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中国に対抗するという意味において、ロシアの助けを必要としている。アメリカにライバルとなる可能性を持ってっているのは中国だ
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/527.html
投稿者 TORA 日時 2014 年 3 月 15 日 12:17:43: CP1Vgnax47n1s
 

株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu307.html
http://blog.goo.ne.jp/2005tora
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中国に対抗するという意味において、モスクワ政府の助けを必要としている。
アメリカにとって唯一のライバルとなる可能性を持っているのは、中国だからだ。

2014年3月15日 土曜日

◆ウクライナ情勢の解釈の間違いBy ジョン・ミアシャイマー 3月14日 地政学を英国で学んだ
http://geopoli.exblog.jp/22260501/

●オバマ大統領は、ロシアにたいして経済制裁を行ない、ウクライナの新政府にたいする支援を強化することを通じて、ロシアにたいして厳しい態度をとる決断をした。

●これは大きな間違いである。なぜならこれは危機を発生させることになったのと全く同じの、誤ったロジックによって行われるものだからだ。危機は解決するよりも、さらなるトラブルへとつながることになるだろう。

●ホワイトハウスやワシントン周辺で共有されている解釈によれば、「アメリカには現在の危機の発生について全く責任がない」というものだ。彼らの目から見れば、すべてはプーチン大統領の責任であり、彼の動機は間違ったものであるということになる。

●ところがこれは誤りだ。ワシントン政府もこの危機の発生において重要な役割を果たしており、プーチン氏の行動は、アメリカを含む、すべての「大国」に影響を与える地政学的な動機によるものなのだ。

●現在の危機の根本的な原因は、NATOの拡大と、ワシントン政府がウクライナをモスクワ政府の影響範囲から引き離して、西側諸国に統合しようとしていることにある。

●ロシア側は、ポーランドやバルト三国の追加を含むNATO拡大を非常に嫌いつつも我慢していた。ところがNATOが2008年にグルジアとウクライナが「NATOのメンバーになる」と宣言してからロシアは限界点に達したことを表明したのだ。

●グルジアとウクライナというのは、単なるロシアの周辺国というだけでなく、ロシアの玄関口にある国だ。その証拠に、ロシアの2008年8月のグルジアとの戦争における断固とした対応は、大きくみればグルジアがNATOに参加して西側に統合されるのを防ごうとする欲望から起こったものだ。

●去年の11月の状況に目を移すと、当時のウクライナのヤヌコビッチ大統領は、ウクライナの西側との統合やモスクワの影響を大きく減らすための協定にEUと合意しそうな雰囲気であった。

●プーチン大統領は、それに対抗するためのウクライナにたいしてさらに有利な合意を提示し、ヤヌコビッチ大統領はそれを受け入れている。そしてこの合意が、新欧米感情が強く、モスクワ政府への反感が強いウクライナ西部で、デモを発生させることにつながったのだ。

●ところがその後にオバマ政権は、このデモを支援するという致命的なミスを犯した。これによって危機はエスカレートし、ヤヌコビッチ大統領を打倒し、キエフに新しく親欧米政権が誕生したのだ。

●デモにたいする支持を表明していた駐ウクライナ米国大使は、「歴史のページに刻まれるべき日だ」と宣言している。

●当然のように、プーチン大統領はこのような見方をしなかった。彼はこれらの経緯を「ロシアの核心的戦略利益にたいする脅威である」と見ていたからだ。

●誰が彼のことを責めることができようか?結局のところ、冷戦の過去から抜け出せなかったのはアメリカであり、ロシアを1990年代初期から潜在的脅威として扱い、NATOの拡大や東欧のミサイル防衛システムの建設計画などにたいするロシア側の抗議を無視したのはアメリカだったのだ。

●もちろん「アメリカの政府関係者たちは、ウクライナが敵側の同盟に参加することにたいするロシア側の懸念について理解しているはずでは?」と考える人もいるだろう。アメリカだって、他の大国が西半球(南北アメリカ大陸)が関与してくるのを警戒する「モンロードクトリン」を深く信奉しているからだ。

●ところがアメリカの政府関係者の中で、プーチン大統領の立場になって考えることができる人は少ない。

●このような事情があるため、プーチン大統領がクリミアに援軍を派遣し、ウクライナへの侵攻をチラつかせ、「モスクワ政府は敵対的なキエフの政権にたいして経済力を使って対処する」という覚悟を明確に見せた時に、彼らは非常に驚くことになったのだ。

●プーチン大統領が厳しい姿勢をとっている事情を説明した時、オバマ大統領は、プーチン大統領が「別の法解釈をしている弁護士たちを抱えている」と反応している。

●ところがプーチン大統領が弁護士に話をしていないことは明らかだ。彼はこの紛争を、法的な面ではなく、地政学的な面から解釈しているからだ。

●プーチン氏の見解というのは理解できるものだ。世界には国家を互いから守ってくれるような「世界政府」は存在しないし、主要国は脅威――とくに自国の近くのもの――については非常に敏感であり、彼らは潜在的な危険を排除するために、冷酷な行動をするものだからだ。

●国際法や人権への考慮というのは、致命的な安全保障問題がかかっている場合には後回しになってしまうのだ。

●オバマ大統領は弁護士に相談するのをやめて、一人の戦略家として考えるべきだ。もしこうすることができれば、彼はウクライナをロシアから西側陣営に引き離すように働きかけることが事態を悪化させることにつながることを理解できるはずだからだ。

●西側にはロシアにたいして損害を与えることのできるカードをほとんど持っていないが、モスクワ政府にはウクライナや西側にたいして切るカードがまだたくさんある。

●ロシアはウクライナ西部を侵攻できるし、クリミアを併合することも可能だ。残念なことに、ウクライナはソ連が崩壊した時に核兵器を手放してしまっており、ロシアの通常兵器の優位に対抗する手段を持っていない。

●さらに、ロシアはイランとシリアに関して、アメリカとの協力を止めることもできる。低迷するウクライナの経済状況にたいしてさらなるダメージを与えることもできるし、主要なガス供給者であるためにEUにたいしても深刻な経済問題を発生させることもできるのだ。

●そして当然のように、ほとんどのヨーロッパ諸国はロシアにたいして厳しい経済制裁を与えることについては消極的だ。

●もし西側がロシアにたいして深刻なコストを負担させることができたとしても、プーチン大統領がそれに屈することは考えにくい。核心的な利益がかかっている状況では、国家は安全を守るために例外なく大きな痛みに耐えようとするものだからだ。

●歴史から考えても、ロシアがこの例外であることは考えにくい。

●オバマ大統領はロシアとウクライナにたいして新しい政策を採用すべきだ。それは、ロシアの安全保障面での権益を認めつつ、ウクライナの領土の統一性を支持して、戦争を防ぐというものだ。

●このような目標を達成するためには、アメリカはグルジアとウクライナがNATOには参加しないことを強調しなければならない。そしてアメリカが将来ウクライナで行われる選挙に介入しないことや、キエフの超反露的な政府に同情しないことを明白にすべきなのだ。

●そして将来のウクライナの政府にたいしては、少数派の民族の権利、とくに公用語としてのロシア語の立場を尊重するように求めるべきなのだ。

●簡潔にいえば、ウクライナは西と東の間で中立的な立場を維持すべきなのだ。

●もちろんこのような政策のアイディアを聞くと「アメリカの敗北につながる」と言う人はいるだろう。ところが実際はその反対で、ワシントン政府にはこの紛争を終わらせることや、ウクライナをロシアとNATOの間の独立した緩衝国にしておくことに大きな利益があるのだ。

●加えて、ロシアと良好な関係を維持することは致命的に重要だ。なぜならアメリカはイランやシリア、アフガニスタン、そして中国に対抗するという意味において、モスクワ政府の助けを必要としているからだ。

●アメリカにとって唯一のライバルとなる本物の可能性を持っているのは、中国だからだ。


(私のコメント)

オバマ政権の周辺には親中派で固めてしまって、バイデン副大統領もケリー国務長官もライス大統領補佐官も親中派だ。知日派や知ロシア派は排除されてしまって「あたらなる大国関係」で米中で世界をコントロールできるといった妄想が今回のウクライナ問題を発生させてしまった。

90年代のロシアならオレンジ革命を仕掛けられてもどうする事も出来ない状況でしたが、プーチンがロシアの大統領になってからは経済も落ち着き、がたがたになったロシア軍の再建もできた。それまではロシア軍の軍人には給与も支払えないような状況だった。その頃に北方領土交渉のチャンスでもあったのでしょうが、日本の総理大臣は一年ごとに代わってしまった。

ソ連崩壊後のロシアは、多くの領土を失い経済の破綻はルーブルを紙切れにしてしまった。ロシア国民はルーブル紙幣よりもドル紙幣を有難がった。第二次世界大戦の勝利で得た以上の損失をソ連崩壊で失ってしまった。もはやロシアは21世紀中は立ち上がれないとアメリカの外交戦略家が考えたようですが、プーチンの登場でアメリカに対して反撃を始めた。

アメリカの国家戦略家にしてみれば、ソ連は崩壊して日本は長い停滞の時代を迎えてアメリカの脅威となる国は中国だけになった。その中国と手を組めばアメリカは覇権国家として覇権を維持できると見ていたのでしょうが、ウクライナをEUとNATOに加える工作を行ってもロシアは何も出来ないと予想していたようだ。

しかし2008年のグルジア紛争では、グルジア軍は南オセチアに攻撃を加えたらロシア軍が反撃してきて南オセチアはグルジアから分離してしまった。それと同じ事がウクライナで起きたのですが、ウクライナの親露派の大統領をクーデターで追放して一気にEU加盟やNATO加盟を進めようとした。

オバマ政権は親中派で固めてしまったから、ロシアのプーチンがどのような反撃をするかを分析できる専門家がいなかったようだ。ポーランド出身のブレジンスキーは何も読めていなかったのだろうか? プーチンは親露派のヤヌコビッチを匿い、クリミアに国籍不明のロシア軍6000名を派遣した。クーデターを仕掛けたことで藪蛇になってしまった。

ウクライナは経済的破綻国家であり、ウクライナの大統領は西側から援助を得るかロシアから援助を得るかで親露派にもなり親西欧派にも転がる状態であり、欧米が援助をケチらなければウクライナはEUやNATO加盟も実現できていたかもしれない。ロシアにもそれほどのカネがあるわけではないからだ。

現在のロシアでもウクライナを抱え込むことは重荷になるから西側と上手くやって経済援助を押し付けたいところだろう。中国もウクライナに経済協力を武器に接近していたようですが、中国も中央アジア諸国からウクライナへと影響力を広げようとしている。それはロシアの利害とも衝突しますが、安倍総理は中国に対抗するためにロシアに接近した。

プーチンにとっても中央アジアやウクライナに手を伸ばす中国を脅威に感じていたから安倍総理と会談を重ねた。習近平もプーチンとは何度も会談を重ねていますが、中国の意図も切れ者のプーチンは見抜いている。中国はアメリカとのG2で日本を抑え込み、ロシアと手を組んでアメリカに対抗しようとしている。アメリカが中国に裏切られてアジアの利権を失う事はあり得る。

アメリカの大統領がプーチン並みの切れ者なら中国の裏切りは見抜けるのでしょうが、ミアシャイマーが指摘しているようにアメリカの宿敵は中国なのだ。このように米中露の外交的主導権争いは日本の動向で決まるだろう。日本は米中露の真ん中に位置しており、日本が何処に付くかで三国間のバランスが変わる。安倍総理は中国包囲網としてロシアに接近していますが、日本とロシアとの利害は一致する。

ロシア経済は石油やガスに頼った経済であり、石油資源相場に左右されてしまう脆弱な経済だ。優秀な戦車や飛行機は作れても自動車はロシア国民も買わないほどの粗末なものしかできない。中国のように外資を呼び込んで産業を発展させたいと思っても日本とは平和条約も出来ない。領土問題が絡んでいるからだ。

ジョン・ミアシャイマー氏が指摘しているように、「ところがアメリカの政府関係者の中で、プーチン大統領の立場になって考えることができる人は少ない。」と、オバマは親中派で固めてロシアの専門家を排除してしまった。オバマの政権内部に知日派が一人でもいれば靖国問題でも「失望した」発言は無かっただろう。ケリー国務長官は中韓には寄っても日本には来ないほどの反日派だ。みんな中国に取りこまれてしまってロシアとプーチンを侮ったつけが来たのだ。

 

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コメント
 
01. 2014年3月15日 14:14:19 : nJF6kGWndY
>現在のロシアでもウクライナを抱え込むことは重荷になるから西側と上手くやって経済援助を押し付けたいところ

現実は、完勝とは程遠く、ロシアにとっても厳しい方向に進みつつあるな


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA2D09O20140314
国連安保理決議案でクリミア住民投票の無効を宣言、15日採決予定
2014年 03月 15日 08:39 JST
[14日 ロイター] -ウクライナ南部クリミア自治共和国で16日に行われるロシアへの編入の是非を問う住民投票に先立ち、国連安全保障理事会が翌15日に採決を予定している決議案の草案が明らかとなった。

ロイターが入手した草案では、クリミアでの住民投票が「効力を持つことはあり得ない」として無効を宣言した上で、各国および国際機関に対して承認しないよう求めている。

草案は米国の起草によるもので、ロシアは拒否権を行使するとみられている。

EUの対ロ制裁候補に120─130人、16日に最終決定
2014年 03月 15日 04:23 JST
[ブリュッセル/ベルリン 14日 ロイター] -欧州連合(EU)は、ロシアに対する制裁の一環として、渡航禁止や資産凍結の対象になる可能性のある120─130人のリストを作成した。複数の当局者が14日、明らかにした。

リストはロシアに駐在経験のある外交官の協力を得て作成。リストの原案を確認した外交官の1人は、「プーチン大統領に近い人物を含む軍高官やその他の重要人物が含まれている」と述べた。

リストを作成したEU各国の大使は16日に再度会合を開き、掲載する人物を最終決定する。最終的に掲載される人物の数は大幅に絞り込まれる見通し。

16日にはウクライナ南部のクリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が実施されるが、ロシアが路線を大きく変えない限り、EUは外相理事会を開催する17日に対ロシア制裁の発動を正式に決定すると見られている。

独ビルト紙はこの日、同リストには、政府系天然ガス大手ガスプロム (GAZP.MM)のミレル最高経営責任者(CEO)や国営石油会社ロスネフチのセチンCEOも含まれると報じた。

ただ、リスト作成に関わっている外交官はこれを否定。実業界関係者は当初は対象になっていないとし、「クリミアでの対応とウクライナ全体の不安定化につながった政治的な決定が、(リストに掲載される人物の選定にあたり)焦点となっている」と述べた。

ビルト紙は、リストにはショイグ国防相、ロゴジン副首相、イワノフ大統領府長官、パトルシェフ安全保障会議書記ら、政財界の有力者少なくとも13人が含まれるとしている。

EUは対ロシア制裁を3段階に分けて発動することを決定。すでに第1段階にあたる、ビザ発給ルールの緩和や新たな投資協定の締結に向けたロシア政府との協議停止は導入済み。

第2段階は17日に決定されると見られる渡航禁止や資産凍結など、第3段階は武器禁輸や貿易の制限を含む金融制裁になるもよう。

関係筋は、実業界への制裁が発動されるのはこの第3段階になるとの見方を示している。


02. 2014年3月15日 14:26:31 : kuDqMMZtWs
ご都合主義な記事だ。
TORAはいつも自分の都合の良いように読み替える悪い癖があるようだが、そもそもミアシャイマーはネオコンの暴走に警笛を鳴らしていたはずだ。
そしてウクライナのオレンジ革命はいつから始まっている?
一方、オバマの大統領就任は何時だ?
アメリカがここまで落ち込んだのはオバマが親中派だからか?
ならば中国の台頭がブッシュのときに大きくなったことはどう説明するのか?
ネオコンが吹き込んだテロとの戦いがクリントン政権の対中国政策のひ弱ぶりを批判していたブッシュの中国はアメリカの戦略的ライバルから共にテロと戦うための建設的関係を築くためのものとして路線変更された。
それだけではない。米偵察機EP-3Eと中国の戦闘機が海南島沖で接触事故を起こした海南島事件は中国に強硬な態度で臨むと思われていたブッシュ政権が事を荒立たせたくないために配慮したことで、中国相手に強硬一辺倒では立ち行かぬ限界を露呈した。オレンジ革命のとき、それ以前の東欧の民主化という名のロシアの権益を次々とアメリカが侵していったとき、ロシアはプーチンを持ってしても何も出来なかった。
しかしアメリカのイラク侵攻により不安定になった中東で原油の値は暴騰し、エネルギー資源大国ロシアに多大な恩恵をもたらした。
オバマがどうというより、今のアメリカはブッシュとネオコンが吐き散らかした吐しゃ物をオバマがモップとバケツで掃除しているのが現状だ。
ミアシャイマーの発言は共和党政権の誤り、負債を背負うオバマへの忠告と読むべきだろう。


03. 2014年3月15日 14:31:39 : kuDqMMZtWs
EUの制裁はドイツのメルケル次第だろうな。
つまりはメルケル抜きにロシアとは話が出来ないって意味で。

04. 2014年3月15日 14:37:15 : DAJGGKYYfk
>>01. 2014年3月15日 14:14:19 : nJF6kGWndY

典型的な「スノーデン前世界の住人」。時代の流れが読めない低能。

スノーデン後の世界では、まともな人間は米国政府やその御用メディアの発表を鵜呑みにしたりはしない。阿修羅名物某ポスト氏の言葉を借りれば「またお前か」と冷ややかに一瞥するのみである。

大体において、過去に米国に内政をむちゃくちゃにされたチリ・アルゼンチンを始めとする南米諸国や、イラク・シリアを始めとする中東諸国、それに現在進行形で米国企業によって蹂躙されている東南アジア諸国において、それらの国民が「米国大本営発表」など頭から信用しない態度を示すのは当然である。

そうした「国民感情」を理解することができず、ただ単に米国御用メディアの発する記事と経済指標他の「数値」でしか世界情勢を判断できないID:nJF6kGWndY は、たとえるならばそうした机上の空論の判断材料を元に経営戦術を建てた結果として、会社や株主や従業員に多大な損害を与えながら自分は過去最高額の年収を得ても恥じない典型的欧米CEO並みの「アホである」。


05. 2014年3月15日 14:39:08 : kuDqMMZtWs
>>03の補足


ロシアの声

ウクライナをめぐる米国の対ロ制裁がもたらすもの

欧米諸国は対ロシア制裁を導入する可能性があるが、そのことが一連の重要な国産問題の調整に否定的影響を与える可能性がある。

この事は、米国のケリー国務長官も、米国下院での聴聞会で発言し認めている。ケリー国務長官は、特にイランの核問題やシリア紛争、アフガニスタン情勢などに影響が出ると認めた。ロシアは、シリアやイランをめぐる交渉プロセスで重みのある成果を収め、アフガニスタンにおいては米国を助けている。ロ米関係が悪化した場合、そうした地域はどうなってしまうのか?米国は、国際的な規範や各国独自の憲法の条項を破り、暴力でウクライナの権力を奪取することを支持し、ロシアが強硬な立場をとらざるを得ない立場に追い込んだ。

VOR記者は、アラブ調査センターのボリス・ドルゴフ研究員に意見を聞いた―

「ウクライナでの出来事の後、ロシアがシリア危機の政治的解決支持やシリアの合法的政権との関係強化において、これまでより強硬な政治路線を取るであろうことは当然でしょう;」

ロシア政府は、アフガニスタンに関しても切り札を持っている。ロシア領内を通じて、米軍貨物のかなりの部分がアフガンに運ばれているからだ。今年予定されている米軍部隊のアフガン撤退も、ロシア領内を経由する。

ドルゴフ研究員は「対ロ制裁が採択された場合、ロシアは自国の南部国境政策も引き締めるだろう」と見ている―

「アフガン紛争解決におけるロシアの役割は増大しています。ロシアは、アフガン紛争解決に参加する際、自らの安全保障にさらに大きな注意を払うかもしれません。つまり、米国をはじめとした西の連合国などの国々の利益に目を向けなくなるということです。」

それ以外にロシア政府は、欧米が嫌がるイランとの経済及び軍事技術協力を拡大する可能性がある。先にロシアは、この問題において、米国との間にある妥協に達していた。

ひとことで言えば、ロシアに対する国際的な制裁について欧米が熟考しなければならない一連の要因があるということだ。例えば、ロシア政府は事実上、シリアの軍縮及び化学兵器廃絶に関する提案をオバマ大統領に委任したことを忘れてはならない。そうした方向であらゆる成果が台無しになることは、米国にとっても得策ではないだろう。

ここで再びドルゴフ研究員の意見を御紹介したい―

「米国が恐らく、言葉を実行に移すことはないでしょう。彼らは、威嚇的なレトリックから実際の脅しに移ることがないよう祈っていると思います。ウクライナの民族主義者のせいで世界を第三次世界大戦のきわにさらす事など、どんでもありません。 事実が示しているように、米国はNATOの同盟国の力を借りてさえ、アフガニスタンにもイラクにも、さらに他のどこにも秩序を確立することはできていないのです。」

専門家の大部分は、ケリー国務長官が強硬な発言をしないわけにはいかない理由をよく分かっている。そうでなければ、オバマ政権は、支持者や反対者の目に弱腰だと映るだろうし、民主党が再び信頼を得るのはひどく困難だからだ。それゆえクリミア問題をめぐる強硬発言、ロシアに対する脅迫的物言いは、多くの点で、米国内の世論を意識したゲームに過ぎないのだ。

http://japanese.ruvr.ru/2014_03_14/269335364/


06. 2014年3月15日 18:56:11 : TGZjS8iB2r
>オバマ政権は親中派で固めてしまったから、ロシアのプーチンがどのような反撃をするかを分析できる専門家がいなかったようだ。ポーランド出身のブレジンスキーは何も読めていなかったのだろうか?


オバマ政権の最高顧問がブレジンスキーであり、この人は対露強行派としても有名なのだから、そういう意味ではむしろ想定通りの結果でしょ。

またロシアは、EUとは別に、アメリカに対しては安全保障や経済に対してクリティカルな対抗手段を持っていないのだから、アメリカが一人だけ強行手段を唱えるのもそれなりの合理性がある。

しかしそれは、世界全体にとっては迷惑極まりない行為であり、部分最適に拘るあまりに大局を見失えば、逆にアメリカが孤立しかねないという事も冷静なって考えるべきだろう。


07. 2014年3月15日 20:50:19 : Vy7O5G9ZXY
 真のオドウ様統一教会が中国国内で布教して壷売り、集団結婚とかやったらどういう扱いを受けるか想像するだけで面黒い。TORAがびびるのも分かるよ。

08. 2014年3月15日 23:00:02 : i03O3MniqU
>>02
それが統一協会はじめカルトの性質ですから

アメリカでも
たとえばブッシュがアフガンやイラクを侵略したことを共和党員たちは
ものの見事に忘れてる振りしてますでしょ?


09. 2014年3月16日 06:59:24 : MwGj4KIhpA
ロシアの声

策動するキエフ、アノニマス、新たな現実
やはりロシアは、ウクライナに暮らすロシア人・ロシア市民を守る資格を有しているのだ。13日、ドネツクで開かれた市民集会で、右翼過激派が流血の闘争を引き起こした。キエフ新政権は、ウクライナ国内の安全を自ら守ることが出来る状態にないのだ。ロシアは今一度、このことを思い出させねばならないようだ。

クリミア自治共和国の未来を決める住民投票は明日に迫っている。ドネツクにおけるような事件、すなわち、「マイダン」シンパが裏で糸を引く挑発行動・扇動行為が、今後、各所で演じられる危惧がある。今回、そうした計画の一部が、ハッカー集団「アノニマス」によって明らかになった。VORはアノニマス所属のハッカー(複数)に独占インタビューを行った。ハッカー緒氏は、ウクライナで政権を握っている「バンデラ主義ナチスト」に反対であると、その旗幟を鮮明にした。

アノニマスによれば、挑発行動を組織しているのは、ウクライナの参謀本部であり、それを支持しているのは、米国防総省である。アノニマスが略取に成功した、ウクライナに駐留する米国の軍事部門代表ジェイソン・グレシ氏とウクライナ政府高官イーゴリ・プロツュク氏の電子メールのやり取りで明らかになった。

それは、ロシア軍の軍服を着せた武装戦士に、ウクライナ軍基地を襲撃させ、ロシアがウクライナへ侵攻しているように見せかける、という計画であった。やり取りからは、この計画に米国防総省の参与があることが読み取れる。まず、ウクライナ参謀本部の人間が、次のようなメールを受け取った。「あなたの使命は、南東部の交通連絡に問題を起こし、それをお隣さんのしたことに見せかけることです。それによって、国防総省とその仲間たちにとって、都合のいい条件ができます。時間を無駄にしないこと、マイ・フレンド」。参謀本部のその「フレンド」は、ただちに奮発、ワシーリイなる人物に、メリトポールのウクライナ空軍第25基地を襲撃するよう命じた。そのワシーリイなる人物は、部下に次のように書いた。「オレグ、露助の名目で至急、メリトポール基地で一暴れだ。3月15日までにやらねばならん。言わなくても何故だか分かるだろう」(注・クリミア自治共和国の住民投票は3月16日)。

クリミア域内でも挑発行動が頻発している。クリミア自警団は連日、「マイダン」シンパから送られてくる爆発物や銃火器の流入を阻止している。市街地では警官を装った工作員がクリミア市民のパスポートを巻き上げて破棄するなどの動きを見せている。投票への参加資格を奪う企てである。

危険が近い、ならば武装せよ。これが民衆の知恵というものである。謀議の一部は発覚を免れている。しかし謀議は今も新たに働かれているのだし、住民投票の後も、働かれるのである。戦略推進モデリングセンター第一副総裁グリゴーリイ・トロフィームチュク氏は次のように語っている。

「私は、情報空間における数々の脅威、特に軍事・政治に関わるものは、そう深刻な結果をもたらさないと思う。理由は単純、それらは事前に明るみに出されてしまうからだ。けれども、住民投票の後も情勢は沈静化しない、ということは押さえておきたい。クリミアはある意味、包囲されている。情報的意味の包囲だけではない。軍事・政治的にも包囲されている」

キエフ現政権およびその庇護者の「敵」は、今やウクライナ人(の大半)とロシア人ばかりではない。西側諸国の市民といえども、ヨーロッパの中心部にナショナリスティックな政権が出現することを歓迎しはしない。キエフ政権はまた、ヴァーチャル空間においても、自らの敵を作りつつある。ハッカー集団「アノニマス」は、ウクライナおよびクリミア市民の自治の権利を支持する旨を宣言し、あわせて、ウクライナの政権を握ったファシスト勢力を支持しないよう、国際社会に呼びかけた。
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_03_15/269456750/


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