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http://rt.com/news/putin-address-parliament-crimea-562/
2014.03.18 RT記事抜粋
クリミアのウクライナからの分離は、コソボのセルビアからの分離と全く同じだ。もしそれを否定するのなら、いかなる議論も、コソボ独立において適用された西側諸国自ら作ったルールをねじ曲げることになる、とウラジミール・プーチン大統領は述べた。
プーチンが、ロシア議会にクリミア併合の条約を採択するように通告したとき、上の発言があった。
発言の中で、“コソボは特別なケースで、独立へのいかなる動きも正当化できない”という、アメリカ政府の主張に意義を唱えた。
「我々の西側のパートナーは自らコソボの先例を作った。クリミアでのケースと全く同じ状況で、西側は、コソボのセルビアからの独立を合法だと認めた。そして、一方的に独立を通告するだけで、政府からの許可も必要ないというルールである。」とプーチンは、国際司法裁判所での裁決を紐解きながら述べた。
「これは彼らが書いたルールで、世界に宣言したもので、みんなはそのルールに従ってきた。そして、今、彼らは、(その自ら作ったルールを無視して)文句を言っている。それは、なぜなのか?」とプーチンは問いかけた。
プーチンはコソボ紛争はバルカン戦争やユーゴスラビア内戦で多くの犠牲者がでたから特例であるという議論を退けた。
「もはや、ダブルスタンダードにもなっていない議論だ。」とプーチンは言った。「人を惑わす、悪辣な、そして幼稚なある種の皮肉のようなものだ。ある日、白かったものが次の日には黒になるように、誰一人、彼の利益に報いるものを捻じ曲げられことなどできないんだから。」
大統領は、ロシアがウクライナで国際法を侵害しているとの主張も退けた。
「そうですね。彼らに『国際法というものがある』ということを思い出させることができただけでも良かった。どうも有難う。永遠にその存在に気づかないよりも、それは良かった。」と述べた。そして、(ウクライナ本土にて)国際法を侵害するようなことは一切無いと付け加えた。
実際、国際法を遵守してきたのは、ロシアである。そして、一方で西側諸国はそれらを侵害し続けてきた。クリミアに関するあらゆる状況は、数十年の間の出来事(イラク戦争など)の過程を広い範囲で反映している。
「アメリカをはじめとする西側諸国は、外交政策を実践する上において、国際ルールに則るというより、力の論理にしたがうことを是としてきた。アメリカは、一国例外主義を信奉していて、世界の運命は自分たちに託されていて、自分たちがいつも正しいと信じている」と非難した。
この法の統治を無視するという態度は1999年のユーゴスラビアを例に取ると分かりやすい。NATOは、国連安保理の決議なしにユーゴを爆撃した、とロシア大統領は述べた。アフガン戦争、イラク戦争も同様で、リビアでは安保理決議を捻じ曲げた。安保理がリビアに飛行禁止区域を設定する一方、NATOは、リビアを降伏するまで爆撃した。
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