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Tyler Durden
2014年4月5日
失踪した飛行機、新たな冷戦手法や、操作された市場についての大騒ぎのおかげで、アメリカが、今や国民が不本意に、何かと引き換えに、あらゆるプライバシーを譲渡してしまった正式なオーウェル風全体主義国家であることをつい忘れがちだ。その何かが、安全保障・治安ではないことは確実だ。特にBusinessWeekが書いている様に、個人や政府をスパイする為、国家安全保障局NSAが考え出したあらゆるとっぴな手法の動向を把握するのが益々困難になっているので、ここで簡単に注意喚起させて頂くことにした。お役に立つかも知れない。
動いているデータ
NSAのスパイは標的を二種に大別している。動いているデータと静止しているデータだ。携帯電話、コンピュータ、データ・センターや衛星を出入りする情報は入手が容易なことが多く、NSAは全世界で膨大な量を吸い上げている。ただし電子メール等の共通データは、装置から外部に出る際、暗号化して保護されることが多く、解読が不可能ではないが、より困難だ。
静止しているデータ
ハード・ディスクや海外データ・センターや携帯電話から情報を取り出すのはより困難だが、蓄積されているデータは暗号化されている可能性が低く、スパイがまさに欲しいるものに照準を合わせることができるので、より価値があることが多い。NSAの弁護士は、アメリカ企業にデータの一部を引き渡すよう強いることができる。NSAのハッカー達は外国政府コンピューター内の最も誰もが欲しがる厳重に警備された秘密を標的にしている。
データの行方
NSAがこうした取り組みによって得た大半のデータは、ユタ州ブラフデール近くの約9,2000平方メートルの広さのデータ・センターに保存される。12エクサバイトのデータを保存できると推定されている。エクサバイトは、10億ギガバイトに等しい。
アメリカ国民や、時折外国人“テロリスト”スパイに、NSAが使う具体的方法の一部は下記通り。
- 通話レコーダー - NSAは、100パーセントの外国の電話通話の一ヶ月分を盗聴し、保存し、分類し、再生することができる。
- クローン電話 - 標的の外国人の携帯電話は、盗聴・データ収集装置を組み込んだ同じモデルと、こっそり入れ換えることができる。
- ニセ店舗 - 2009年ロンドンG-20サミットに出席した外交官達は、NSAの支援でイギリス諜報機関にデーター送信するよう細工済みのインターネット・カフェを利用するようはめられた。
- 移動トラッカー - NSAは、携帯電話のSIMカードに、地理位置情報データをテキスト・メッセージで送信するよう命じる埋め込みを含め、飛行機の乗降、自動車での国境越えや、市内移動等の諜報情報収集対象の動きを追ういくつかの手段を持っている。
- 特別配達 - 標的の外国人がオンラインで購入したコンピューターをスパイが横取りし、データをNSAに送る装置を取り付け、箱に戻し、普通の配達を装う。
- X-線透視 - ある部屋に絞り込んで当てるレーダー波で、キーボードのタイプ入力や、コンピューター画面表示の内容が探知できる。
- クレジット・カード - NSAは、Visaや主要銀行システムのネットワークに侵入し、取引データの山を収集した。
- 衛星 - NSAは、採掘用やぐらの様な僻地やドイツ外交官に使用されるドイツ衛星通信に忍び込んだ。
- ゲーマー・スパイ - 局職員はWorld of Warcraft(ワールド オブ ウォークラフト)や、Second Life(セカンドライフ)コミュニティーに参加し、犯罪組織捜査と情報提供者採用活動をしている。職員はマイクロソフトのXbox Liveネットワークにも侵入した。
- 携帯電話中継塔 - 中継塔を装う基地局で、標的の電話から位置データを吸い上げる。靴の箱程度のサイズの受信機で、諜報員が携帯電話会話を盗聴することも可能だ。
- 潜水艦 - 海底光ファイバー・ケーブルを盗聴する用改造した原子力潜水艦で、NSAは全世界のインターネット・トラフィックを収集でき、スパイ連中が何百万人ものユーザー・データを吸い取ることを可能にしている。
- 秘密の自己撮影機能 - iPhoneに埋め込んだマルウェアが、秘密裏にカメラとマイクを起動し、盗聴装置に変えてしまう。Windowsの携帯電話用マルウェアは、携帯電話機の完全なリモート・コントロールを可能にする。
- 模擬岩 - たとえ機器やネットワークが、あらゆるデジタル標的の中で最も困難なものである、インターネットに接続しない“エア・ギャップ対策”をされていても、岩や他の物体の中に隠された送信機で、コンピューターに埋め込んだNSA盗聴装置から情報を受け取ることができる。
東ドイツ秘密警察シュタージが墓の中で嫉妬に身悶えしている。クリックしてジャンプした先で、詳細なインターラクティブな説明が見られる。
記事原文のurl:www.zerohedge.com/news/2014-04-05/complete-interactive-guide-how-nsa-spies-everything-you-do
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国民投票法改正案、与野党7党が提案。もちろん国民投票法改悪案、与党と偽装野党の実質与党7党と読み替えている。大政翼賛会現代版にすぎない。憲法を破壊し、宗主国の命令に従って、国軍を、たとえ地球の裏側であれ、侵略戦争の砲弾の餌食にできる状態にすることが最終目的。
大本営広報広告で『世界』5月号宣伝をみた。特集 集団的自衛権を問う
早速購入、白井聡「おもしろうてやがて悲しきアベノクラシー」を読み始めた。
先に、毎回楽しみにしている、在米作家米谷ふみ子さんの連載「八方ふさがり、八つ当たり」を拝読。ボランティアで毎年行なっておられるという、近所の高校での広島長崎イベント向け大活躍はお見事!妨害する教師、生徒もいれば、協力する教師、生徒も、更には紋切り型の文句を言う元沖縄駐留経験者もいる。
岩波の新刊案内の中に、
○日本にとって最大の"脅威"は安倍政権だ
『亡国の安保政策─安倍政権と「積極的平和主義の罠」』柳澤協二著、本体1,400円、4/24発売とある。
「積極的平和主義」を掲げ,日本版NSCの設置,秘密保護法の制定,そして,集団的自衛権の行使へと舵を切った安倍政権.その裏で歴史認識をめぐり近隣諸国との軋轢は増し,靖国参拝により米国までが「失望」した.隣国の軍事的脅威≠煽り,理念独走の安保政策がいかに「国益」を毀損するのか,正面から検証する.
柳澤氏は元内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)これは必読。
あらゆる行動をNSAがスパイする方法に関する完全インタラクティブ・ガイド マスコミに載らない海外記事
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/nsa-729f.html
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