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[国際情報を読む/春名幹男] フィリピン台風支援で日米共同軍事訓練
http://ch.nicovideo.jp/nk-gendai/blomaga/ar395759
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2013/11/21 日刊ゲンダイ
タガログ語で「支え合い」を意味する「ダマヤン作戦」。台風30号の被災国フィリピンに対する支援作戦の名称である。
しかし、これは単なる人道支援ではない。将来の有事に備えた軍事訓練でもある。東日本大震災の「トモダチ作戦」では日米が「共同調整所」という名の合同司令部を設けた。今度はフィリピン前線での米軍と自衛隊の共同行動が焦点となる。中でも、米海兵隊のMV22輸送機オスプレイが注目されている。実は12日、オスプレイが海上自衛隊の大型護衛艦「いせ」に着艦する訓練が行われた。いせは事実上のヘリコプター空母。日本近海でオスプレイが海自艦艇に着艦したのはこれが初めてだ。
オスプレイには自衛隊の岩崎茂統合幕僚長ら幹部が搭乗。幕僚長らは翌13日もオスプレイで上空から被災地を視察した。米海兵隊は「日米の相互運用性を高め、高速輸送能力を示した」と評価した。災害出動でも有事の出動でも輸送能力が高いというのだ。
国民が安全性を不安視するオスプレイの効率性をこの機会に宣伝し、中国側には日米の軍事的一体化を示す狙いがある。
ダマヤン作戦には普天間飛行場に配備された24機のオスプレイのうち8機が投入されている。
自衛隊は、海外の災害では過去最大の1180人を派遣。米軍も地上部隊600人に海兵隊1000人、空母ジョージ・ワシントン機動部隊の6200人を合わせ計7800人を動員した。
1944年のレイテ沖海戦で旧日本海軍は戦艦「武蔵」を失った。だが69年後のいま、日米の部隊は災害支援を機に、南シナ海で軍事増強を図る中国を想定した共同訓練も行っている。
台風が通過した2日後の10日、普天間基地に所属する海兵隊がレイテ島に駆けつけた。さらにオスプレイへの給油も可能な輸送機KC130Jが到着した。
さらに、米空軍三沢基地から、P3Cオライオン2機を派遣した。通常、対潜哨戒機として使われているP3Cが被災者の探索・救援に使われるのは異例で、軍事訓練を想定しているのは明らかだ。
11年6月の日米安保協議委員会は、トモダチ作戦は「将来のあらゆる事態へのモデルとなる」と有事への応用を明らかにした。中国はダマヤン作戦も同じとみて情報収集のため監視するだろう。
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