http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/305.html
Tweet |
【1月3日 AFP】レバノンの首都ベイルート(Beirut)南部のハレト・フレイク(Haret Hreik)地区で2日、自動車爆弾が爆発し、4人が死亡、77人が負傷した。レバノンのアリ・ハサン・ハリル(Ali Hassan Khalil)保健相が同日明らかにした。
同保健相によると、もう1人別の遺体の一部が見つかったとされ、マルワン・シャルベル(Marwan Charbel)内相は自爆攻撃だったという見方を強めていると述べた。
ヒズボラは昨年4月、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領を支援して内戦が続いているシリア国内に戦闘員を送っていることを明らかにした。これにシリアの反体制派側に共感を寄せるレバノン国内のイスラム教スンニ派は激怒し、その中の過激な勢力がヒズボラを攻撃の標的としている。
ベイルート南部では昨年8月に2度、昨年11月に同地区にあるイラン大使館前で25人が死亡する自爆攻撃があり、昨年4月以降この地域で爆発物による攻撃があったのは今回で4度目。ハレト・フレイクは、かつてヒズボラ指導部の施設が多く置かれていた地区で、ヒズボラにとって象徴的な場所だ。
■レバノン、シリア内戦の影響で危険な状態に
また昨年12月27日にもベイルート中心部で自動車爆弾攻撃があり、強い影響力を持っていたスンニ派のモハメド・シャタハ(Mohammad Chatah)元財務相を含む8人が死亡している。
レバノンのミシェル・スレイマン(Michel Sleiman)大統領は、今回の自動車爆弾を仕掛けたのは「レバノン各地でテロリズムと殺人・破壊行為を仕掛けているのと同一人物らの手によるもの」と断言、同国内で対立し合う各宗派の指導者に対話を呼び掛けると同時に、犯人を法の下で処罰するよう治安当局に命じた。
国連(UN)の潘基文(バン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長も、今回の攻撃で「ここ数か月間にレバノンで目撃され、強く懸念されている暴力の激化が改めて鮮明になった」と憂慮を表明した。
カーネギー中東センター(Carnegie Middle East Centre)のアナリスト、リナ・ハティーブ(Lina Khatib)氏は、今回の攻撃はシリア内戦がレバノンに大きな影響を与えていることを示していると指摘し、「レバノンは攻撃と報復が頻発する危険な状態に入りつつある」と述べた。(c)AFP/Rita DAOU
http://www.afpbb.com/articles/-/3005921
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。