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株式日記と経済展望
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「次の事態」とは、中国による「尖閣上陸」と建造物「建設」だと見ている。
竹島問題への日本側の弱腰の姿勢を中国は冷静に見ている。
2013年12月4日 水曜日
◆次は「尖閣上陸」と建造物「建設」でどうする日本 2月4日 門田隆将
http://blogos.com/article/75081/
久しぶりに週明けを東京で過ごしている。12月最初の月曜日、いくつかの用事をこなすために東京にいたが、私は午後、ある台湾政府の官僚とお会いした。
久しぶりの再会だったが、話題は中国が設定した防空識別圏の問題に終始した。領土拡張への野心に添って、中国が、尖閣を含む東シナ海の広範囲な空域に「防空識別圏」を設定したことは、やはり台湾にも大きな衝撃を生んだという。
この台湾政府の官僚は、「日本は兆発に乗ってはいけませんよ」と、何度も繰り返した。なぜか、と聞くと「相手に最初の一発を撃たせることが彼らの狙いだからです」という。
「中国の挑発」というものに、日本以上に敏感なのは台湾だろう。氏によると、「中国軍機は台湾海峡の中間線を通り越して、兆発を繰り返しています。ここ数年、その回数が着実に増えている。当然、台湾からスクランブル(緊急発進)がかけられますが、彼らはどこ吹く風です。悠々と中国軍機は去っていくのです」。
台湾海峡は、大陸と台湾の間の海峡で、狭いところで100キロ、離れたところではおよそ180キロある。その中間線を中国軍機は、平気で通り越してくるというのである。
「これは、台湾軍機が撃ってくるのを待っているのです。もし、撃ってくれば、台湾軍機に不当に攻撃されたというのを口実に一気に反撃に出るつもりなのでしょう。彼らは自信満々ですから、撃つなら撃ってみろ、という態度なのです」。氏は、そう語る。
経済的な関係を強化し、今では、「台湾を事実上、経済的に傘下に収めた」中国が、あえて国際的な非難を浴びるような台湾への軍事侵攻をする可能性は少ない。それは、あくまで挑発だけなのだろう。
だが、日本も、すでに主に「海上で」中国による日常的な挑発を受けつづけている。今後は、台湾が受けているような空での挑発行為が延々と繰り返されるに違いない。日本は、これらにどう対処すればいいのだろうか。
「これから、東シナ海では長く緊張状態がつづくでしょう。中国は、台湾に対してと同じように日本側に“最初の一発”を撃たせるために、いろいろなことをやってくると予想されます。日本が警告射撃をすれば、中国側も同じように警告射撃をする。そんなことが繰り返された先に、どんなことが待っているのか、心配です」
私は、氏の話を聞きながら、中国側の「次の一手」に注目せざるを得なかった。今回の防空識別圏の設定に対して、アメリカの反発の大きさは、中国を驚かせただろう。尖閣が日米安保条約第5条の対象地域であり、この問題が、米中間の重要案件に持ち上がったことは間違いない。
報道によれば、中国共産党の機関紙『人民日報』の系列にある環球時報は、防空識別圏設定をめぐって、「戦闘のターゲットは、日本に絞るべきである」という社説を掲載したそうだ。
そして、その社説をめぐって、中国版ツイッターでは、「小日本に、中国にたてつくとどうなるかをわからせてやれ」「日本をターゲットに定めることに賛成だ。日本をやっつければ、韓国は自動的に“中国の犬”になる」という意見が出ているのだという。中国版ツイッターには、中国政府や中国人の本音が映し出されるので、実に興味深い。
私は、「次の事態」とは、中国による「尖閣上陸」と建造物「建設」だと見ている。竹島問題への日本側の弱腰の姿勢を中国は冷静に見ている。「建造物さえつくれば……」というのが本音だろう。中国にとって、怖いのはアメリカであって、日本ではない。
これから、中国はアメリカの出方をウォッチする時期がつづく。アメリカでの中国ロビーの活動がより活発化するだろう。以前のブログにも書いたように、「中国系アメリカ人」のアメリカ政府内の活動が注目される。
その中で、「いつ」「どのタイミング」で“尖閣上陸”と建造物“建設”がおこなわれるのか。そして、それは「闇夜に乗じて」なのか、それとも「堂々と力づく」なのか。
日本とアメリカは覚悟をもってこれに対処できるのだろうか。日本がその時、どんな行動に出るのか。それは、「戦後日本」そのものが“試される時”でもある。
(私のコメント)
中国による防空識別圏問題と特定秘密保護法案は関連した問題であり、日中関係の緊張の高まりは特定秘密保護法案成立の追い風になる。だから新聞テレビで特定秘密保護法案反対の大キャンペーンをしていますが、中国の強硬姿勢はいつ戦争に結びつくかもしれない問題だ。そして国会内の動きが中国に逐一報告されていたら外交交渉上拙い事になる。
今までも大臣に情報を上げると、特定の国に情報が筒抜けと言う事例がたくさんあった。防衛外交に関する情報を取り締まる法律がないからですが、「株式日記」では前からスパイ防止法案を訴えてきました。新聞テレビが騒いでいるのは、このようなスパイ行為が出来なくなるためであり、外交防衛に関する秘密が外国政府にもたらされるような事は防がなければなりません。
確かに拡大解釈されたり恣意的な秘密指定や情報公開が60年と言うのは長すぎる面もありますが、とりあえずは成立させて拙ければ修正させていけばいい。国会議員や霞が関の官僚にはスパイがたくさんいて情報が洩れっぱなしだ。これらの公務員を取り締まるのが特定秘密保護法案であり、大臣自ら特定の国に秘密を逐一報告するのは取り締まらなければならない。
中国との関係でも、緊張が高まればスパイ工作活動も活発になりますが、新聞やテレビが騒いでいるのは中国の工作員の扇動の結果だろう。NHKの「クローズアップ現代」は中国の防空識別圏の問題を一度も扱わないのは中国の工作員のせいなのだろう。その半面では中国への投資を煽る特集は何度も行ってきた。
尖閣問題では、中国の挑発行動はこれからも何年も続くのでしょうが、中国の挑発に乗ってはならない。その為にも政府部内の情報は中国に漏れないようにしなければなりません。民主党政権時代には首相や官房長官が中国に情報を逐一報告していたようですが、これでは首相や官房長官にも情報は上げられない。
せっかくアメリカから情報がもたらされても、それが中国に垂れ流されたのではアメリカも情報はくれなくなる。バイデン副大統領と安倍総理との会談内容も逐一中国に報告されていたなら中国は次の手を考えて外交が楽になる。日本はそれが今まではやりたい放題だったのだ。政治家の内輪話で言ったことが韓国や中国に新聞記者を通じてもたらされて、報道されていたりした。
中国との関係は戦前においては大陸内部での挑発が続いて日本は挑発に乗って大陸内部へと引きずり込まれてきましたが、最近では日中間の海上でそれが行われるようになった。飛行機や船による接触だからコントロールが効きますが、レーダー照射など仕掛けてくる。民間の漁船や航空機が近づいても追い払う事は可能であり、海上の国境警備は比較的楽だ。
中国において国境紛争は日常茶飯事の出来事であり、今でもインドやASEAN諸国や台湾とも揉めている。台湾では海峡での戦闘機同士の接触があるようですが、日本とも尖閣上空で繰り返されることになるだろう。有人戦闘機ならお互いに自制も効くのでしょうが、無人偵察機だと不測の事態も起こりうる。
このような領土問題は、竹島問題が始まりであり、日本は韓国がやりたい放題の事をしても放置してきた。今では建物のみならずヘリポートや港まで作られて一大要塞となってしまった。中国も尖閣でそれを狙っているのでしょうが、一夜にして建物が作られて領有を宣言されてしまうかもしれません。
南シナ海では中国によって無人島が占拠されて建物が作られてしまった。近づけば巡視船や航空機によって追い払われてしまう。尖閣の防空識別圏も既成事実づくりになりますが、中国の船や航空機が近づいてきたら辛抱強く追い返さなければなりません。その為には巡視船のみならず自衛隊の航空機や軍艦を大幅に増強しなければなりませんが、日中の緊張が高まればそれがしやすくなる。沖縄のオスプレイ反対運動も中国のスパイによるもので、国会周辺のデモも左翼団体には中国スパイから金が出ているのだろう。
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