅された。アクセントが地元住民のロシア語とは違っていた」と話した。
銃撃戦は翌17日未明まで数時間にわたって続き、丸腰の親ロシア派も多数巻き添えになったようだ。アバコフ内相は17日、親ロシア派の死者は3人と発表したが、住民の男性(65)は「銃を持たない市民も逃げたが、撃たれた。3人以上死んだと思う」と話した。(マリウポリ=玉川透)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11090503.html
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