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株式日記と経済展望
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防空識別圏は在日米軍が定めたものであり、竹島、北方領土は入っていない。
しかし尖閣は防空識別圏内であり、在日米軍は尖閣を日本領土として認めていた
2013年11月29日 金曜日
◆防空識別圏で中国外交が屈辱的大敗北 国際的に完全孤立、自衛隊機にも手出せず 11月28日 J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2013/11/28190332.html?p=all
国際社会を震撼させた中国の「防空識別圏」設置問題だが、発表から1週間を待たずして、早くも中国が「詰み」の状況に陥りつつある。日本、米国にやすやす圏内の通過を許したばかりか、肩を持ってくれる仲間も現れず、集まるのは各国からの反発ばかりだ。
あまりに不甲斐ない「習外交」に、中国国民からもため息が聞こえ始める。
「米国の軍用機の通過を許し、日本からもフライトプランの提出を拒絶されている。もはや防空識別圏は『張り子の虎(紙老虎)』と思われているのでは」
海外記者からの質問に、中国外務省の秦剛報道官は不快の色を隠さなかった。毛沢東の「名言」として知られる「すべての反動派は張り子の虎である」を、よりにもよってこんな形で持ち出されたからだ。秦報道官は、硬い口調でこう返すばかりだった。
「強調したいのは、中国政府には国家の主権と安全を守る決意と能力があるということだ。防空識別圏もまた、有効に『コントロール』されている」
張り子の虎――そんな屈辱的質問を、すっぱり否定できないのが中国の現状だ。この前日の2013年11月26日(日本時間)、米国の爆撃機B52は、中国が設定した防空識別圏を悠々と通過していた。事前通告なしに侵入すればスクランブル(緊急発進)をかける、とあれほど予告していた中国だが、実際にはスクランブルどころか接触もなし。
米国だけならともかく、28日には日本の自衛隊機も、この空域でこれまでどおりの警戒飛行を続けていることが明らかになった。航空会社に対し求めてきたフライトプランも、いったんはJALやANAなどから提出を取り付けたものの、現在は拒否されている。それでも、中国が直接行動に出る動きは見られない。元々専門家からは、「中国には航空機侵入をキャッチできる能力はない」と指摘されていたが、それを裏付けた格好だ。
米WP紙「中国の誤算」…国際社会の反応読めず
周辺国からの反発も強まっている。日本、米国はもちろんのこと、オーストラリアからまで、「緊張を高めるあらゆる行為に反対する」(ビショップ外相)と強い批判を向けられた。中国側も「関係ない」と突っぱねたものの、さらに再反論を受けるなど、思わぬところに「敵」を作った形に。「友好国」と見込んでいた韓国も反応は冷たく、中立を決め込む。台湾を味方に引き込もうともするが、現時点では明確な支持を得られていない。
海外メディアも連日、詳細な分析を掲載するが、ほとんどは中国に対し否定的だ。米ワシントン・ポストは28日、「中国の防空圏設置の動き、逆効果に」と題した記事で、「米国がすばやく日本の側についたのは、中国にとって誤算だった」との識者の見解を紹介、さらに今回の行動が、アジア諸国から中国が得つつあった信頼を後退させたと論じた。外交評論家の宮家邦彦氏も、28日放映の「朝ズバッ!」で、
「(海外からの批判が)わかっていたらこんなバカなことはしない」
「外交的に大失敗ですよ。世界中を相手にして孤立している」
と呆れたように切って捨てる。
中国では「笑えないジョーク」も…
一方、中国の世論はこうした「圧迫」にいっそう激しく沸騰している。中国紙・環球時報が26日に発表したネット調査の結果では、防空識別圏に外国機が「侵入」した場合、59.8%が「警告の上、実弾を撃ってやれ」と回答した。それだけに、米軍機などをみすみす「取り逃がした」ことには、
「米軍機が我が国の防空識別圏を飛んでいるというのに、なぜ戦闘機を飛ばしてそれを止められなかった? これは重大な職務怠慢ではないのか?」(北京在住の微博ユーザー)
などと憤る人々が少なくない。挙句の果てには、こんなジョークまで流行っているそうだ。
「B52をなぜ撃墜できなかったのか? 確かな筋からの情報だが、実は捕捉してミサイルも発射していたんだ。ところが、そこでB52のパイロットが、『中国の高官が米国に持っている預金のリストを、今からそちらに送信しようかと……』。言い終わらないうちに、ミサイルは方向転換しちゃったんだとさ」
(私のコメント)
外交防衛問題は、相手の挑発に乗った方が負けであり、しびれを切らして中国は尖閣に対して手を打ってきましたが、世界中から反発を食らって孤立してしまった。スクランブル能力すらないのに広大な面積の防空識別圏を設定したのは、それだけ日本やアメリカを舐めていたのだろう。
日本の防空識別圏は在日米軍が定めたものであり、領土問題に関わらないために竹島と北方領土は日本の防空識別圏には入っていない。しかし尖閣諸島は防空識別圏に入っていたという事は、在日米軍も尖閣には領土問題がないという事を認識していたからだ。中国はそこを突かれると弱いから、急遽尖閣上空を中国の防空識別圏に入れた。
在日米軍は、竹島や北方領土で領土紛争が起きても知らん顔が出来ますが、尖閣については防空識別圏に入っているから設定した在日米軍は逃げる事が出来ない。中国が定めた防空識別圏には在日米軍の訓練場も含まれているからアメリカは第三者でいられない。おそらく中国はアメリカを舐めていて、今回の問題については関与してこないと計算していたのかもしれない。
しかしアメリカは無通告でB52を飛ばしてきましたが、中国軍は何の反応も出来なかった。もともとスクランブル出来るようなレーダーシステムもなく、早期警戒機も数機しかなくて常時監視する事は無理だろう。中国のJ10やJ11と言った最新駅戦闘機も洋上の1000キロ彼方まで飛ばすパイロットの能力もあるのか疑問だ。
中国は日本に目標を定めていたから、少し脅せば言いなりになると計算していたのだろう。事実JALやANAなどの日本の航空会社は中国の言いなりになってフライトプランを中国に提出して思惑通りだった。日本政府は中国漁船の体当たり事件すら中国の慮って証拠の動画を公表しなかったくらいだから、自衛隊機も飛行を控えるだろうと計算していたのだろう。
しかし真っ先にアメリカがB52を飛ばしてきて、中国がスクランブル出来るような体制でない事がばらされてしまった。ちょうど沖縄の近海では日米の合同演習が行われていましたが、中国がどのように出て来るか監視していたのだろう。これは偶然ではなく航空自衛隊の現場の幹部たちは近いうちに中国が防空識別圏を設定する事を予想していた。
中国が今回のような強硬措置に踏み切ったのは、最近のオバマ大統領の弱気外交が背景にあり、オバマ大統領はシリア介入も断念した。イランに対する経済制裁も緩める方向になり、アメリカ軍は中東からもアジアからも引き揚げるという見方が中国にあるからだろう。アメリカ政府は台頭する中国軍のプレゼンスの増大に恐れを抱いて融和的な態度で来ると見ていた。
しかし公海上における自由な船の航行や航空機の飛行が、中国によって制限される事態は国際常識に反した行為であり、世界中から袋叩き似合うのは当然だ。中国は国際法を守らず強引に力の外交を推し進めようとしていますが、習近平は何を考えているのだろうか? 中国国内では爆弾テロが起き始めていますが、青島に於ける爆発事故もテロによるものかもしれない。
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