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【テヘラン田中龍士】ロウハニ大統領が昨年8月に就任して以降、物価上昇に歯止めがかかり、アフマディネジャド前政権(2005〜13年)時代の殺伐とした雰囲気が消えた。ロウハニ師が選挙で掲げた「自由な社会」も実現されつつあり、人々は静かに喜びをかみしめているようだ。
「前政権で出版できなかった本が、今は出せる」。テヘランの出版社の男性経営者(40)は、検閲の規制が緩和されたと喜ぶ。例えば、イランでは飲酒が禁じられているため「ウイスキー」は「飲み物」に、豚肉も「肉」に直すよう指導を受けたが、今は問題視されることはないという。
アフマディネジャド氏が再選した09年の大統領選は、同氏の得票数に水増し疑惑が浮上。抗議する市民らと治安部隊が衝突し、死者や逮捕者が相次いだ。
この選挙後の社会、政治問題を題材にした映画「ゲッセハ(物語)」もロウハニ政権下で認可され、現在、国内の映画祭で上映中だ。ロウハニ師は1月31日、映画祭の式典で「映画にそっぽを向いた人々を振り向かせるのは、政府の重要な仕事だ」と述べた。
自由な雰囲気は、女性の服装にも及ぶ。イランでは、イスラム教の教義に従い、女性は体のラインを覆い隠さねばならない。前政権当時に出始めたレギンスは取り締まり対象だったが、今は彩りやデザインが増え、この夏流行した。
また今年1月、文化イスラム指導省は、外国メディアに対し、施設やビルでの取材の届け出義務を撤廃し、原則自由とした。
一方、タクシーの運転手の男性は「明日への不安がなくなった」と語る。前政権では核問題交渉が行き詰まり、経済制裁の影響で、パンなどの値段が3倍になったという。
また、テヘランの不動産業者、サム・フラディさん(30)によると、昨年8月以降、地価が下がった。「経済が安定するだろうと思う人々の心理が、地価高騰に歯止めをかけた」と分析する。ただ、取引は活発ではなく「人々は核交渉の行方を見守っているのだろう」と話す。
http://mainichi.jp/select/news/20140204k0000m030050000c.html
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不正選挙まで行なって大統領に執着した狂信的イスラム至上主義者アフマディネジャドは相当国民から嫌われていたようだ。イランの民主化がますます進展するようイラン国民を応援する。
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