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【1月5日 AFP】シリアの反体制活動家らは4日、一部の反体制派組織が連合して国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム武装組織「イラク・レバント(地中海東岸地域)のイスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant、ISIL)」の戦闘員を拘束したり殺害したりする新たな「革命」に乗り出したと語った。反体制活動家らは、ISILはバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)シリア大統領よりもひどい悪事を働いているとしている。
北部アレッポ(Aleppo)県と北西部イドリブ(Idlib)県では、「イスラム戦線(Islamic Front)」や「シリア革命派戦線(Syrian Revolutionaries Front)」など、反体制派の中でも勢力の強い3派が連合してISILと2日前から激しい戦闘を繰り広げているという。反体制派の主要組織である「国民連合(National Coalition)」はこの戦闘を全面的に支持すると表明した。
シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)によると、ISILの構成員や支持者がイドリブ県で3日以降に少なくとも36人殺害され、イドリブ県とアレッポ県で 100人以上が反体制派に拘束されたという。
ISILは隣国イラクのファルージャ(Fallujah)を掌握したほか、アサド大統領側について戦っているイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点があるレバノンの首都ベイルート(Beirut)で起きた自爆攻撃について犯行声明を出しており、シリア内戦が周辺国に広がっていることをうかがわせる新たな動きがでてきている。
アサド政権と戦うためシリアに入ったイスラム武装組織は、当初、反体制派に歓迎されていたが、ISILが他の反体制派組織を支配下に置こうとして内紛が起き、さらには活動家、他の反体制派組織、一般市民に対して組織ぐるみで暴力を加えるようになったため、ISILとその他の反体制派組織の関係は悪化していた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3005977?page=1
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