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(写真)ロシアのフォルクスワーゲン、カルーガ工場の組み立てラインで働く
ロシア人労働者
http://rt.com/news/merkel-sanctions-russia-impact-497/
2014.03.26
西側はまだロシアに経済制裁を課す準備段階にも入っていないと、アンジェラ・メルケル独首相は述べた。そして手詰まりになっているウクライナの危機的状況を外交努力で解決したいと強調した。
水曜のベルリンでの韓国大統領との会談後、ドイツ首相は、ロシアとの緊張を「高める事には興味はない」と語った。
タス通信によると、「反対に、私は現在の(高まる緊張した)状況を和らげることに注力している。」と付け加えた。
オバマが(その必要性を)主張している西側によるロシアへの経済制裁は、まだ実行する段階にはまだ無いと、メルケルは考えている。「私は、それを回避できると信じている。」と述べた。
ドイツ政府は、ロシアとの経済的相互関係にかなり依存していて、2013年度の両国の総貿易取引高は、760億ユーロ(10兆6400億円)に上る。さらに、約6000ものドイツ企業、30万を超える職が、ロシア企業との依存関係にあり、ドイツの総投資額は200億ユーロ(2兆8千億円)に達する。
現在ドイツは、EUで最も大きなロシアへの輸出国である。ドイツの対ロシア輸出の約半分が自動車と機械なので、もし、ロシアへの経済制裁がより実効性のあるものになれば、ドイツの自動車メーカーは、最初に影響を受けることになる。
フォルクスワーゲンとBMW、そしてトラックメーカーのMANは、ロシアにて工場を操業している。フォルクスワーゲンは2018年までに東ヨーロッパに更に18億ユーロの投資を希望している、と地元紙では報告されている。2013年にロシアで8万台を売り上げたドイツ自動車メーカーであるオペルは、先週、会社が、「ルーブルの(為替)動向により、会社が重圧と緊張状態にある」と述べた。これは、オペルのカール・トーマス・ニューマン社長が、自動車雑誌に語ったものである。
今年はじめドイツのKfW開発銀行はロシアのVEB銀行との、中小企業向け9億ユーロ(約1260億円)の投資契約を破棄した。その投資契約によりドイツ人投資家は2億ユーロをロシアに注ぎ込むはずであった。
加えて、ドイツは、天然ガスの3割超をロシアからの輸入に頼っているなど、ロシア産エネルギーへの依存が大きい。
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関連記事:
EUが対露経済制裁の一環として、天然ガスをロシア以外から調達すると発表しているが、早速、昨日ドイツが白旗を揚げた。http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2R07I20140328
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