http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/301.html
Tweet |
思っている以上に核戦争は近い
http://japanese.ruvr.ru/2014_01_02/126793468/
2.01.2014, 14:56 The Voice of Russia
こんにち、冷戦華やかなりし時代よりも核戦争は近いものになっている。
背景には、核兵器不拡散体制が崩れている状況が指摘されている。キューバ危機を経て、ソ連、米国、英国、フランス、中国の核大国は一定のルールを作り出した。しかし今となって、多くの国々がこのルールを不公平なものとして受け止めている。ただ、無責任な混乱よりも、責任ある独裁の方が優れている、ということもある。いわいる「核五大国」よりも、付け焼刃で核武装した国々こそが世界の平和と安定にとって脅威を与えているのだ。ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所国際安全保障センターのピョートル・トピィチカノフ氏は、現在の南アジアの状況について次のように指摘している。
−南アジアには、十分に核武装した国々が存在します。つまり相当の核弾頭と運搬手段を持っているのです。中東においてはイスラエルのみが核武装国家であって、イランは未だ、核武装には至っていません。さらに有効な運搬手段もありません。北朝鮮についてもそうです。確かに核実験まで行ってはいますが、それを実際に核兵器として実用化することは簡単なことではないのです。
おそらく近いうちに、30カ国から40カ国が核兵器を保有することになる、というのが一般的な見方だ。彼らが核武装に踏み切らないのは単に善意によるものだ。技術的に見れば、ドイツ、日本、カナダはすぐにでも核武装することができる。スンニ派のサウジアラビアは、シーア派のイランが核武装すれば、こちらも核武装に踏み切ることをほのめかしている。宗教の問題は議論するには慎重を要するテーマだ。
核攻撃の応酬を望む国家はひとつもないが、相互不信や情報不足などによって、冷静な分析を欠き、緊張の高まりにつながる恐れもある。 PIRセンターのアンドレイ・バクリツキー氏は次のように指摘している。
−実際、核戦争の結果は劇的なものになるでしょう。なぜなら核兵器というものは大量破壊兵器であるからです。つまり無差別攻撃です。中東では石油が集中しているため、世界的な影響をもたらすことになります。インドやパキスタンの人口密度が高い地域においてもダメージは甚大なものになります。朝鮮半島の場合は、より局地的に抑えることができるかもしれません。
最近30年間で、世界の核兵器の数は大幅に削減された。しかしその脅威については何も変わっていない。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。