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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu308.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
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ウクライナ問題で証明された内向きなアメリカ。もうアメリカは、アラスカー
ハワイーオーストラリアまで防衛ラインを後退させるざるを得なくなっている。
2014年3月23日 日曜日
◆アメリカに見捨てられた事実を認識するようになった日本人 3月21日 Darkness
http://www.bllackz.com/2014/03/blog-post_21.html
アメリカは尖閣諸島問題では「中立を保つ」として日本を突き放している。
アメリカは中国・韓国の反日行動にはまったく何も反応しないのに、日本人首相が靖国神社参拝をすると「失望した」とコメントを出す。
アメリカは中国にミシェル・オバマを一週間も送り込んでファーストレディー外交を行うのに、日本は完全無視でオバマ自身も4月の訪日に関しては国賓待遇を拒絶し、滞在日程も短縮している。
多くの日本人はもう心の中で気がついている。日本はすでにアメリカに見捨てられているという事実を……。
中国や韓国に、領土を侵略されているのは偶然ではない。周辺国は「アメリカが日本を見捨てた」という事実を認識した上で、それを仕掛けてきているのだ。
今後、この領土問題は収束することはない。それはアメリカに見捨てられて落ち目になった日本を攻略する第一歩になるからである。
「米国は世界の警察官ではない」と宣言された
アメリカがもう表立ってアジアの揉め事に首を突っ込んで来ないのは理由がある。一にも二にも「金の問題」だ。
2013年9月10日、オバマ大統領はテレビ演説で「米国は世界の警察官ではないとの考えに同意する」と宣言した。
アメリカは金がないので、その現実の中で世界戦略を転換し、静かにアジアからも手を引いているのである。もう、アジアは中国に譲り渡すつもりでいる。
少なくともオバマ大統領はそのように動いており、同盟国である日本を守るつもりはまったくない。
そもそも、オバマ大統領は親米政権には非常に冷淡な大統領として知られている。
2011年にはチュニジア、エジプトと次々と親米政権が崩壊していったが、オバマ大統領は何もしなかった。親米政権が崩壊するがまま「放置」していたのである。
現在、東アジアでは台湾や日本が中国に侵略されようとしているが、やはりアメリカは「放置」している。そればかりか、問題の中国の方に荷担している。
金がないので静かに世界から引いているのだ。
ソ連が崩壊したのは1991年だったが、その瞬間にアメリカは名実ともに世界最大の軍事国家として君臨することになった。
しかし、この世界帝国はそれから10年後の2001年9月11日、同時多発テロの洗礼を浴び、そこから転落が始まっていった。
軍事的にも収縮するしかないアメリカ
時のブッシュ政権は、この9.11事件を受けてアフガニスタン・イラクに侵攻していったが、そこで泥沼に足を取られた。
だらだらと続くゲリラ戦と、終わりのないテロを、アメリカは収束することができなかったのだ。その結果、毎月1兆円もの戦争経費を浪費して、アメリカは大きく財政赤字を膨らませることになる。
そして、2008年9月15日にはリーマン・ショックという激震に見舞われた。
これによってグローバル経済は破綻一歩手前まで追い込まれ、アメリカは戦争どころではなくなってしまった。
そのような混乱を引き継いだのがオバマ大統領だった。ブッシュ前大統領のツケをオバマ政権が払っているという見方は間違っていない。
好戦的なブッシュ大統領が始めた戦争を、オバマ大統領は手仕舞いし、もう世界情勢を関わり合うことすらも避けようとしているかに見える。
中東ではイラク・アフガニスタンから撤兵した。東アジアに関しては日本・韓国・台湾・フィリピンのラインも維持できなくなっている。
もう、アラスカーハワイーオーストラリアまで防衛ラインを後退させるざるを得なくなっている。
アメリカには金がないのは誰もが知っている。だから、アメリカは軍事的にも収縮するしかなくなっているのだ。
今後も国防費は削られていくが、そうなるとアメリカも軍艦も軍用機も大幅に減らさなければならない。これは端的に言うと、日本から軍事的撤退するという意味である。
日米安保も、日本の核の傘も、在日米軍基地も、すべて有名無実な存在になる。もうアメリカには頼れない時代になってしまったのである。(後略)
(私のコメント)
最近の韓国や台湾の行動は、アメリカの国力の衰退を先取りしたものであり、アメリカ軍は実質的に第一列島線から後退して、アラスカ、ハワイ、オーストラリアのラインまで後退する戦略を始めている。日本、韓国、台湾、フィリピンは中国に侵略されても、アメリカはウクライナを見捨てたようにこれらのアジア諸国も見捨てるだろう。
もちろんアメリカ政府は、表向きは否定するだろうしアジア重視も演説では言うだろう。しかしロシアがクリミア半島に進出してもアメリカは何ら軍事的な反撃はできなかった。もちろん中国は露骨な侵略を仕掛けて来ることは無いかもしれないが、アメリカ国内の親中派勢力と手を組んで挟み撃ちにして来るかも知れない。
オバマ大統領の一家は今中国を訪問しているが、アメリカは中国に対しては同盟国として扱い、日本やフィリピンやマレーシアには中国との領海問題には関与せず、今回の訪問も内密にアメリカは何も出来ない事を言いに来たのかもしれない。中東の親米国家は次々とアメリカ離れをしていますが、アメリカに見捨てられたからエジプトもチュニジアも政権の転覆が起きたのだ。イラクもアフガニスタンもアメリカを追い出しにかかっている。
アメリカが日本を守らないのなら在日米軍基地も出て行ってもらわなければなりませんが、自民党の政治家はその事に気が付いていない。むしろ沖縄の辺野古に新たに米軍基地を建設して在日米軍の引き留めに懸命になっている姿が哀れだ。オバマ大統領自身が世界の警察官の役割を放棄する言明を行っているのだから戦略に矛盾はない。
日本のマスコミ記事だけを読んでいれば、アメリカの極東戦略は大して変わらないような事しかわかりませんが、アメリカのホワイトハウスやシンクタンクなどの戦略は本土に軍を引き戻す動きを加速させてる。中国の12%の国防予算の増強に対しては何も言わないのは不可解ですが、アメリカも日本も国防予算を増やせない。
もちろんアメリカ国防省の一部には中国に対抗する動きも見られますが、ホワイトハウスが親中派で固められていて、オバマもバイデンもケリーもみな親中派だ。中国との会談は何度も行うのに日本との会談は避けたがる。中国からの目を気にしているからでしょうが、連邦議会も中国への招待外交で取り込まれてしまっている。
このようなアメリカ政府の中国への入れ込みは、他のアジア諸国を不安にするものですが、日本の右傾化になぜアメリカ政府が神経質になるのか分からない。中国からの圧力が強まればそれに対抗するには愛国心を高めて対抗姿勢を示さなければ呑みこまれてしまう。さらにはアメリカ政府は研究用のプルトニウムまで返せと言ってきていますが、中国からの要請によるものだろう。つまり米中は裏では手を組んでいる。
◆同盟国に冷淡なオバマ外交 日本、イスラエルの対立国に妥協的対応 2月27日 日高義樹
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140227/dms1402270834004-n1.htm
「オバマ大統領とその側近は、日本の人々が中国の軍事増強を懸念していることに配慮しようとしない。中国が北東アジアや日本周辺に新たな脅威をもたらしていることを気にもとめていない」
私が長い間、付き合っている共和党の友人がこう言った。
以前、本欄でも書いたように米国防総省など米軍事関係者は中国の異常な軍事力増強を強く懸念、グアム島や沖縄に最新鋭の航空兵力を展開し、第7艦隊に新鋭空母「ロナルド・レーガン」を配備しようとしている。
ところが、オバマ政権は依然、中国に対して妥協的な姿勢をとり続け、中国の軍事力増強を恐れる日本に冷淡な態度をとっている。
「オバマ氏は日本の安倍晋三政権に対して、ほとんど理解を示していない。安倍首相が政権を成立させた直後、ワシントンを訪問しようとしたとき拒否しただけでなく、その後訪問したときも冷たくあしらい、ホワイトハウスで晩餐(ばんさん)会も開かなかった。長年の同盟国に対する態度ではない」
共和党の友人は、こう言って憤慨している。
米国の保守勢力、特に共和党はオバマ氏のアジア極東政策が中国に偏り過ぎているため、長期的に見て、米国の国益を損なうと心配している。
「オバマ政権は、米国人の仕事を増やそうと貿易拡大政策に力を入れ、TPP協定を実現させようとしている。だが、アジア太平洋地域で自由貿易が基本になったとしても、TPPに加盟しない中国が自国の利益だけを追求する勝手な貿易政策をとった場合、米国や日本、東南アジアの国々はどう対応すべきか。このことをオバマ政権は考えようともしていない」(後略)
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