http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/353.html
Tweet |
【1月15日 AFP】イラクで15日、首都バグダッド(Baghdad)を中心に、葬儀を標的とした自爆攻撃や複数の自動車爆弾の同時爆発などが相次ぎ、少なくとも46人が死亡した。当局が発表した。同国では西部アンバル(Anbar)州でも反政府派の武装勢力と治安部隊による激しい戦闘が続いている。
同日相次いだ爆弾攻撃は、主にバグダッド市内で発生。治安当局と医療関係者らによると、合わせて46人が死亡、数十人が負傷したという。
バグダッド市内のイスラム教シーア(Shiite)派が多い複数の地区では、民間人を標的にしたものとみられる7つの自動車爆弾が爆発し、24人が死亡した。7つの爆弾のうち1つはにぎやかな市場に、もう1つはレストランの前に仕掛けられていたという。
一方、異なる宗教の信仰者が居住し治安の悪化が目立つバグダッド北郊のディヤラ(Diyala)州では、葬儀を標的とした自爆攻撃が発生。当局者によると、16人が死亡、20人以上が負傷したという。
この日行われていたのは、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)に対抗していたイスラム教スンニ派(Sunni)の部族による治安組織「覚醒評議会(Awakening、サフワ、Sahwa)」のメンバーの葬儀だった。サフワは、国内での反体制勢力の台頭を抑えるため2006年から米軍に協力しており、その結果同じスンニ派の武装勢力から裏切り者とみなされて頻繁に攻撃の標的となっている。
この他、北部モスル(Mosul)周辺でも、同様の攻撃で兵士3人を含む6人が死亡している。
イラクは現在、宗派間抗争で数千万人の死者を出した2005〜07年以来最悪の治安状態に陥っており、数か月後に歴史的な総選挙を控えた政府は難しい対応を迫られている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3006580?ctm_campaign=txt_topics
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。