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中国が初の防空識別圏 これまで能力不足で設定できなかった (NEWS ポストセブン) 
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/158.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 12 月 01 日 07:19:00: igsppGRN/E9PQ
 

中国が初の防空識別圏 これまで能力不足で設定できなかった
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131201-00000002-pseven-cn
NEWS ポストセブン 12月1日(日)7時5分配信


 日本では中国が設置を発表した防空識別圏(ADIZ)により、いまにも軍事衝突が起きるかのような騒ぎになっているが、中国のADIZ設定の狙いなどについて、中国問題に詳しいジャーナリスト、相馬勝氏が解説する。

 * * *

 まず、確認すべきは中国にとって、ADIZはこれが初めてだということだ。つまり、沖縄県尖閣諸島を含む東シナ海域の上空しか、中国のADIZはない。これは、領土が広大な中国にとって、極めて不自然だ。

 中国の国境線は合計2万2800キロに達し、4300キロの国境線を接するロシアを含めて16か国に達している。これは世界各国の中で、中国が最も多い。さらに、海岸線も約1万8000キロもあり、日本、台湾、韓国、北朝鮮や東南アジア諸国との海を隔てて接している。

 これだけの広大な国なのに、いままでADIZを設定していなかったのが不思議といえば不思議だ。

 これは、中国の軍隊が陸軍主体だったことが大きな理由の一つだろう。これまで中国にとって軍事的に脅威だったのは旧ソ連で、主に陸からの攻撃を防ぐことが中国の国防の主体だった。

 さらに、このほかの大きな理由として、中国が海軍や空軍を整備したのは1990年代からであり、空軍にいたってはほとんど皆無に等しく、ようやく21世紀に入ってから最新式の戦闘機を配備するようになったことがあげられる。それ以前は、ソ連製の旧式のミグが主力で、完全に時代遅れで、北朝鮮とほぼ変わらない状況だった。

 このため、中国軍が当時、ADIZを設定したとしても、肝心の空軍力がお粗末な状態だったため、他の国の戦闘機がADIZ内に入ってきても、ほとんど防ぐ術がなく、国際社会から蔑みの目で見られる可能性もあった。このため、ADIZを設定したくても、設定できなかったというのが実情だったのではないか。


 ところが、昨年来、中国側は尖閣諸島を「自国領」と強烈に主張したこともあって、空軍機を頻繁に尖閣諸島周辺に飛来させた。それによって、日本の空軍自衛隊が頻繁にスクランブルをかけたことで、中国の国民にもADIZの存在が広く知られることになり、中国軍も日本への対抗上、ADIZを設定せざるを得なくなったのだ。

 とはいえ、11月中旬まで中国共産党の重要な会議である3中総会が開催されていたため、軍トップの習近平主席ら最高指導部が忙しく、設置発表のタイミングが3中総会終了、1週間後の11月22日の夜になったというわけだ。
 
 しかも、設定した2時間後の23日午後には米軍機がADIZを悠々と飛行したにもかかわらず、中国側はスクランブルをかけられなかった。「中国軍は張り子の虎か」と中国の国防省の記者会見で、外人記者が揶揄しても、中国側は反論すらできなかったことから考えると、尖閣問題で、これだけ米軍が前面に出てくることを予想できなかったと言わざるを得ない。

 ただ、今後も同じようにスクランブルをかけられない状況を繰り返せば、中国側のメンツ丸つぶれになるため、危険を承知でスクランブルをかけることも考えられる。その際、飛行技量で劣る中国側が偶発的に戦闘状態を引き起こし、どちらかが撃墜されるとの不測の事態は警戒しなければならないだろう。


 

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コメント
 
01. 無段活用 2013年12月01日 09:50:12 : 2iUYbJALJ4TtU : ddGVSlWexS
>その際、飛行技量で劣る中国側が偶発的に戦闘状態を引き起こし、どちらかが
>撃墜されるとの不測の事態は警戒しなければならないだろう。

そして、その瞬間、中国は米国の交戦国となり、中国が購入した米国国債は紙く
ずとなり、中国幹部がせっせと米国に移転した資産は没収される…かも。

尤も、米国国務省は国内のエアラインに対しては、「米国は中国の防空圏を認め
ないが、中国がフライトプランが欲しいというのなら、出してやれよ。これはこれ、
それはそれ。」という方針らしい。

http://www.state.gov/r/pa/prs/ps/2013/11/218139.htm


02. 2013年12月01日 11:25:49 : pte3Zm0qvo
ま、とにかく、第三次世界大戦も視野に入れて置くべきだな?。もはや、現実逃避はやめようぜ。

03. 2013年12月01日 19:47:48 : lJYPtKJjRQ
数年前に海南島に接近した米軍機にはスクランブルをかけて衝突事故を起こしてるよね。

04. 2013年12月02日 17:01:10 : BDDFeQHT6I
今だって事前通告無しのすべての航空機にスクランブルをかけるなんて出来ないだろう、だから最初の米軍機には手も足も出なかった。

05. 2013年12月02日 20:35:04 : nJF6kGWndY

今後も、米軍は何かと存在意義をアピールしようとするだろうが

日本と違い、米国航空会社が中国に従属するのを認める米国政府を見れば、

オバマ政権が、今後、口では何を言っても、中国を刺戟する気はないのは明らかだろうな

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MX25XD6K50XU01.html

米航空会社に米政府が事前通告を勧告、中国の防空識別圏

  11月30日(ブルームバーグ):米国務省は米国の航空会社に対し、中国が東シナ海に設定した防空識別圏の通過について中国当局に事前通告すべきだと指摘した。ただ米軍は事前通告せずに日常の飛行を実施している。
国務省は29日遅くに発表した声明で、米航空会社は防空識別圏の飛行について中国側の要求に応じるべきだが、こうした勧告は中国による防空識別圏設定を米政府が認めることではないと釘を刺した。
同省は「上空通過の自由や他の国際法上合法的な領海・領空の利用は、繁栄と安定、安全保障の実現に不可欠だ」とし、防空識別圏に関する中国の主張をめぐる米国側の懸念をあらためて示した。
航空会社への勧告の数時間前に米国防総省当局者は、防空識別圏で中国当局への事前通告せずに米軍は日常の飛行を展開していることを明らかにしていた。
原題:U.S. Carriers Told by State to Heed China’s Air-DefenseZone (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:Washington David Lerman dlerman1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:John Walcott jwalcott9@bloomberg.net
更新日時: 2013/11/30 13:15 JST


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