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ソチでの冬季オリンピックを間近に控えたこの時期にロシアで実行された自爆攻撃にサウジの影
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201312310000/
2013.12.31 櫻井ジャーナル
オリンピックの開催が迫っているソチ。そこから遠くないボルゴグラードで自爆攻撃が2日続けてあった。12月29日の昼に南ロシアのボルゴグラード-1駅で自爆攻撃があったのに続き、翌日の朝には駅から近いボルゴグラードの中心部を走っていたトロリーバスが攻撃され、それぞれ十数名が死亡、数十名が負傷したようだ。ソチのオリンピックではチェチェンの反ロシア勢力が破壊活動を予告している。
今回の自爆攻撃で注目されている人物がいる。サウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン総合情報庁長官だ。イスラム武装勢力の黒幕といわれ、最近は頻繁にイスラエルと接触していると伝えられている。
まだ「西側」がシリアへの直接的な軍事介入を目指していた今年7月、バンダルは欧米の仲間と協議した上で、アブドラ・ビン・アブドル・アジズ国王にモスクワ訪問を求め、国王は7月30日にウラジミル・プーチン大統領とモスクワで会っている。
http://www.al-monitor.com/pulse/politics/2013/08/saudi-russia-putin-bandar-meeting-syria-egypt.html#
その際に両者はバンダル長官のロシア訪問で合意、長官は秘密裏にモスクワへ入り、ロシア連邦軍参謀本部情報総局(GRU)のイゴール・セルグン長官と会談した。次いでプーチン大統領とも話し合っているのだが、そこでバンダル長官は次のようなことを言ったという。
来年、黒海のソチで開かれる冬季オリンピックを守ると保証できる。オリンピックの破壊活動をすると脅しているチェチェンのグループは自分たちのコントロール下にあり、自分たちとの調整なしにシリア領へは向かわない。
自分たちに協力しないと、サウジアラビアの指揮下にあるチェチェンのグループがソチ・オリンピックを攻撃すると脅しているように聞こえる。プーチンもそのように聞いたらしく、「ここ10年間、チェチェンのテロリスト・グループをあなたたちが支援していることを知っている」とプーチンは口にしたという。
このプーチンに対する脅しが逆効果になったようで、ロシアはシリアで強い姿勢に出る。その結果、イギリスやアメリカは直接的な軍事介入を止めてしまい、バンダル長官はイスラエルと頻繁に接触するようになった。
バンダル長官とプーチン大統領との話し合いが決裂したということは、チェチェンの勢力がソチ・オリンピックを攻撃するという脅しが生きているということに外ならない。シリアでの敗北をサウジアラビアやイスラエル/ネオコンはロシアへの直接的な攻撃で挽回しようとしているように見える。ということで、ボルゴグラードでの自爆攻撃とバンダル長官を結びつけて考える人が少なくないのだ。
反ロシアの動きにウクライナもリンクしている可能性は高い。最近、話題になっているのは9月からヨーロッパ・ユーラシア担当の国務次官補になったビクトリア・ヌランド。抗議活動の参加者にスナック菓子を配り、反政府行動を叱咤激励したのだ。このヌランドの夫はネオコン(親イスラエル派)の大物のひとり、ロバート・ケーガン。ウクライナで反政府活動を激励したジョン・マケイン上院議員もイスラエルの代弁者として有名な人物だ。
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