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無人偵察機「グローバルホーク」
最新鋭機「グローバルホーク」前線投入も 無法・中国封じで監視強化
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20131130/plt1311301450002-n1.htm
2013.11.30 夕刊フジ
中国が沖縄県尖閣諸島の上空に防空識別圏を設定した問題で東アジア情勢に緊張が走っている。日米両政府は周辺空域の警戒監視を強めていく構えで、不測の事態に対応するために“隠密兵器”の前線投入も検討されている。2011年の東京電力福島第一原発事故でも活躍した無人偵察機「グローバルホーク」だ。国際社会のルールを無視する隣国の動きに、上空1万8000メートル超から監視の目を光らせる。「鷹の目」を持つ最新鋭機の実力は−。
「中国空軍は高度な警戒態勢を維持しており、脅威に応じて相応の措置を取り、防空上の安全を断固として守る」
中国空軍の申進科報道官(大佐)は28日、中国が設定した識別圏の正当性を強調した上で、自国の防空体制をアピールした。
すでに、中国版「早期警戒管制機(AWACS)」といわれる空警2000が、ロシア製のスホーイ30、殲撃11(J11)などの主力戦闘機とともに識別圏内の空域パトロールを実施しているとも発表。日米両政府に露骨な挑発を仕掛けてきている。
だが、中国の横暴をこのまま野放しにはできない。
「自衛隊は来年度、沖縄県・那覇基地に飛行警戒監視隊を発足させる。早期警戒機E2Cを数機常駐させ、中国機の尖閣上空侵犯の警戒監視にあたらせるつもりでいる」(防衛筋)
防衛省は、さらにE2Cの後継機の選定も終え、15年度予算で購入経費に盛り込む方針。警戒態勢は一層強化される見込みだ。
そんななか、米軍が視野に入れているのが、来春にも三沢基地(青森)に展開するRQ4グローバルホークだ。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「イラク戦争の時に本格的に実戦投入された最新鋭の無人偵察機だ。遠く離れた上空から獲物を正確に捉えることができる鷹の名が冠されている通り、正確に地上の目標を捕捉する。その性能を生かして、東電第一原発事故の時には、事故後の様子をモニターして復旧作業に貢献した」と解説する。
機首の下部に搭載されたカメラは、1キロメートル離れた位置からでも10円玉をはっきり確認できるほどの高解像度を誇る。最高1万9800メートルまで上昇し、そこから地上にある30センチ〜1メートル程度の物体をレーダーで識別することも可能だという。
米軍の無人機RQ1プレデターと違って攻撃能力はないが、飛行性能はずば抜けている。
「プロペラ型がメーンの無人機の中で、唯一ジェットエンジンを搭載している。そのため、30時間以上の航続飛行が可能で、5000キロメートル離れた場所まで移動して監視警戒活動を行うことができる」(世良氏)
対する中国は、グローバルホークを模倣したジェットエンジン搭載型の無人機を開発中とされるが、実戦投入にはほど遠い状況だ。
技術力で後れを取る中国を尻目に、航空自衛隊も15年度には、グローバルホークを導入する方針で、より効率的な警戒監視が可能になる。
無法国家の野望も、恐れるに足らず、だ。
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