【バンコク岩佐淳士】ロイター通信などによると、イタリアとオーストリアの外務省は８日、マレーシア航空が発表した消息不明機の搭乗名簿にあるイタリア人とオーストリア人の２人は、この１、２年の間にパスポートを盗まれた過去があり、実際には搭乗していないことを確認した。別人がなりすまして搭乗した可能性がある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000003-mai-asia

　【バンコク岩佐淳士、北京・工藤哲】クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空旅客機（乗客２２７人、乗員１２人）が消息を絶った問題で、マレーシア、ベトナムの当局は８日午後、機体の行方の捜索を続けた。ＡＰ通信によると、ベトナム政府はベトナム南部沖の海域２カ所で、油の帯が１０〜１５キロにわたって浮かんでいるのを発見したと発表。墜落した現場を示す可能性があるが、確認はされていない。

　マレーシア航空などによると、同機は８日午前０時４０分（日本時間午前１時４０分）過ぎにクアラルンプールを離陸。約１時間後、マレーシア北東部コタバルから約２２０キロ沖合で連絡が途絶えた。消息不明となる前に救難信号を発した形跡もなかったという。

　旅客機には１５カ国・地域の乗客が搭乗。中国人１５３人、マレーシア人３８人、ほかに米国人やフランス人らも乗っていたが、日本人はいなかった。

　乗客の大半が中国人だったとの事態を受け中国の王毅外相は８日の記者会見の冒頭、「非常に憂慮している」と述べた。また、国営新華社通信によると、習近平国家主席も、外務省など関係部門に救援状況などの把握を急ぐよう指示した。

　新華社によると、国家海洋局は８日、近くで活動中の海警局の船に現場海域に向かうように指示した。交通運輸省も８日、大型救助船２隻を現場海域に派遣した。

　同機は中国南方航空との共同運航便で、中国メディアによると、乗客にはマレーシアを訪問していた中国の画家らによる芸術団のメンバーも含まれている。

　同機が到着予定だった北京空港の到着ターミナルには８日午前、乗客の親族らが詰めかけた。一様に動揺した様子で、到着ロビーでメディアに囲まれるなどしたが、多くを語らないまま空港を後にした。

　北京市内のホテルでは８日午後、マレーシア航空の幹部が記者会見したが、同社が発表した声明を読み上げた後、わずか数分で打ち切った。詰めかけた５００人以上のメディア関係者の一部が会見場から閉め出され、警備員ともみ合いになった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000004-mai-int

マレーシアのクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空（MH）370便（ボーイング777-200ER型機、乗員乗客239人）が2014年3月8日3時40分（日本時間）頃、南シナ海上で消息を絶った。マレーシア航空が発表した。ベトナム空軍機が海上に油のようなものが浮いているのを発見したが、3月9日朝時点でも機体は発見されていない。墜落した可能性が高いとみられる。

消息を絶った機体は、2012年に上海で他の飛行機と接触事故を起こし、主翼を破損している。この接触事故と今回の事故との関連は現時点では不明だが、今後の事故調査の焦点になる可能性が高い。また、乗客のうち2人が盗まれたパスポートを使って搭乗していたことも明らかになっている。テロの可能性も指摘されており、マレーシア当局の保安体制に批判が集まるのは確実だ。

10日前にはクアラルンプール-成田-ロサンゼルスを往復

http://www.j-cast.com/images/2014/news198709_pho01.jpg
中国版ツイッター「微博」に投稿されていた写真。消息を絶ったマレーシア航空機は2012年に主翼が欠ける接触事故を起こしていた

マレーシア航空は、消息を絶った飛行機（機体番号：9M-MRO）を2002年に導入している。飛行機として飛び抜けて古いわけではないが、12年8月9日に上海の浦東空港で、中国機と接触事故を起こしている。新華社通信によると、中国東方航空のロサンゼルス行きMU583便（エアバスA340-600型機）が離陸に向けて待機していたところ、マレーシア航空のクアラルンプール行きMH389便が追突。その結果、マレーシア航空機の右の主翼と中国東方航空着の機の水平尾翼が破損した。乗員・乗客にけが人はなかった。事故後に適切に修理が行われたかが重要な検証のポイントになりそうだ。

また、この飛行機（9M-MRO）は、14年2月28日から3月1日にかけて、クアラルンプール-成田-ロサンゼルスを往復している。機体にトラブルを抱えたまま飛行を続けていたとすれば、日本人乗客も事故に巻き込まれる可能性もあった。

天候の急変を知らせる情報や救難信号は発信されず

機体の整備以上に問題視されそうなのが、乗客の身元確認だ。イタリアのラ・レプッブリカ紙によると、乗客名簿に名前があったイタリア国籍の男性（37）は無事が確認された。両親のもとに本人から電話がかかってきたという。この男性のパスポートは13年8月にタイで盗まれ、再発行を済ませていた。また、オーストリアのデア・スタンダード紙によると、やはり名簿にあったオーストリア国籍の男性（30）も無事で、11年にタイでパスポートを盗まれていた。

この2人の名前をかたって搭乗した人物が何者かは明らかになっていない。飛行機からは天候の急変を知らせる情報や救難信号は発信されておらず、突然消息を絶っている。このことから、テロの可能性を指摘する声も出ている。

消息を絶ったMH370便は、中国南方航空とのコードシェア（共同運航）便だった。この場合、マレーシア航空便の座席の一部を中国南方航空が販売することになる。盗まれたパスポートで搭乗した2人は中国南方航空からチケットを購入してことがわかっている。

シンガポールのストレーツ・タイムズ紙によると、マレーシア航空のアーマド・ジャウハリ・ヤフヤ最高経営責任者（CEO）は、テロの可能性について、

「あらゆる可能性を排除しない。判断は時期尚早」

と述べている。マレーシア当局も、空港監視カメラの分析を進める。

http://www.j-cast.com/2014/03/09198709.html?p=all

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000006-rcdc-cn.view-000
8日、消息を絶ったマレーシア航空機MH370便の搭乗名簿に名前があったイタリア人とオーストリア人の2人が以前、タイで旅券を盗まれ、同機に乗っていなかったことが明らかになった。これを受け、米当局はテロの可能性も含めて調査を開始した。写真は中国での報道。

2014年3月8日、クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空機MH370便が消息を絶った。

搭乗名簿に名前があったイタリア人とオーストリア人の2人が以前、タイで旅券を盗まれ、同機に乗っていなかったことが明らかになった。米NBCテレビ（電子版）は政府筋の話として、米当局がテロの可能性も含めて調査を開始したと伝えた。（翻訳・編集/NY）

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140309-00000006-rcdc-cn

今回は、アメリカ主導のＴＰＰに反発しているシンガポールという構図もひっかかるが、こんなことは陰謀論であってほしいのだけれど・・・。

皆さんのご意見は？

　　３月９日（ブルームバーグ）：クアラルンプールから北京に向かう途中で消息を絶ったマレーシア航空機について、９日に捜索が再開された。ベトナム軍は８日に、最長15キロの油膜を発見。同機がタイ湾に墜落した可能性が示された。同機では盗難されたパスポートを使用した乗客がいたことが分かっており、謎が深まっている。
マレーシア航空のボーイング「777−200」型機は乗客乗員239人。オーストリアとイタリア当局は両国の国籍の男性２人が盗まれたパスポートを同機の乗客２人が使用していたと公表しており、テロの公算も浮上している。
原題：Jet Mystery Deepens With Stolen Passports as Oil SlicksSeen (1)（抜粋）

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20140309-00000005-bloom_st-nb

>ＴＰＰに反発しているシンガポール

一瞬、全く同じ考えを持ちました。
やはりユダ戦争屋ではないかと。

　【バンコク＝伊東誠】八日に消息を絶ったクアラルンプール発北京行きマレーシア航空３７０便の捜索は九日、南シナ海からマレー半島をはさんで西側のマラッカ海峡にまで範囲を拡大して行われた。

　ＣＮＮテレビによると、米連邦捜査局（ＦＢＩ）は捜査員を派遣する用意があるとマレーシアに伝えた。米情報当局者は「テロ行為を突き止めてはいないが、ないと結論付けたわけではない。捜査は続いている」と述べた。

　マレーシア当局も機体トラブルや操縦ミスのほかテロも排除できないとして、捜査を開始した。民間航空局は九日、レーダー解析からクアラルンプールに引き返そうとした可能性があると発表。操縦士が異変を察知していたことも考えられる。

　一方、マレーシア航空は、当該機が二〇一二年八月に中国・上海の空港での接触事故で片方の主翼先端を損傷したことがある、と明らかにした。

　ＣＮＮなどは、搭乗名簿にありながら実際には搭乗していなかったイタリアとオーストリアの男性二人の名義の航空券が同時に購入されたとみられると報道。盗難旅券を使って購入された続き番号の二枚の航空券は、北京経由で欧州へ向かう行程で、中国南方航空を通じて予約され、タイの通貨バーツで支払われたという。マレーシア当局者も少なくとも二人の偽名搭乗を確認した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014031002000131.html

　【クアラルンプール＝梁田真樹子、バンコク＝石崎伸生】クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空３７０便（ボーイング７７７―２００型機、乗員・乗客２３９人）が８日に消息を絶った事故で、ベトナム紙ティエンフォン（電子版）などによると、ベトナム海軍機が９日、南部トーチュ島の南南西８０キロの海上で不審な物体を見つけた。

８日に油膜が見つかった海域に近い。不明機の残骸の可能性もあるとみて確認を急いでいる。

　マレーシア当局は９日、米国や中国の応援も得て、同機が消息を絶った南シナ海南部からマラッカ海峡にかけて捜索を続けた。

　一方、乗客のうち２人は偽パスポートで搭乗していた。ＡＰ通信は、同機の乗客名簿に載っていたイタリア人（３７）は実際には搭乗しておらず、昨年タイでパスポートを盗まれたと報じた。オーストリア外務省は、乗客名簿のオーストリア人男性（３０）は搭乗しておらず、２０１２年にタイでパスポートを盗まれたと発表した。何者かが偽のパスポートで搭乗したとみられ、マレーシアのヒシャムディン国防相は、「テロ対策班や国内外の情報機関と連携して調べている」と話した。

　米ＣＮＮなどは９日、この二つのパスポートの身分で購入された航空券は、行方不明機をマレーシア航空と共同運航する中国南方航空のチケットで、２枚一緒に連番で購入されたとみられると報じた。航空券などを扱う中国のインターネットサイトを利用し、タイの通貨バーツで決済された。値段は同じだったという。

　予約では、２人はクアラルンプールから北京に到着後、オランダのアムステルダムに乗り継いだ後、デンマークとドイツにそれぞれ向かうことになっていた。

　新華社通信は９日、中国公安省が、合同捜査に加わるため作業グループをマレーシアに派遣したと報じた。国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）は同日、２人の偽造パスポートについて、搭乗前に照会がなかったことを明らかにした。同機構は盗難・紛失パスポートのデータベースを作成している。

（2014年3月10日07時11分 読売新聞）

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20140309-OYT1T00521.htm

　　３月10日（ブルームバーグ）：クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便の捜索で、ベトナム当局は航空機の窓の破片のようなものを発見したことを明らかにした。当局者に９日夜に電話で接触したが、詳細は公表しなかった。

マレーシア航空のボーイング「777−200」型機（乗客・乗員239人）は８日に消息を絶った。ベトナム軍は同国の南岸沖で最長15キロの油膜を発見。オーストリアとイタリア当局は両国の市民から盗まれた旅券を同機の男性乗客２人が使用していたと公表しており、テロの可能性も浮上している。

空港の監視カメラには盗難旅券を使用した乗客２人の搭乗前の姿が映っており、分析が進められている。

原題：Plane-Debris Searchers Recover Suspected Aircraft WindowPiece（抜粋）

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N26SLM6K50YE01.html

>ＴＰＰに反発しているシンガポール

マーレーシアでしたね。
まあ、元は同じ国ということで・・・。
ＴＰＰ交渉でアメリカに反発していることは同じということでご勘弁を。