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シリアで25万人がまだ包囲下に、ホムス避難完了で国連が警鐘  AFP
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/427.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 2 月 14 日 23:23:57: mY9T/8MdR98ug
 

【2月14日 AFP】内戦が続くシリアの人道状況について国連(UN)のバレリー・エイモス(Valerie Amos)事務次長(人道問題調整室)は13日、政府軍の包囲下にあるホムス(Homs)で民間人の避難が完了したのは「目覚ましい成果」だとしつつ、シリア国内にはまだ25万人が避難できずに取り残されていると警鐘を鳴らした。

 エイモス氏は記者会見で、ホムスで民間人1400人の避難が完了したことは「非常に困難な状況下だという点を考慮すれば成功と言える」と述べた。その一方で、シリア全土には今も25万人が政府軍に包囲された状態で助けを求めていると指摘。ホムスでの避難措置を将来的な取り組みの模範とすべきではないとくぎを刺した。

 エイモス氏によると今回、国連は政府側、反体制側の双方から停戦期限延長に「口頭での保障」を得ていたが、文書での停戦合意は得られなかったという。「文書での保障がなければこれ以上は継続できない」と同氏は語り、「停戦順守」「人道支援アクセスの確保」「文書による国際人道法の支持」を双方が保証するよう、国連安全保障理事会(UN Security Council)の理事国15か国に対し働きかけを求めた。(c)AFP


http://www.afpbb.com/articles/-/3008478  

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コメント
 
01. 2014年2月15日 17:53:18 : nJF6kGWndY
>ホムスで民間人1400人の避難が完了したことは「非常に困難な状況下だという点を考慮すれば成功

民間人がいなくなれば、遠慮なく、たる爆弾を落とせるな


http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303996604579367660894886866.html?dsk=y
2014年 2月 07日 11:22 JST
反政府勢力拠点ホムスからの民間人脱出で合意―シリア 
By SAM DAGHER IN DAMASCUS AND JOE LAURIA IN NEW YORK
[image]
Agence France-Presse/Getty Images
ホムスで家族で食べるハーブを探す男性(1日)
 【ダマスカス(シリア)】シリア政府は6日、政府軍が1年半近くにわたって包囲している反政府勢力の支配地ホムスから民間人を脱出させることで、国連と合意したと発表した。シリア中部のホムスの民間人には食料や医薬品などが届かず、孤立状態にある。

 この合意はホムスの反政府勢力も確認した。これにより、旧市街地にいる女性と子供、脱出を希望する高齢者は7日にここを出ることになった。残った人々や反政府勢力には8日に食料が届けられる。

 他方、北部の都市アレッポでは、国際テロ組織アルカイダ系のグループを含むイスラム系反政府勢力が市内の中央刑務所を激しく攻撃した。ここにはアサド政権に反対したとして拘束された人など3000人以上が収容されている。国営メディアによると、政府軍はこれを撃退したが、同勢力の活動家によれば、同勢力の一部は刑務所敷地内に入り込み、戦闘が続いているという。

 この二つの出来事は、国連が仲介している政権と反政府勢力との和平交渉の継続に大きな影響を与えると見られる。約3年にわたるシリア内戦を政治解決することを目指す、いわゆる「ジュネーブ2」の第1ラウンドは1月31日、具体的な成果のないまま終了した。会議では、ホムス旧市街地など政府軍に包囲された地区への人道支援や双方の捕虜交換といった信頼醸成措置が焦点となった。政権側はテロとの戦いに議論の焦点を当てるべきだとし、反政府勢力はアサド大統領抜きでの政権移行の道を開かなければならないとしている。政権側はこれを拒否した。

 交渉の第2ラウンドは今のところ10日に設定されているが、政権側は参加を確約しておらず、ダマスカスの当局者は大統領の指示を待っているところだと話した。ホムス合意が実現すれば、交渉が進展するだろう。ただ、アレッポの刑務所が反政府勢力の手に落ちれば、攻撃を主導しているイスラム系武装勢力はアサド大統領との一切の交渉を拒否しているため、状況は複雑化する可能性がある。イスラム戦線と呼ばれるグループのメンバーたちは政府軍とイラクとシリアのイスラム国(ISIS)と呼ばれるアルカイダ系グループの双方と戦っている。ジュネーブ会議に参加しているシリア野党連合はこれらの勢力にほとんど影響力を持っていない。

 イスラム戦線の一派、アーラー・アル・シャムのメンバーは「ジュネーブ会議の継続は反逆行為だ」とし、「収容者の解放はジュネーブ会議からは何も期待していないという反政府勢力からのメッセージだ」と話した。

 6日の刑務所襲撃は、自爆犯が刑務所の門の前で爆発物を積んだトラックを爆発させて襲撃者たちが内部に入れるようにしたことから始まった。

 英国に本拠を置くシリア人権監視団は、刑務所内外での戦闘で双方の数十人が死亡したとし、また、数百人の収容者が既に逃走したとしている。ただ、政府軍は空爆や砲撃を始めたため、戦闘はまだ続いているという。

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 アレッポの北5マイル(8キロメートル)にある刑務所は内戦の開始以来、実質的な政府軍の基地となっていて、1年以上前から反政府勢力に包囲されていた。

 アレッポの政府軍は同地で失った地域の奪還のために攻撃を強化している。人権監視団によると、6日の東部アレッポでの空爆で子供17人、女性5人を含む36人が死亡した。また、アレッポでは政府軍のたる爆弾(バレル・ボム)攻撃で、過去5日間に246人が死亡し、うち73人は18歳未満の子供だった。

 シリア政府はテロリストと戦っているのだとして、こうした情報を否定した。国営メディアは、アレッポのいくつかの地区で6日、「英雄的な軍隊がテロリストを壊滅させ」、弾薬を積んだ何台かの車も破壊したと伝えた。

 ニューヨークでは国連安保理が、シリアからの化学兵器の処理ペースが鈍いことに懸念が高まっているとの声明を発表した。声明は「迅速な」処理を呼び掛けた。

 国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の合同ミッションを率いるシグリド・カーグ氏は安保理で報告したあと記者団に対して、化学兵器を6月30日までに破棄するとの期限は守れると述べた。同氏はシリア政府が意図的に処理を遅らせていることはないとしている。

 しかし、米国のパワー国連大使は「今は、アサド政権が遅滞をやめ、輸送計画を立て、それを守るべき時だ」と述べて同政府を批判した。同大使は、遅延はシリアからの化学兵器搬出の安全と輸送を担当しているいくつかの国の負担を大きくするとともに、「これらの武器が政権内のグループによって使われたりテロリストの手に渡ったりするリスクが高まる」と述べた。

 シリア政府は計画を遅らせていることはないとし、遅れは内戦によって安全な状況が保てないためだと反論している。


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